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娘としての見送るきもち

なんでもやっとくもんだな〜と思うこの頃

若い頃にやった接客が生きてくるよね
ブランクあるけど
時代も違うけど

ババアなりの人生経験と見た目の貫禄で
半人前とは思われないところもちょっと救い

先日の現場のこと

故人は80代のおばあちゃま
喪主は故人の息子
嫁いだしっかり者の姉アリ

たくさんの孫や親戚も出席して
みんなで写真をもちよったり
好物もってきたり
暖かい見送りの予感

遠縁もかけつけて
控室は賑やかに、、

打ち合わせで
席も焼香順も決めて
まもなく開式ってときに

「ねぇ、あの人だれ?」
と私に聞く姉
みると、さっきまで控室でしゃべってたお爺さん
「ご親戚、、、では?、、、」と濁すわたし
「そうなんだけど、だれ?」と強い口調で姉

いくら私でも親戚はわかりませんよ
なんつっても葬家さまには先ほどお会いしたばかりですってば
そのお爺さんどころか他の人もわかんねーよ
「・・・」

葬儀って
悲しみとか
しっかりしなきゃという思いとか
久しぶりの親戚との対面とか
慣れない段取りとかで結構テンパる方多い
突然怒り出すオッサンとかもいる、、、

今回は、ここで
「かーちゃん、この人がわかるわけねーじゃん」と姉の息子がツッコんでくれて
姉、我に返ってた
息子くんグッジョブ

モチのロンで「私がご関係、聞きましょうか?」と確認しましたさ
いいんです
聞きにくいことは私が聞きますって
それも仕事のうち

無事に遠い関係ってこともわかって
「ああ〇〇おじちゃん!!」となり
よかったよかった

その後も
たびたびテンパる姉さんにちょっとかき回されたけど、
それも娘として長女として
葬儀に携わりたいって思いなんだろうなぁ
そうやって気持ちに折り合いつけて
悲しみを乗り越えているだろうなぁ
と感じてました

故人様のご生涯にお祈り申し上げます

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