おなじ現実がちがって見える話

こんちくは、マリエです。
コミュニケーションサポーターやってます

きょうは、『おなじ現実でも、人によってこんなに違うよね』という話をします。

わたしをどう捉えるかは、あなた次第

たとえば、わたしの話をします。わたしのスペックは以下のとおりです。

・30代シングルマザー
・東京生まれ東京そだち
・縁もゆかりもない地方に移住

こんな条件の人間が突然現れて、(その他無数にある詳細は省きますが)その地域の方からしたらどんな印象をもつでしょうか。
もちろん受け取り方は人それぞれですが、よくある例を３つ挙げます。

パターン１：つよつよなヤツきたな。
パターン２：頭やべぇやつきたな。
パターン３：きっと困ってるから助けてあげなきゃ。

ちょっと極端かもしれませんが、受け取り方を分類するとこんな印象になるのではないかと思います。とくにパターン１と３は真逆だと思いませんか。これは本当に不思議な現象だと思います。

人は自分の主観から抜けられない

わたしは妄想大好き人間なので、それぞれのパターンを具体的に妄想してみます。まずはパターン１から。

パターン１：つよつよなヤツきたな。
シングルマザーで？身寄りのない地域に？移住したくてきた？バキバキやん。なんも心配いらんやん。めっちゃおもろいやん。なんかあったら助けてやろか。

解説）わたしの行動を『バキバキのつよつよだな』と捉える方。イメージでいうとドラゴンボールのサイヤ人になった悟空。わたしのことを「たくましい」などの印象でおもしろがってみてくださる。困ったときは率先して助けてくださる系。

パターン２：頭やべぇやつきたな。
ちょっと突飛やろ。要注意人物かもしれん。まずは様子見しよう。何か接点があればかかわってみよう。悪いやつじゃなければ仲良くなってやってもいいな。

解説）ザ・様子見の方。おおよその場合、よそ者に対する正常な反応ではないかと思う。『あぶないやつではない』とわかると仲良くしてくださり意気投合しちゃったりする。

パターン３：きっと困ってるから助けてあげなきゃ。
シングルマザーで不慣れなところにきて、きっと困ってるだろう。東京での暮らしが大変だったんだろうな。ゆっくりと田舎で暮らしたいんだろう。何かできることはないかな。助けてあげなきゃ。

解説）きっと心が優しい方なんでしょう。といいつつ、これをひねくれて考えると『弱者を探してる』人なんじゃないかと思う。あまりにも考えが浅すぎる。←

そもそも、弱弱な人は身寄りのない地域に幼児を連れて移住しない。(偏見
おそらくわたしのような移住例は、頭がバグってるまたはタフネスな人間じゃないとなかなかやらないんじゃないかと思う。

ただし、条件的にはわかりやすく
女こども、比較的若め(地方では)、身寄りなし
などが揃っているため『弱者だあ♡♡♡』と弱者狩りに遭いやすい(弱者狩りとは

みんなちがってみんないいけど、己を疑え

今回わたしはひねくれ目線で書いてますが、わたしって昔からすごーーーくわかりやすい社会的弱者の条件がそろってるんですね。

そんなわたしに対して、『つよつよやん』と捉える人と、『弱弱でかわいそう助けなきゃ』と捉える人が二分されて、その現象を眺める側として思うところを述べます。

「◯◯してあげたい」「◯◯しなきゃ」という気持ちは概ね偽物です。本当は、「◯◯したい」もしくは「◯◯してほしい」という自分の気持ちが隠れてると思います。

今回のパターン3「助けてあげなきゃ」の例も、本当の気持ちは「相手を助けたい」よりも、『自分が役に立ちたい、立てる場がほしい』『感謝してほしい』『有用感がほしい』なんじゃねぇかなって(突然の乱暴な口調
(まさに弱者はそういった欲望や願望の対象になりやすいんちゃうか

こんなこと書いたら人の善意を無碍にするなと思われそうだが、人の善意ほど怖いものはないとも思うのよ。偏った正義感ほど暴挙を生むじゃない？

なにを言いたいかというと、どんな現象も感情も『本当の自分はどうしたいんだろう』と疑って向きえば、出てくる言葉や目の前の認識が変わるんじゃないかな、と。

自分という小さな存在のなかで出てくる考えや感情なんて、圧倒的に偏ってるわけです。だからこそ、疑って軌道修正しないと無自覚のうちにずっしりと偏見が身についてることもあり得ます。(だから、わたしは常に脳のなかをまわりの人にアウトプットして一緒に疑ってもらっています)

脳みその出し先が見当たらない方は、どうぞCommuComの面談をご活用ください。脳みそ整理になると思います。おかげさまで私はつよつよですが、ひきつづきお友だちのみなさんこれからも盛大に助けてやってください(真顔