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1円もなくなるまで頑張るな!

二代目・後継者は,真面目な人が多い(僕もそう)。
だから,親父さんから継いだ会社を潰してはいけないと最後まで頑張ってしまう。

街金から借りまくり,私財も投げ出し,
1円もなくなるまで頑張ってしまう。

でも,冷静に考えてください。
会社を破産させるのも,弁護士に頼んだりお金が結構かかるものなのです。
一銭もお金がないと,法的整理もできず,夜逃げしかなくなってしまいます。
夜逃げはダメです。ちゃんと再起することができないですから。。

お金がすってんてんになるまで頑張らない。
目安は,従業員に給与が払えるかどうかが,決断のタイミングです。
給料が払えなくなったら,もう再建は難しいでしょう。

給与が払えなくなるまで頑張らない。
いつ何時,そんな局面にぶち当たるかわかりません。
そんなとき,僕のこの言葉をぜひ思い出して欲しいと思います。

2003年11月21日
社長の掟 -今日の教訓- 5号
二条彪著

後継者は真面目な人が多い。

私も今の会社とプライベートで出会った方々を見てきてそう思います。
真面目とは、物事に対して真っ直ぐと取り組む姿勢です。
真面目な方は、第一印象がよく、周りを嫌な気持ちにはさせません。

一方で、真面目は頑固と紙一重でもあると思っています。

正しいことは意見を変えなかったり、
多少キツくても周りの人に弱音を吐かなかったり。

二条は「社長は孤独だ」と表現しますが、
真面目で頑固だから故、孤独なのかもしれません。

孤独から脱却するために、メンターなど
現状を吐き出せる相手を自分で見つける努力も
経営者にとっては必要なのかもしれません。


【独り言】
先月 富山で法事があり、お墓参りをしました。
何十年もお墓を替えていなかったので新装したそうなのですが、
なんと骨壷が40個以上確認できたそう。
江戸時代ぐらいまで遡るのでしょうか。それとも大家族だったとか。

お墓がきれいになると、
友人の新築の家に初めて伺う時のように、
新鮮な気持ちでお参りすることができました。

代々受け継いだものをすぐに手放すことは容易ではありませんが、
勇気を振り絞って新しくすると気持ちが良くなりますね。

お墓の買い替えは約50年が目安らしく、
骨壷が多くなったら、優しくお墓の底に撒いて、
数個だけ壺蔵に残すそうです。

あくまで富山の田舎の話なので、小耳程度のご参考に。

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