「この素晴らしき世界」東野幸治

目が死んでるでお馴染みの東野幸治さんの本読みました。

主にひどい話や悪口がとてもわかりやすく書かれていました。

でも悪口にもちゃんとそこまでの経過や意味が書いてあるので、それはもちろん東野さんのせいとかでもないので、ただそこにある悪口がすっと入ってくる感じでした。

実際会ったらきっと優しくてうんうんって話聞くのが上手で一人で帰り道に思い出して声だして笑ったりしてるんやろなぁ。

それぞれの『最近こんなことしてます。』の文章の長さとか内容がまたその人を表していて面白かった。

わたしは悪口とかきたない言葉とかがないきれいごとだけの事象がどうしても信用できなくて、そんなことないだろって裏の裏まで疑いまくるめんどくさい性格なんです。

だからってほら悪口とかきたない言葉もあってこれが人間らしさやん素晴らしいやんみんなって美化されるのもなんか嫌なんです。
ほんとめんどくさいです自分。

きれいなものをより美化したり、きたないものを必要以上にけなしたり、正しいことを正しいだろ!て大声で言ったり。

別にそこから良くも悪くもなっていいんですよ。

その時点のその部分が現実どおり、リアルになってないとイライラしてしまう。

なんなんでしょうね。

そういう私ですけどちょうどいい世界観世界線の本だなぁと思いました。

世の中こんなめんどくさい私ばっかりじゃないので、ちょっと芸人さん好きな人だったら楽しく読めます。

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