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1年先までの資金繰りを把握しているか?

資金繰りを把握していないと何かと落ち着かないものです。
毎日毎日,何かふわふわしている感覚も,
この資金繰りをきちんと把握していないことに原因があるように思います。

僕は,会社をダメにしてしまった二代目ですが,
一つだけちゃんとやっていたことがあります。

それが資金繰りです。

エクセルで作って,一年以上先まで計算できるようにしていました。
資金繰りを社長がやるということは,つらいものです。
お金が余っている時は,楽しくもなりますが,
足らなくなれば胃も痛くなります。
いやなことと直面しなくてはいけなくなるわけです。

でも,社長として,というか,商人・事業家として,
資金繰りから逃げてはいけないと思います。
金が足りないという現実の厳しさに直面しなくてはいけなくなりますが,
この山を越えなくして一人前に社長にはなれない,と僕は思います。

2003年11月25日
社長の掟 -今日の教訓- 6号
二条彪 著

「資金繰りは頭の中に入っている」
「勉強が苦手で、全部人に任せている」
という経営者の方とたまに会うことがあります。

そのような方を見ると不安になります。

私は資金繰りは会社の検診のようなものだと考えています。

検診も結果の見方を知らなければ意味がありませんし、
検診を受けなければ状態が良いのか悪いのか判断もできません。
悪化しすぎた時に健康診断しても手遅れかもしれません。
常に気を配ることが大切です。

いくら自分が頭がよく、記憶力には自信がある!
数字が苦手で、他の人を信頼しているから大丈夫!と言う人こそ、
自分の手で数字触れて会社の数字を知ることは、経営において必要な手間だと思います。

まずは自分のいる会社から、生きている数字に触れていこうと思います。

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