見出し画像

先代の夢は何であったか?

後継者のみなさんは,何か夢があるでしょうか。
こんな会社にしたい!
実現できるかわからないけれども,夢や目標があることでしょう。

それでは,先代社長の夢は何だったでしょうか。
先代社長も同じ人間。
あなたと同じように,若かりし頃,夢を抱いていたに違いありません。

先代社長は,自分の夢を実現していると思いますか?
それを知るためには,まず先代の夢を知らなければなりません。
多くの場合,人は夢を実現できずに一生を終えてしまいます。
夢の実現ができた人は,まさにラッキーな人生であったと言えるでしょう。

先代社長も,夢を実現できていないかもしれません。
またいくつか夢は実現できているかもしれませんが,残りは未完に終わっているかもしれません。

後継者の仕事は,先代の夢を実現することです。
先代の夢は何であったか?思いをはせ,その夢を自分の代で実現できるよう精進するのです。

先代社長の夢を実現しようとすると後継者は自分自身の夢が未完で終わります。
後継者は,自分の夢は次の代に託すのです。
次世代の人間は,前世代の人たちができなかった,その遺志を継ぎ実行していくことが仕事なのです。
自分の代だけよければよい,自分だけ豊かであればよい,と思った時から継承はもろくも崩れていくのです。

先代の夢は何であったでしょうか。
それを知ることも,立派な後継者になるために,避けて通れない門なのです。義あるものになるのです。
あなたの会社では,いかがでしょうか。

2009年4月20日
社長の掟 -今日の教訓- 1274号
二条彪著

まず夢を描くこと
誰もが経験している、とは言えませんが、
20歳、まだまだ社会を知らなかった青臭い年頃に、
仲の良い友人と夢を語り合った経験はあるのではないでしょうか。

将来、こういう家を買うんだ。
こんな理想の彼女と結婚をするんだ。
世の中に影響を与えるような仕事をしたい。

僕は、そんな夢物語の話が好きです。
居酒屋でも愚痴やよくわからない下ネタより、酒のアテになります。

夢を描くとい言うことは、ある意味自分の中の究極の目標でもあります。
これを達成できれば人生に悔いがないというもの。

夢物語を語り合うには、自分も夢を描いていなければ話ができません。
自分が夢を持っていないと、相手の夢も理解ができません。
妄想力、想像力を膨らますことは、誰にも迷惑をかけません。

30歳半ばを過ぎそうな歳になると、夢を描く時間が取れなくなってきます。
それは"今"にフォーカスしすぎているからだと感じます。
もちろん今ガムシャラにやることをやる、のも全く悪くありません。
少し余白を持って、レンズの遠近を調整したいと思います。

先代の夢を想像してみる
先代に夢を聞くことは、いますぐ行動すれば簡単にできます。
ただ少しもったいない気がします。

「へえー、そうだったんだ」
で会話が終わってしまうのが予想できるからです。

そこで僕は、先代の夢を想像してから聞いてみようと思います。
自分の中での仮説であったり意見があることで、
より先代の夢を深掘りすることによって、遺志が継げるのではないか、
そんな気がしています。

ちなみに、僕の夢は、
ロッジで暖炉の前でセントバーナードとわしゃわしゃしながら、
好きな時にスノボーをして、好きな時にレコードかけて、
好きなビール片手に老後を迎えることです。
仕事は、いろいろな分野の経営者が先生である
小さな小学校とか運営できたら面白そうだなーとか。
幼いときに、どんな大人と接してきたかが、
将来の仕事や夢に、ものすごく影響しそうだなと感じているので。

では、そうなっているためには、今どうしたらいいのか。

どうやら自分でも、会社でもやることがたくさんあるようです。

=================================
2003年11月から20年以上続き、約3700号が刊行されている後継者・後継予定者向けメールマガジンです。気になる方は以下に登録フォームのリンクを載せますので見てみてください。

=================================

※ 社長の掟!−今日の教訓− に掲載されている内容の転載はご遠慮ください。
また転載を見かけたらご連絡ください。
※弊社のマネジメントスクールにご興味がある後継者/後継予定者、もしくは親族の方がいらっしゃいましたら、Webサイトよりご連絡ください。

いいなと思ったら応援しよう!