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いかに社員が気持ちよく業務に専念できる環境を作ることができるか。それも社長の仕事だ。

社長の仕事はたくさんあります。

想いを言葉にし,それを伝えていく。
具体的な作戦を考え実行させていく。
マーケティングプランを作り,顧客とのリレーションを作っていく。
資金繰りを把握し,経営を安定化させる。
自社を取り巻くリスクに対する防御をする
などなど,たくさんたくさんあります。

その中で,社員が働きやすい環境を作る,ということも社長の大きな仕事の一
つだと思います。

別に華美になる必要なありません。
でも,空調にしろ,照明しにしろ,音にしろ,働きやすく効率が上がる環境を
整えることはとても大切です。
いい環境であれば,社員は倍以上の働きをしてくれます。

いい人材も来てくれるようになります。
私の知り合いの社長も,東京の一等地に引越しをしたら,応募してくる人材の
質がすごく上がったと喜んでおりました。

儲けを同族で独り占めするだけでなく,そんな形で社員に還元していくことも
必要です。
そして,それができる会社がこれからは残っていくと思います。

2003年12月3日
社長の掟 -今日の教訓- 12号
二条彪著

社員が気持ちよく業務に専念できる環境を作ることができるか。

“業務に専念できる環境”というのがキーワードだと感じます。

上のメルマガに記載している空調や照明の明るさ、音は
程度にもよりますが、違和感があれば誰でも気になります。
それでは、業務に専念できません。

トイレや会社の応接間、お茶出しの食器や茶葉。
少しでも汚れていたりすると、お取引先との商談などで気になってしまいます。
それでは、業務に専念できません。

小さく細かいところから、相手(社員)の立場に立って
業務に専念できる環境とは何かを考えることが大前提です。

それから、社員の休日日数や、会社内の休憩場所、会社の場所など
他の会社との差異を考えることが
より魅力的な会社を作るための社長の仕事なのだと思います。

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東京の一等地に引越しをしたら,応募してくる人材の質がすごく上がった

では、質の良い社員とはどのような人のことを言うのでしょうか。

育ちがよく、言葉が綺麗で礼儀正しい社員。
仕事のいろはを教えなくても、自分で全てできてしまう社員。
会社を明るくするような会話や取り組みを率先できる社員。

見ているだけでも質が良さそうですね。
会社に入ってもらえれば辞めて欲しくない人材です。

ただ、どれだけ良い人材でも、入社してもすぐに辞めてしまう。
今は、このような社員が辞めていってしまうことが問題になっています。

先ほどの話につながりますが、
社員が気持ちよく業務に専念できる環境を作っていくことが、
良い社員を辞めさせないことにも繋がるのではと考えます。

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