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集中力とは?

体力と集中力があれば,大概のことは乗り切ることができる。
どこかで聞いた記憶のある言葉ですが,まさにその通り!と思うことがあります。
その意味では,社長が自分の健康に気をつけるということは,大変重要なことです。
なにしろ,心身ともに健康でなければ,選択肢を生み出すことはできません。

それでは,もう一つの集中力とは何でしょうか?
まさに,我を忘れて,「没我」して何かをすることです。
「没我」していると,感覚的に深く遠くに自分が入っていくことがわかります。
何かに迫っている感覚です。
この何かに迫っている状況の時に,いろいろなアイデアや発想が生まれるように思います。
それは,例えば完成させようとしていることとは別なことであったりします。
しかし,集中力というモードに頭を切り換えると,いままで見えなかったもの,気づかなかったものがわかるような気がしてなりません。

集中力はどうやって身につければいいのでしょうか。
これは,訓練しかないと思っています。
集中力がない人は,1分も続きません。
たばこを吸ったり,周囲と話し始めたり。
集中力がない人に,「それは止めろ!」と言ってもやめられるものではありません。

ではどうすればいいのか?
1分しか集中できなかった時間を,次は2分続くようにしていくのです。
そして3分,4分と飽きるまでの時間を少しずつ延ばしていく訓練しかないのです。

前の婦人服の会社の時,お客様用のダイレクトメールに宛名シールを貼るという作業があったのですが,集中力のない,ある社員はこの作業が30秒と続きません。
しかし,もっと集中しろとか根気を持てなどと言わずに,集中できる時間を1分,2分と伸ばし,伸びたら一息ついていいよと指導したら,なんと数時間にわたって集中して作業ができる人となりました。
周囲は,あの人は根気がない!と陰口を言われていた人なのに,です。

よい仕事をする上で,集中力は欠かせません。
ぜひ,集中力について,みんなで議論して集中時間を長くすることを検討されてはと思います。

2009年3月25日
社長の掟 -今日の教訓- 1256号
二条彪著

メルマガのテーマの通り、質の良い仕事をするために、
その道のプロとして集中力は必須だと考えています。

「集中力がないなー」と思う人はどのようにすれば良いのか。

集中する時間を少しづつ増やしていく方法は、
集中するのに慣れたいない方に実践してもらうには、
すごく良いかと思いました。

僕の憶測ですが、集中できることであったり、
パターンは自分自身知っているはずだと思います。

ある人は、タスクをギチギチに入れ込んでいれば集中できたり。
ある人は、落ち着いた音楽が流れていれば集中できたり。
ある人は、コーヒー1杯さえあれば集中できたり。

昔ですが、ある有名な漫画家の作業風景の特集動画を見ました。
その漫画家は15分~30分集中して漫画を描いて、
1分間の自由時間を挟んでいました。
その自由時間にプラモデルの作成など、仕事とは全く関係のない
自分の集中できる方法を編み出していて驚いたのが記憶にあります。

なるほど。
自分が集中できること(方法、場所、時間など)や、
自分が集中できないこと(方法、場所、時間など)
どちらも知ることも大切だと気づきました。

僕の場合、
①仕事をするときは1人になること
②カレンダーに細かく時間を分けて時間管理できていること
③仕事が終わった後に自分へ褒美をあげること
の3つが揃っていれば集中力が上がります。

特に、1人になれる環境は一番大切です。

まだ社会人になりたての頃、
「カフェやシェアオフィスのようなところで仕事をしよう!」
「シェアオフィス安いしかっけえ!」
と今では勘違いなことをしていましたが、
僕にとって集中できない空間だったようで、全く合いませんでした。

同じ空間で、色々な会話や音が聞こえてしまうと
「うわ、今何考えていたんだっけ。。忘れた。。」
「あー、隣の人のタイプ音、気になるなあ」
「…背後に人の気配がする。」
と気が散ること多く、1人で仕事したい!と思った時から、
なるべく1人の空間で仕事をしています。

また、時間管理を事前にしておくことも僕にとっては重要です。
前日の夜に、翌日の朝からすること、
1ヶ月後の予定まで組んでしっかりと時間を確保します。
物忘れも減りますし、目標に向かって仕事ができるので気が散ることがありません。

最後に、一つの仕事が終わったあと、
自分へ褒美を与えることは、僕の中ではキーポイントです。

終わりの "その先" が見えていると、
「もう少し頑張ろう!」という気持ちになったり、
「その後はこうしよう!」と次何をするか、
気持ちのスイッチを切り替えやすくなっていると感じています。

ツラツラと書いていくうちに、過去の経験を元に、
「気が散らない=集中できる」環境を作ってきていたのだなと思いました。

自分が集中できる方法は、年齢や時代によって変化していくものだと思います。
年齢を重ねていっても、集中力が持続できるよう、
自分の情報をアップデートしていこうと思いました。

どうしてもわからない。集中力がわからない。
という方は、周りの人にヘルプの意思表示をして、
集中力について語ってみると見つかるかも知れません。

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