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10万円足りない人間がなぜ10万円返せるのか?

借金をする人に対する理屈です。
お金が足りない!といっている人が,
なぜお金を返せるのか??
銀行から,融資を依頼する時,
このなぜお金を返せるのか?を具体的かつ実現可能な計画として
話ができなければ絶対にいけません。
この説明ができないということは,
返せるあてがないのに,借りようということで,
とても危険です。
親父さんの時代と,金融状況は激変しています。
「借金も財産のうち」などと前近代的なことは言わずに,
二代目・後継者は銀行とどう付き合っていくか,
新しいリレーションシップを築くことも求められているのです。

2003年11月20日
社長の掟 -今日の教訓- 4号
二条 彪 著

借金をするとはどのような状態なのでしょうか。

もともと設備投資にお金がかかり、維持するためにお金を借りたい。
新しい事業を展開するためにお金を借りたい。
自転車操業でどうすればわからないけどお金を借りたい。

内的要因、外的要因など様々だと思います。

私が思うお金を借りる際のスタンスで一番ダメなのが、
お金を借りて一時的に安心したいという気持ちが先行してしまっている場合です。
お金を借りる説明ができないということは、完全に感情が先行してしまっています。

父は「お金を借りるということは、未来の利益を先にもらうということ」と口酸っぱく言います。未来の利益を先にもらえたら、会社も自分も安心しますよね。
ただ、そのツケはいづれ未来にやってきます。
会社の借金は、会社の全員で背負うことになります。

もちろん、私はお金を借りることが悪いとは思いません。
お金が健康的にまわり、私たちの未来を豊かにすることもあるからです。
問題はお金の借り方、借りる際のスタンスだと思います。

今回のお金を借りることだけではありませんが、
自分の感情が先行してしまっている時は、
慌てず冷静に考えようと、そう思います。

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