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人になぜと問いかけず,自分に問いかけると解決のヒントが見える

いつも通っているスポーツジム。
日曜の午前中は,小さい子供たちのクラスもあって,賑やかです。

そんなプールサイドの子供たちの中にいた,あるお母さん。
自分の子供を叱っています。
「なんで,あんなことしたの?え?なんで?声が小さくて聞こえないわよ,え!!」
ずっと,なんでなんで?と子供に問いかけています。
しかし,子供の答えはモゴモゴして,当を得ません。

この親子と同じようなことを会社でもしている社長がいます。
「なんで失敗したんだ!」
「なんで,受注が取れなかったんだ!」
まるで,あのプールサイドのお母さんと同じです。

他人になぜ?と問いかけても,解決策は見えてきません。
自分がスッキリするだけです。

他人に問いかけず,自分を問いただしましょう。
「いま,何ができるか?」
「もう一つ,できることはないか?」
自分に問いかけることによって,現状を打破する解決策が見えてくるのです。

なんでなんで?と問いただす人は,あの子供のように,
小さい時ずっと親に言われてきたのかもしれません。
「なんで,あんたは!」
だから,自分も無意識に使ってしまう「自動フレーズ」になっているのかもしれません。

他人を問う前に自分で考える。
経営でも,業績を上げる「自動フレーズ」を使ってほしいと思います。

2009年3月26日
社長の掟 -今日の教訓- 1257号
二条彪著

“ 他人になぜ?と問いかけても,解決策は見えてきません。
自分がスッキリするだけです。”

相手に「なぜ〜なのか」と問いかけているのは、
相手に頭を使って考えてもらうフレーズだと思っていました。

確かに「なぜ〜なのか」を明確にさせて
自分がスッキリしたいだけなのかもしれません。

相手を思って使っている言葉でも、
無意識に自分にベクトルが向いてしまっていることは、
自分で気づいていないだけで多いのかもしれません。

普段から口にする口癖にも気をつけて、
他人を問う前に自分で考える「自動フレーズ」を使っていこうと思います。

もう一つ加えるとすれば、

「こういう人たちに迷惑をかける」
「周りにこういう負の影響を与えてしまう」
「これぐらいお金がかかってしまう」など

相手が失敗をしてしまった後
どのようなことが起きるのか、どのようなことが想定できるかを
知識と経験をもとに正しく伝えることが、
親や職場の上司など、一般的に立場が上の者が行なう最低限のことだと感じました。
立場が上の者ほど、感情的になるより冷静であることが大切なのかもしれません。

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