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正直に話すことは信頼のサインとなる

信頼関係を作るにはどうすればよいでしょうか。

それは,自分だったらどんな人を信頼するか?を考えてみればよくわかります。あなたは,どんな人を信頼するでしょうか。

答えはいろいろあると思います。
多くの人の答えで共通するものは,隠し事をしない人,です。

この人は,何かを腹の中に持っている。
この人は,本音を言わない。
この人は,隠し事が多い。

このような人は,なかなか信頼するに足るとは思えません。

逆に,正直に話す人はどうでしょうか。
この人は表裏がない。
本音をきちんと話してくれる。
信頼できるから,自分も話してみよう!と思えるのではないでしょうか。

相手に正直に話すことは,信頼へのサインになります。
「あなたのことを信頼していますよ」と直接言うよりも,信頼を伝えることができます。それだけ,正直に話すことは大切なことなのです。

あなたは,正直に話していますか?
それとも本音を隠してコミュニケーションしていますか?

2009年4月8日
社長の掟 -今日の教訓- 1266号
二条彪著

何故正直に話せないのか
社会人になる20歳前半頃から、
相手と心から正直に話すタイミングが減ったように感じます。

それは、初めて会った人/または数回だけ会った人に対して、
自分を曝け出して正直に話すのは非常に勇気がいることだからです。
また、年を重ねるごとに言葉の責任の重さを感じることがあるから。

決して、「人間不信」「責任逃れ」と言うわけではありません。

自分の思っていることを話すのは恥ずかしい。
正直に話したところで、相手はこちらにベクトルが向くのか。
思っていることを言ったら傷つき、今後の関係が悪くならないか。

自然と自分のことばかり考えて、
失敗することは悪と思っていたのかもしれません。

そう考えた時点で、相手に対しての敬意や信頼がなく、
人がごった返している安い居酒屋でするような、
内容が空っぽな会話をしていたのかもしれません。

思春期である高校時代に一緒に過ごした友人の方が、
大学に過ごした友人より信頼できるとよく耳にします。
あくまで耳にするだけであり、正確な統計はないと思います。

平日は毎日同じクラスで同じ勉強をしたこと。
部活で一生懸命汗水を流したこと。
恋愛で嬉しかった、恥ずかしかった思い出も共有したこと。

頭で考えすぎることなく、相手に気を遣わなく、
本音で正直に話していたことが、
一緒に経験してきているからなのではないでしょうか。

一番自分がピュアであった時期を振り返ることが、
経営でのヒントになるかもしれないですね。

リアルで正直に語ること
僕はSNSなどで自分の私生活を細かく投稿している人に対して、
今っぽいですし、その継続する活力はどこから湧き出てくるのか、
すごいなあ、と尊敬してしまいます。

自分の私生活を細かく投稿している人は、
自己開示をしている正直者にも見えますが、
隠し事をしていない人とは限りません。

SNSは自分好みで作った世界を、自由にSNSへ投稿できるのですから。
なんでもそうですよね。
映画にしろ、面白い番組でも、毎日目を通す新聞でも、
何かしら発信者の意図があるのですから。

その点を踏まえた上で、
やはりリアルの人と正直に話すことで、
意思疎通ができていることを確認できたら、
信頼というものが生まれるのだと思います。

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