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あせるな,いつか君の時代が来る!その時やりたいことをノートに書き留めよ

いつになったら,親父の跡を継いで実権を握れるのだろうか?
親父もまだまだ元気だし,俺もやりたいことがあるのに・・・

と思い,できない憂さ晴らしか,自暴自棄になってしまう二代目・後継者かた
が少なくありません。

親父さんがうっとうしいという気持ちもわからなくはないですが,そのような
気持ちで跡を継いでも決してうまくはいきません。
親父さんが元気なうちに,親父さんの頭の中のノウハウをすべて吸収してしま
う,そんなしたたかさを持ちましょう。

親父さんという経営者を見て,学ぶところやまたあれだけはしたくないという
反面教師のようなところもあると思います。
そんなことや,また自分が社長になったら,やりたいことをノートに書きとめ
ていくということをぜひお勧めします。

書き留めればそれだけで自分の気持ちがすっきりします。
また,いざ実権を握ったとき,そのノートを読み返してください。
必ず,あなたのお役に立つはずです。

自暴自棄ではいけません。
その中でどうするか,社長になるならそんな環境のなかでの自分の行動を考え
るような主体性を持つように心がけましょう。

2003年12月1日
社長の掟 -今日の教訓- 10号
二条彪著

「自分であればこうするのに。」
「もっとこうやれるのに。」
私自身も、何度かそのように思った経験があります。

ただ、
「やっぱまだ経験が浅いし、この考えは浅いのか」
「どうせ決定権は父だし、そんなに考えても意味がないか」
などと思って、そっと胸にしまうこともありました。

会社をより良くしていこうと考えるが、
自分にまだ実権がないので行動ができず、
どんどん主体性が欠けていく。
事業承継として、あまりよろしくない循環ですね。

ノートに自分の思いや、先代から学んだことを記録することで、
「過去の自分は感情的で若かったなあ」
「親父(先代)であればこうやるはず」
「自分の次の代も同じこと考えているんだろうな」
など、立場転換するスキルや自然な主体性が身につくのだと思います。

今では、ノートに書くこと以外に、
アプリに記録する、ボイスメモにとる、動画に残すなど、
色々な方法があります。

ノートと鉛筆を買って「あー満足した!」となってしまわぬよう、
自分自身に合った方法で記録していきましょう。
そんな私は、買って満足してしまうタイプです。
ですので、アプリで書き留めています。

文章で考えをまとめることが苦手な方は、
AIに思っていることを話して、要約を書いてもらっても良いかもしれませんね。

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