僕が小学生だった頃、父の講義を教室の後ろで聴き、
大人たちの見様見真似で、コミュニケーションの技法を学びました。
その時に初めて”相づち”を知りました。
確か小学4~5年生頃。
小学生の時に「うんうん」と”相づち”をすると先生や大人に褒められます。
褒められることが好きで、もっともっと大袈裟に”相づち”をみんなに振る舞っていた記憶があります。
会話をするときは、相手との距離、
会話の間を大切にして、相手の話を無理に遮らないことも心得えています。
相手が一番最後に発言したことに、会話の核が見えてくることも学びました。
そう、聴く姿勢や技法に関してはお腹いっぱいの状況でしたが、
初めてこの教訓を読み、話し手としての自分はどうなのだろうか、
と初めて話し手としての自分に焦点があたりました。
30代を過ぎて、失敗や成功/知識や経験を、
まだまだ浅いですが、積み重ねてきた気がします。
「あれ、なんか喋り過ぎちゃっているかな?」
という感覚も増えてきている気がします。歳を重ねるごとに。
知らない間に、相手の耳が閉じていたかもしれません。
聴き手と話し手、どちらの自分も理解することが大切です。
自分の口ばかりではなく、相手の耳にも気を配ります。