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腐ったりんごは即刻取り除く

会社には,どうしても自分の言うとおりに働いてくれない人がいるものです。
中小企業は,社長の意向を十分に汲んで組織が動かなければ,
たちまち業績は悪化してしまうものです。

二代目・後継者は,人に対して甘い人が多い!と思います。

かと思えば,血も涙なく人をバンバン辞めさせる二代目・後継者もいます。
どちらもいけません。経営者は「バランス」が大切なのです。
(ちなみに,僕は冷酷な社長だったと思います)

どちらが経営者として罪か,といえば,人間関係の悪化を恐れて,
事なかれ・くさいものに蓋をすることだと僕は思います。

和を重んじすぎて,いつまでも放置していてはいけません。
思い切った決断こそ求められているのです。

あなたの会社にとって何が大切なのか,今一度問い直してほしいと思います。

2003年11月17日
社長の掟 -今日の教訓- 2号
二条 彪 著

腐ったりんごは即刻取り除く。
問題を引き延ばして、放置するな。
まさにその通りです。

私も問題を引き延ばして放置して失敗した経験があります。

小学生の頃、給食で苦手な食べ物が出てきました。
本当に嫌でしたので、食べずに机の引き出しの奥の方に追いやって、
数ヶ月後腐った状態で見つけて、先生に怒られました。

腐らせてしまったので、捨てることしか方法がありませんでしたが、
苦手な食べ物を放置せず、もっと前から向き合っていれば、腐らせることはなかったと思います。

腐りそうなりんごも、早めに処置をして放置しなければ、
しっかりと丸く赤い、おいしいりんごのままでいられるかもしれません。

会社にとって今何が大切なのかを問い直して、
全てのモノ、ヒトと向き合う姿勢が後継社長として必要だと感じています。

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