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Spectrum Tokyo Festival 2023 の参加前や会場での体験がよかった話

株式会社ゆめみでiOSアプリエンジニアをしているみはるんです。

2023年12月2日〜3日(土・日)に東京(六本木グランドタワー DMM.com)で開催された、「Spectrum Tokyo Festival 2023」に参加してきました。

普段はエンジニア系のイベント、カンファレンスに参加しているので、デザイン系のイベント、カンファレンスに来ると、「デザイン系のイベントに来たな…!」と圧倒されます😲

ということで、この記事では、このイベントの参加前や会場での体験を書いていきます。

参加前

イベントの開催日が近づくにつれ、メールの案内が届き、気分が盛り上がっていきました🥳

盛り上がっていくメールタイトル

イベント前日のメールには、Notionで作られたポータルサイトへのリンクがあり、以下のような記述が。

グッズは先着順で2点まで

私の中ではポーチが気になり、これはグッズのためにも早く行かねばと意欲が湧きました。

さらにダメ押しで、数量限定のカレーは整理券が配布されるとのことで、これまた早めに行かねばとなりました。

カレーは整理券

ところで、メールに載せきれない当日の案内を、ウェブサイトとはまた別のポータルサイトを作ってまとめているスタイルを、初めて体験したのですが、当日の自分に必要な情報が必要十分にまとまっている印象で、すごくよかったです。活用しました。

会場

上述のとおり、会場に着く前から満足度高くなってました。

このイベントでは、「Open / Icebreak Coffee」という時間が10時から10時45分まで確保されており、45分から15分間の主催者によるイントロを挟んで、11時からトーク開始というタイムスケジュールでした。
最初から満喫したかったので、私がビルに到着したのは、10時15分頃と割と早めの時間でした。

受付がまったく混まない

タワーのロビーから会場のある階まで上がり、受付をしました。受付は電子チケットについているQRコードを読み取るだけで、とてもスムーズに入場できました。
受付の後は、クロークで上着を預け、さらに先へ進みます。

薄暗いところに入ったかと思うと、リラックスできそうな音が流れる、緑に溢れ、キラキラする動物が壁を走っているエリアに入り、思わず写真、というか動画回しながら入場。

会場までの道

ポータルサイトにさらっと「ジャングルゾーン」とあったのはこれか…とあとから納得。

「ジャングルゾーン」…?

ジャングルゾーンを抜けると、会場の明かりが見えてきました。

ジャングルゾーンを抜ける

参加者パスがずらり。アルファベット順に並んでいるので、当たりをつけて、自ら自分のパスを探します。

なお、事前に参加者パスに表示する名前を登録する機会があり、このイベントはグローバルなイベントなため、アルファベットでの表記が推奨されていました。

参加者パスが並ぶ
自分のめっけ

周囲には、スタッフの方が1人2人立って、参加者パスの入手を促す程度で、リラックスした雰囲気が漂っていました。

こういったイベントは、得てして受付で混雑して行列ができるものですが、その原因となる要素が極力排除されているのを感じました。

私がこれまでに経験した受付の混雑要素は以下のようなものです。

  • QRコード等がなく、口頭で氏名を伝え、スタッフの方が目視でリストから検索し、チェックを入れる。

  • 参加者パスにもともと記名がなく、用意された机で自らペンで氏名を記入する。

  • 参加者パスにもともと記名があり、スタッフが参加者パスを探し出して、参加者に手渡す。

  • 受付でノベルティを同時に渡す。

  • 開場からイベント開始までの時間が30分以下。

このイベントでは、上記の要素がすべて排除されていて、受付を通ったことすら忘れかけました。

心ゆくまでノベルティグッズを吟味できる

参加者パスの机の窓側にはイベントキャラクターのパネルがありました(かわいい)。

キャラクターによる出迎え

楽しみにしていたランチカレー整理券を無事ゲット。何かを受け取る系のものが、この会場入り口付近にまとまっていたので、わかりやすかったです。

ランチカレー整理券

L字型の机を回り込むとこのような様子でした。

受け取る系

お次はこれまた楽しみにしていたグッズ。

グッズを選んでいます

たくさんの種類のグッズが並んでいます。
手前から、私が欲しかったポーチ、ペン、ノート、エナメルピンバッジ、ハンドタオル…。

たくさんの種類のグッズ

…ボトル、Tシャツ、キャップ。

たくさんの種類のグッズその2

ハンドタオルは肌触りも確認できました😉

キャラ付きのハンドタオル
ピンバッジ
シール
キャラクターにもいろんな種類がいる

意外にもグッズは争奪戦という感じではなく、じっくり吟味して選ぶことができました。
「全部もらう」ではなく「2点選ぶ」のも珍しいですよね。

私は欲しかったポーチと、肌触りとキャラのワンポイントに惚れたハンドタオルを手に入れました!

選んだグッズ2点

早めに来てもリラックスできる仕掛け

グッズを選んだあとのスペースには、参加者同士が交流できるようなテーブルや、一人で過ごせる窓際のカウンター席があり、テーブルにはコーヒーも用意されていました。
開場後すぐに行ったとして、「トークが始まるまで暇でどうするの?」となっても、コーヒーがあれば大丈夫です。

コーヒー

その先にはグローバルステージが広がります。
この座席で思い思いに好きなことをしながらトークの開始を待つ参加者もいました。

グローバルステージ

グローバルステージを右に折れると、スポンサー企業によるブース展示がありました。これらは、トーク開始に先立ち、開場時から立ち寄り可能で、比較的空いてるのをいいことにブース運営の方と長めに話したりできました(中間さんありがとうございました!)。

スポンサー企業によるブース展示

音響や同時通訳の様子

このイベントは日本語トークだけではなく、英語トークもあり、そのとき相互に同時通訳が入ります。

デザインの多様性を学ぶ最も手っ取り早い方法、それは異文化コミュニケーション。今回も片方のステージをGlobal Stageと名付け、外国の方もスピーカーに迎え、国際的な場にしています。きっと違う環境・違う視点を持つ同士の対話は何かしらの発見や気づきを生み出すはずです。

https://fest2023.spctrm.design
音響や同時通訳

随所にいるキャラクターがイベントの空気感を作ってくれている気がしました。

同時通訳のボックス

同時翻訳機は箱に揃えられており、横5、縦8の箱が2箱なので、合計80台用意されていました。
必要な場合に、この同時翻訳機を借りることができます。

同時翻訳機が箱に揃う

英語によるトークの前に、同時翻訳機を入手しました。
リスニング力がないのが残念ですが、無理せず、トークの内容を理解できる手段を優先しました。

ちらちら残数を見ていましたが、残数には案外余裕がありそうでした。

同時翻訳機のアップ
トーク

1日目は、同時翻訳機は入り口に近いところに置いてあったのですが、2日目にはグローバルステージの後方に移動されていました。
ニーズのあるところの近くにあって便利になりました!また返却するカゴも隣にあり、わかりやすくなりました。日々改善されるのがすごいです。

グローバルステージ後方に置かれた同時翻訳機

さらに、帰り口の手前に同時翻訳機返却カゴが設置されていました。

帰り口手前の同時翻訳機の返却カゴ

イントロダクションでのイベントの雰囲気作り

主催の三瓶さんによるイントロダクションが始まりました。日本語と英語交互に話しながら、このイベント(フェスと呼ばれている)の心得が伝えられました。

🤪

ランチカレーの運営が日々改善された

お昼になったので、ランチカレーの列に並びました。
1日目では、並ぶ時点ではチケットを確認されず、カレーを受け取るときに、自分でほぼ勝手に箱に入れていくスタイルで、若干心配になりました。

受け取り時刻は整理券に指定されているものの、それでもカレーの温めに時間が必要だったようで、結構行列ができていました。

ランチカレー
カレーメニュー
温め

ホロホロカレーが初めて経験する類のカレーで面白かったです!

ワイズカリーのホロホロチキンカレー

2日目のカレーはまた別のお店のカレーでした。
2日目は昨日よりも運営が改善されていて、並ぶ時点で、整理券をスタッフにより確認・回収されました。整理券の役割が確実に機能しているようでした。
カレーの配膳側で整理券を気にする必要がなくなり、動線がスムーズになったように思いました。

こうしたおそらく些細なことでも、2日目には改善されている運営の仕組みやコミュニケーションがすごいなと思いました。

2日目のカレーの配膳の様子
2日目のカレーの配膳の様子
盛り盛りのカレー!

イベントの一体感の醸成

このイベントの雰囲気が会場のデザインによって作られているように感じました。

例えば、随所にあるイベントキャラクターがとてもいい雰囲気を作っていました。

このイベントのキャラクターの名前は、デザインの深淵を覗き見るという由来で「シンエン」くんと名付けられているそうです。

いろんなシンエンくん

画像が再掲になるものもありますが、会場内のシンエンくんやデザインを見ていきます。

まずは会場入り口。
イベントのタイトルロゴとシンエンくんが大きく立っています。また、隣にもシンエンくんと、シンエンくんをあしらったボックス型のものがあります。

入り口のデザイン

ステージの周りには贅沢にシンエンくんが積み上げられていました。

グローバルステージはこういった感じ。

グローバルステージのデザイン

ローカルステージはこういった感じです。

ローカルステージのデザイン

AMA(Ask Me Anything)の工夫

各トークのあとは登壇者に質問したり、感想を伝えたりできるAMAの時間がありました。

AMAの場所は、別のエリアに移動するのではなく、ステージのすぐ隣で行われれ、登壇者・来場者ともに向かいやすいところでした。

ステージごとのタイムラインとして、トーク→AMA→次のトーク、となっており、AMAと次のトークの時間帯が被らないようになっており、「次のトークも聴きたいからAMA行けない〜!」なんてことがありませんでした。

また、英語堪能なスタッフの方が必ず同席しており、英語がうまく話せなくてもぜひ質問しに来てくださいというナイスな仕組みでした。

私は通訳にありがたくお世話になったのですが、基本的にみなさん英語が話せる方ばかりで、話せるのが当たり前なんだな...!となりました。
(語学がんばろう...💪)

AMAの様子

SNSへの導線

タイムラインのチェックにしばしばウェブサイトを訪問していたのですが、ウェブサイト上にハッシュタグが常にフロートで浮かんでいる実装になっており、めちゃくちゃSNSへ飛びやすかったです。

左上にハッシュタグが常に浮かんでいる

まとめ

書き足りないところもありますが、このイベントの体験で感動したところをつらつらと書いてみました。
トークがいちばんの目的ではありますが、そのトークの場を盛り上げたり、妨げを排除したりする工夫にたくさん感心させられました。

運営の方々、本当にありがとうございました😊!

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