自作曲解説その1[〜1st(2022-2024)]

まずこの記事を開いてくださってありがとうございます. 誰に向けて書いているというわけではないのですが, なんでこんな文章読もうと思ったんですかね? 俺のファンですか? そうであれ!

さて, 自分が今まで作って投稿した曲についてくっちゃらべっちゃら書こうと思います. 仕方ないね, 俺は俺が作った曲好きだし俺はオタクだしオタクは自分の好きなものについて語りたがる生き物なので. 誰かしらの何かしらの参考になったりならなかったりしたらいいなぁと思っています. どんな曲作ってたっけ? となったとき用の自分向けメモとしても役に立て. 立つんだクララ!

この記事を書いている時点(2023/1/26)でちょうどDTM始めて1年くらいになりそうなのでその振り返りも兼ねることとします. 後付けです.

前提

私の紹介
音楽が好きなオタクです.

私の作曲の手順
・あらかじめボイスメモに録音しておいたストックの中から作りたい曲に近いものを探します. なければ降ってくるまで祈ります.
・素材(AメロBメロサビ間奏とか)をくっつけはっつけしてそれっぽい構造を作ります. ここを最重要視してるかもしれない.
・頭の中のイメージを再現するつもりでmusescoreに打ち込んでいきます. コレジャナイ感があらかた消えるまで頑張ります.
・大体完成というところまで肉付けしていきます. 核となるものは直感や霊感によってもたらされたものだけど, そいつらを繋ぎ合わせるのは理性や音楽理論といったものになります.
・聴きながらいいね! とニヤニヤできるようになったらmidiをエクスポートしてlogic proに食わせます.
・イメージ通りになるように修正します. 気になったところを全部親の仇のように叩きます.
・MIXします. 気になったところを全部モグラ叩きのように潰します.
・聴きながらいいね! とニヤニヤできるようになったら完成!

おすすめの参考文献
音楽は結構長いこと独学していますが, 個人的に最推しなのがSoundQuestです. 学術的かつ中立的な立場をとっていて, それでいてわかりやすく配慮に満ちている. 非常にありがたいことに無料だし, 何より音楽への愛と先人への尊敬に溢れている! 回し者じゃないよ. 音楽を志す人間なら序論は必見だと思っています.

コードの記法について
多分SoundQuestを見てもらえばわかるであろう記号を使っているとは思うんですが, 私はいろいろ適当な人間なので. とりあえず気がついた範囲で, 自分が使っている記号の意味を羅列していこうと思います. なお, ドレミファソラシを階名ではなく音名として用います.
dim: ディミニッシュ(3和音) Cdimはドミbソb
aug: オーグメント(3和音) Caugはドミソ#
o: ディミニッシュセブンス Co はドミbソbシbb
φ: ハーフディミニッシュセブンス Cφはドミbソbシb
手書きの場合, mを-, augを+と書くことがあるかもしれません.
テンションコードは基本的に7thの音が存在する時に()内に表記することにしています. 変位ぶんを+-で表現する派です.
/はスラッシュ(分数)コードの意味で使います. C/EはベースがミのCメジャーコードです. ポリコードは|を使うか, 何かそれとわかるよう明記して表現すると思います.

今まで作った曲(随時更新予定!)

(投稿を始める前に作ってた曲のカケラ達がたっくさんあるけど全部メモリの彼方に沈んていきました. 合掌…)

架空のゲームのためのbgm

港(2022/3/1投稿)
海辺の街(2022/3/7)
雨の都(2022/4/1)
おみせ(2022/7/1)
波打ち際(2022/7/31)
駅(2022/8/29)
(一時休止中)

インスト

ファミ○ーマー○の主題によるメヌエット(2022/8/30)
まよなかのメヌエット(2023/2/1)
(現在作成中)

歌もの

やさしいせかい(2023/1/14)
drftgy(2023/3/1)
チラ裏ファンタジア(2023/4/27)
ぽるたぁ(2023/9/4)
げんがぁ(2023/11/11)
colorless green ideas(無色透名祭II(2023/11/2~5)参加曲)
ぬるっぽい(アルバム収録曲)
(現在作成中)

架空のゲームについて

何かしらの設定を作るのが好きなオタクなんですが, この架空のゲームについても然り. 港とおみせ, 海辺の街と波打ち際, 雨の都と駅はそれぞれ同じゲームであるという設定で作っていました. ゲーム1は「かつて栄えた古代文明の遺したアイテムを集めると, 文明の長が復活しなんでも願いを叶えてくれる(ドラゴンボール的な)という言い伝えを研究する学生が主人公の探索ゲーム」で, その舞台の一部として件の港やお店があるという感じです. ちなみに港の動画説明欄にあるように人の訪れが減っているような寂しい地域です. わりかし明るくてわかりやすくて楽しそうなゲームだと思います. 作ってみてええ〜! ゲーム2は「人類滅亡後の地球でかつて人間が作ったオブジェクトたちが動き出し(ナイトミュージアム的な)天下一を決める格ゲー」でタイトルは「モアイvsマーライオン」. 曲は闘技場となったシンガポールとイースター島をイメージしています. キャラクターにはモアイやマーライオンの他, 自由の女神やスフィンクス, 遮光器土偶, ストーンヘンジなどがいると想像しています. 間違いなくクソゲー. ゲーム3は「トンネルを抜けた先の異世界に迷い込んだ主人公がそこで出会った人々との交流を通してウンタラカンタラする(千と千尋の神隠し的な)雰囲気ゲー」のつもりです. 奇妙な世界なのでひょんなことですぐゲームオーバーになる大変なゲームだと思います. 関連するイラストもバシバシ作りてえなあ〜と思い続けてnカ月が経とうとしているこの頃…

いらん前置きが長くなりましたがゲーム音楽ってゲームありきなので, そこを踏まえて聴いてくれるとめちゃくちゃ嬉しいです.

6曲については以上の設定をあらかじめ決めておいた上で, 事前にジャンルと作曲技術向上のためのテーマを設けて, ストックの中から厳選に厳選を重ねて作り始めました(思わぬ壁に当たって若干の変更を余儀なくされましたが…). ジャンルは全部, 好きだけどちゃんと作ったことはないものを据えています.

ジャンルはジャズ. 技術向上のテーマは「ボイシングを頑張る!」. リファレンス曲はラベルンタウンとWaltz for Debby. ラベルンタウンはペーパーマリオスーパーシールのメイン拠点となる場所で, 小綺麗な雰囲気の港町です. AA'BB'の構成はこの曲と全く同じですね. 印象的なトランペットのリフっぽいものがほとんどそのままピアノで入ってるところがあったりなかったりします. Waltz for DebbyはBill Evans Trioの同名のアルバムの曲から, メロディやコードワークというよりはサウンド感を真似するつもりでパクりました. Waltz for Debbyがちゃんとワルツな部分がちょっとしかないのでこの曲ではもしWaltz for Debbyがずっと3拍子を維持したらというつもりでやっています. 6割くらい嘘です. ジャズっぽい曲は好きですがちゃんとしたジャズはBill EvansとMiles DavisとJohn Coltraneしか知らないので推しがいたら教えてください. 編成はピアノ, サックス, ベース, ドラム. 原形となるイントロのリフは多分中学生のときに弾いてて気に入ったやつ, メロディは多分高校生のときに弾いてて気に入ったやつで, デモの段階では進行が全然イカしてなかったのであらかた打ち込み終わった時は「成長してるじゃ〜ん」とテンション上がりました. 最初に完成した本格的な曲がこいつでよかったな〜と思ったり思わなかったり思ったりしています. 個人的な聴きどころは2周目の躍動するベースラインだと思っています. 2周目入ってすぐの和声も推しポイントです. 天才的なリハモと秀逸なボイシングが出来たとぴょんぴょん跳ねて喜んだ覚えがあります. 初めてのDTMということでなのか, 謎の逆張り精神からか「人間らしいリアルな演奏を目指そう!」となり, ベロシティやタイミングやテンポの調整を頑張ったことを腰の痛みと共に記憶しています. なんだかんだこの曲が自分が作った中では一番好きかも. 画像は地元の港町の写真を必死で収集して必死で想像しながら描きました.

港のコード進行 あくまで基本系

ここでのコードは曲を作っているときの気持ちを表したものであり, 実際に鳴っている音を必ずしも反映したものではないということにご注意ください.

海辺の街

ジャンルはチップチューン. 技術向上のテーマは「少ない声部で頑張る!」. リファレンス曲はナギサシティ. ナギサシティはポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナの終盤の街で, 海と日差しに囲まれていてソーラーパネルが敷き詰められているようなモダーンなシティでございます. メジャーの形を保ったままベースが半音ずつ下がっていく冒頭の進行が気に入ってずっとこねこねしていたらナギサシティにメロディが似ている気がしてきて, 同じく港町であるシンガポール風の音楽を担当してもらうことに決めました. サウンドについてはフリープラグインのFAMISYNTH-IIを使わせていただいております. 感謝! 8bit風の曲にするためにメロディ, アルペジオ, ベース, ドラムの4パートで作っています(4音以上同時に鳴らしている箇所があるため厳密な8bit音楽ではない). 少ない声部で聴き応えのある曲を作るために古のゲーム音楽にはさまざまな仕掛けが施されていて, その一つであるアルペジオによるハーモニーの表現を踏襲しているのですが, これはこの曲で最も苦労したところになります. 音域を広げすぎると低音は苦しいし高音はメロディと被っちゃうし, かといって狭めると音の選択肢が少ないしで… 前半のアルペジオは特に面白味のある音使いはしてないのですが, 後半は割と余裕ができてコードの構成音以外の音を入れたりオブリガード的な動きをしたりといった遊びが入っています. 高速で交互に音を鳴らすことで和音を表現するという技法も一瞬だけ使ってみました. キモい和音もこんな感じで誤魔化せるもんなんだな〜と思ったものです. 個人的には暴れまくっているベースとループの継ぎ目の半音階上行が好きです. 1曲目とは対照的に「人間に弾かせてなるものか」という気持ちで作っています. 動画の四角は特に意味もなくヤツメ穴や.を意識しました. 人類が滅亡したらシンガポールのでっけえビルたちはこんな感じになるのかな〜と想像しながらお絵描きしました. 楽しかったです.

海辺の街のコード進行 実際はアルペジオでキモめの音が追加されてるはず

雨の都

ジャンルはクラシック?(あとでアンビエントの方がそれっぽいことに気づいた) 技術向上のテーマは「雰囲気の演出を頑張る!」. リファレンス曲はGaspard du la nuitとキザキのもりとかいぞくのいりえ. Gaspard du la nuitは俺の最推し作曲家Maurice Ravelの, この世で最も妖艶という言葉がふさわしいピアノ組曲だと思っていて, 艶はともかく妖の感じを拝借したかったのでちょっとだけ研究して雰囲気作りに使いました. 1楽章は水っぽさの, 2楽章は薄暗さの, 3楽章は激しさの模範となりました. キザキのもりはポケモン不思議のダンジョン時・闇・空の探検隊の中盤で攻略する暗めのダンジョンで, ストーリー上は心細さと希望の交差するようなところでしたっけ. おフランスチックなメロディがもたらしてくれる不思議な感覚を再現したかったのです. かいぞくのいりえはスーパーマリオ64の海ステージの曲で, マリオが水に入る前と後で, さらに海賊の宝箱のあるところに入った後とで音楽が変わる演出があります. 2周目入ってからのハイハット連打はまさにこの宝箱ゾーンに入った時の音楽性とインタラクティブ性をパクろうとしたものになります. ピアノ3台とエレピとハイハットとシンセからなっております. ピアノ多すぎんか? ピアノ好きだからしょうがないっピ. 福岡に遊びに行ったときににわか雨に降られたのが印象に残っていて, 家に帰ってピアノを弾いていたら原形が出来ていました. 作った当時はやたらと旋法に凝っていて, どうにか研究成果を形にしたいと思っていたもののなかなか聴けたものにならなくて「時には妥協も大事だよね」と考えてなんとか収拾をつけた感じです. ついてない? まあそうかも. 構成音の違いをうまく使って転調というか移旋しているつもりです. 近代フランス音楽特有の浮遊感みたいなものをなんとか表現したくてペダル踏みまくってたら頭痛くなりそうな響きになったので泣く泣くEQでピアノの一番美味しいらしい音域を削っています. 一通り出来上がったところでなんか物足りねぇな〜と思っていたところでふと「ノイズ入れたら雨っぽくなるやん!」と閃き, さらになぜかトーンクラスターも入れたくなったので, 入れ, なかなか実験的な曲になってしまいました. 後付けですがトーンクラスターで雷を表現していることにしました! 天才じゃん! 1周の前半と後半とで同じような展開に聴こえるようにするのにも割と苦労しました. 元々はピアノをリアルタイム入力しようと思っていたのですがむずすぎて諦めました. これからはもっと演奏するのが難しい曲を作るつもりです. 動画は福岡と京都の川沿いをイメージして作りました.

雨の都のメモ コード?の下に旋法が書いてあるね

おみせ

ジャンルはボサノヴァ. 技術向上のテーマは「多声部処理を頑張る!」. リファレンス曲はGirl from Ipanema, カナズミシティ, キノコタウン. Girl from IpanemaはOscar Peterson TrioのアルバムWe Get Requestsに収録されているやつをずっと聴いてました. サンバの和音を洗練させたものがボサノヴァらしく, それをさらに洗練させた演奏なので聴いてて逆に参考にならなかったところがあったりなかったりしますね. カナズミシティはポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルドのシャレオツな街です. ベースの様子もそうなんですが, それ以上にオブリの様子に感化されています. キノコタウンはマリオストーリーの拠点となる街で, 街の中に占い屋やらバッジ売り場やらお料理ハウスやら土管やらがあって近づくとそれぞれに特有のトラックが重なるインタラクティブミュージックとなっていて, なんとかしてそれに近いことをやってみたくて参考にしました. ピアノ, アコギ, ベース, ドラムの一般的な編成にラジオ放送としてイタリアオペラの弦楽四重奏編曲という設定の曲と映画のサントラとしてのエレピのバラードという設定の曲が重なってくるという感じになっています. ピアノ弾いてたら出来たおしゃれなメロディに全く別の時期にピアノ弾いてたら出来た伸び伸びしたメロディをなんとなく重ねてみたら馬鹿みたいにしっくりきたのでこんな馬鹿みたいな曲になりました. 元の曲の調(Ab)と重ねた曲の調(Eb)が違うのにうまいこときれいにハマったので調子に乗ってもう一個違う調(Db)の曲を重ねたくなってしまった結果, 馬鹿みたいにキモくなって調整に馬鹿みたいに時間を取られました. 調性だけに. ←馬鹿みたい. 一旦1周目を完成させてしまってから2周目の音を考え始めたのですが, 元の曲が変なコード多用する上にピアノの左とアコギの対旋律やベースラインも割と重視してたので, 本当に頭使いました. バッハすげ〜ってなったよね. それでもって後から重ねた曲もそれなりに凝ったものに出来たので, よく頑張ったな〜と素直に思える曲にはなったと自負しています. 一番聴いてほしい曲かも. 今のところ架空のゲームのためのbgmの中でベストだと思っています. 個人的にはピアノの左手が好きです. Lに振ってあるのでぜひ追いかけてみてください. 曲を頑張ったのでその分動画は手抜きしてあるのですが, 窓から見える鳥さんがチュンチュンしてるのを, 作りながらかわええ〜とニヤニヤ出来たのでよかったです. 本当はネコちゃんのしっぽもふりふりさせたかったのですが手抜きなので許せサスケ. 見えにくいですがラジオが流れている間はちゃんとラジオのスイッチが押された状態になっているのでよかったら凝視してみてください.
スイッチ押す音はフリー効果音On-Jin〜音人〜 https://on-jin.com/sound/ 様のものを使用しました. 感謝.

おみせ各種コード進行 ワシの作った曲に似とるなあ… これワシの曲じゃないか?

波打ち際

ジャンルはラテン. 技術向上のテーマは「繰り返しを飽きさせないように頑張る!」と「ミックスを頑張る!」. リファレンス曲はウオトリー村とヘイホービーチ. ウオトリー村はゼルダの伝説ブレスオブザワイルド中の漁村であたたかな雰囲気と味わいのある曲が流れています. 空気感と楽器の使い方をパクりました. ヘイホービーチはGBAマリオカートが初出で, 白状しますがマリオカートWiiのレトロカップでリアレンジされたバージョンと一部のリフが酷似しています. パクったと言われても否定できません. オマージュです(この曲を思いついたときに頭の中で流れていて, その時は何かに似ているな程度で大体出来上がった頃に気づいたが後には引けず…という感じです許してください何でもしますから). 本当はドルピックタウンみたいな曲にするつもりだったんですけどね, 人生は冒険や! ラテンと言えばパーカッションだろということで編成の半分以上を打楽器が占めます(スティールパン, マリンバ, マラカス, クラベス, カウベル, タンバリン, コンガ, サンバホイッスル, フルート, アコギ, エレキ, ベース, シンセという編成). コード進行が若干2曲目海辺の街に似ているのでマンネリ感が否めないな〜と思いはしましたが気に入ってしまったので仕方なく続きを考えたらいい感じに気にならなくなりました. ラッキー. 意味のない転調はしない主義なのですが, この曲に関してはなんかせざるを得ないという圧を直感したのでちょっとだけ転調しました. びっくりするほどスムーズにいったのでびっくりしました. 出来た時は「日々の訓練の賜物よ」と調子に乗りました. 楽器をちょっとずつ足してさりげない変化を表現したつもりなんですがさりげなさすぎたかも. ホワイトノイズとピンクノイズをオートメーションを変化させながら流すことで波を演出したのですが, 普通に波の音源拾って流した方がよかったかもとか思ってないですよ. 波打ち際 feat. スティールパンみたいなつもりで作った曲ですが個人的にはそれを支えるマリンバの仕事人感が好きです. 動画は特にどこの海をイメージしたとかはなくて, ググって出たやつの中から俺の想像するTHE砂浜みたいなものをインプットしてそのまま出力しました. 本当は打楽器の数だけカニさんを並べてカチカチさせたかった… 要するに手抜きしたわけですが波が帰っていく時の表現は割とこだわれました. ヨシ!

波打ち際のコード進行 普通にいい
注:なんか後で見返したら2箇所ほど間違っていることに気づきました…
3行目Bφの後にBbが入ると思われます
6行目のGは正しくはGmです

本来この曲のポジションには後述する島という曲が入る予定だったのですがmusescoreからlogicに移した段階で諸々もろもろの問題(インスコしたバグパイプとイリアンパイプスが鳴らない, フィドルの音色が合わない, ギターのドロップチューニングができない, バウロンの音色が合わない, スプーンズっぽい音色が作れない, メロディに装飾つけるのがダルい, 絵を360枚描いて動画にするのがダルい, そもそも曲のイメージが十分にできていない)が発生発覚して頓挫しました. 根性が足りていないと言われればそうなのかもしれませんが代わりにイケイケな曲が作れたのでよしとしています. 今まであげた曲は全部原形ができてから少なくとも1年、最長で7年はあたためてたものなんですが今回のは5日で出来てしまったので「圧倒的成長!圧倒的感謝!」って感じになりました.

ジャンルは実験音楽とファンク? 技術向上のテーマは「音の模倣・再現を頑張る!」と「DTMの良さを頑張る!」. リファレンス曲はちょっと思い出せないです... 現実世界の音を巧みに取り込んだゲーム音楽があった気がするんですが… 思い出したら追記します. 確実に柴又からは大きめの影響をくらっています. いよわの曲全般と界隈曲の影響もでかい. そして何よりDDLC(Doki Doki Literature Club!)のゲームとしてのあり方にブラックホールに飲み込まれる光が如く影響を受けています. 大袈裟すぎた, 沼にハマったオタクの如く位が正しい. 俺の曲は結構和声凝ってる方だと自分では思っているのですが今回は3和音(のうちでもM, m, sus4)だけしか使ってないので、サウンドで勝負をしかけることになりました. なのでDTMならではというか, 人間の演奏だけでは絶対にできない表現を思いつく限り詰め込むことを目指しました. エレピ, ピアノ, ドラム, ギター, ベースにオルガンやらサンバホイッスルを無理やり引き伸ばしたものやらホルンを無理やり(ryやらノイズやらノイズにローパスかけて作った風の音やらが鳴っています. アナウンスは重音テトさんにやってもらいました. 理由は察しろ. アナウンスのイントネーションをなんとかメロディに翻訳して触ったこともないUTAUのパチモンみたいなソフトで(Macしか持っていなくてUTAUが使えなかったため)なんともいえない喋りをしてもらいましたが, 逆再生させたりエフェクトかけたりでゴニョゴニョさせたら割とそれっぽい効果が得られたのでセーフとしています. いつかはちゃんと歌わせたいものです. 知る人ぞ知る有名な某駅の隣駅をモデルに曲を作っています. 途中からひっっっそりと太鼓と鈴の音がなっているのはそういうことです. 元ネタに準拠するオタクの鑑. とはいえそれだけではあまりにも使える音が少ないので妄想を膨らませて色々な音を模倣再現しています. ちなみに太鼓のリズムはある歌を基にしています. 保身(何の?)のために何の歌かまでは言いませんが, メロディも歌詞も今回の設定に(多分)めちゃくちゃピッタリなので思いついた時の「俺天才!」ポイントはここが一番高かったです, ただリズム考えるのがめんどくさかっただけなのにね. 今まで面倒だからと無視してなんとなくで済ませていたBusやEQやオートメーションといっためっちゃ大事な知識をようやく獲得しました. 「圧倒的成長!圧倒的感謝!」. 今までほとんどMIDIだけで頑張っていたのですが今回はオーディオをふんだんに取り入れてリバースやピッチシフトなんかも積極的に仕掛けていくことでいい感じにヘンテコなサウンドができました. 逆再生楽しい〜〜〜ってなったと同時にこういう音を巧みに使いこなすセンスある先人への尊敬の念や, 音の用量用法を教えてくれる音楽理論のありがたみも改めて実感しました. ただね, ぜんっぜん怖くないんだよな… 頑張る! に勘定してないとはいえDDLCにバチバチに影響されてこれなのはいかがなものかと. 安直なホラーサウンドに頼らないぜというこだわりが強くあったんだけど, それなしで恐怖感を演出できる技術がないのなら目的のために手段を選ばない判断も必要だったかな. 耳慣れた音のはずなのに奇妙に響く…というのをやりたかったのじゃよ… 駅のホームに穴があいているのは特に意味はないので突っ込まないでください. どうしても空けたかったんです… 絵の構図は言わずもがな. オマージュだよ. 決して考えるのがめんd(ry 今回は映像演出に力を入れている(当社比)んですが, 結構怖くなってきたな〜ってところでPCがかなりの頻度で異常をきたし始め、進捗が消えることへの恐怖の方が強くなってしまいました. 無事に謚慕ィソ縺ァ縺阪※繧医°縺」たです.

駅のコード進行 今まで作った曲の中で一番舐めてる進行かも

供養した曲たち

でぃすこ, セレクション, 川, 空港, 湾, 夜の街, 島の7曲をついったにだけあげました. [追記: misskeyに完全にお引越しする可能性が高いので聴けなくなっていたらそういうことだと思ってください. でぃすこ, 川, 湾, 夜の街の4曲はmixをちょっとなおしたものをおとすきーに投げています.] せっかくなので軽く紹介すると, ゲーム1に属するのが川と空港(今思うとあの世界にこんな感じの空港なさそう), ゲーム2がでぃすことセレクションと島(セレクションはキャラ選択画面をイメージしてた), ゲーム3が湾と夜の街になります. 全部ストックとして持っていた曲を組み上げたはいいもののなーんか微妙という理由で没にされています. 本当は架空のゲームのためのbgmは12曲くらい作るつもりだったんですけどね〜. まあまたストックが溜まってきたらもう6曲くらい作ると思います. この中でも島は先述した通りのザマで, ある島(アイルランドをイメージ)の太陽が沈んで月が輝き, 朝日が照らし再びてっぺんに来るまでを動画にし, それに合わせてシームレスに音楽が変化していくようにしたかったのですが, 先述の通り. 昼はポケダン時闇空のトレジャータウンをイメージしたアイリッシュな曲, 夕方はブレワイの馬宿みたいなイメージのカントリー風の曲, 夜はBorodinの弦楽四重奏第2番第3楽章のNocturneという曲を思いっきし意識したしっとりした曲, 朝は時オカのハイラル平原をイメージした小鳥が囀りコッコが夜明けを告げるような, それでいてフレンチオシャレンティな曲になるはずだったのです. はあ. 総合的なクオリティはぶっちぎりで波打ち際の方が高いと思うので, なんでも完成させることが大事ということなんでしょうかね.

リファレンス曲の出典となったゲームをまとめるとスーパーシール, ポケモンDPt, ポケダン時闇空, マリオ64, ポケモンRSE, マリオストーリー, ブレワイ, マリカ, DDLCと割とバランスよく? …よくはないか. まあ良いゲームばかりなのでやってみると人生捗りまっせ.

せっかくなので, リファレンスに設定する機会はなかったけれど明らかに俺の音楽に影響を及ぼしているゲームも思いつく限り挙げていこうかなと思います. オタクなので. ペーパーマリオRPG, マリオ&ルイージRPG3!!!, New スーパーマリオブラザーズ Wii, スーパーマリオオデッセイ, マリオカート64/DS/Wii, ゼルダの伝説 時のオカリナ, Pokémon LEGENDS アルセウス, … こうしてみると偏ってんな〜. そのうち星のカービィシリーズやUNDERTALEにも手を出したいなと思ってはいます.

インストについて

音楽のジャンルの好き具合は大体ポップス:クラシック:ジャズ:その他(民族音楽とか?)=4:3:1:1くらいかな〜と思っていて, どこに分類されるかわからないゲーム音楽の存在を考えても, 俺の好きな曲の半分くらいはインストなんじゃないかな〜と考えたりしています. 歌ものの合間にでもぼちぼちインスト曲をあげていきたいな〜と思っている次第であります. やれたらやる.

ファミリーマートの主題によるメヌエット

港や海辺の街を作るちょっと前に作った曲をDTMizeしたものです. Maurice RavelのMenuet sur le nom d’Haydnを聴きながら書きました. 仏題を見ればわかる通り, 複数のモチーフを使っています. DTM開始以前に作った曲の中で唯一聴けたものだと思って復活させましたが, 今聴いてみると主題の使い方が下手だし展開も拙いし本物の近代フランス音楽はもっと和声が洗練されているのでなんとも. ネタ曲としてはまあまあ面白いとは今でも思います(1個ファミマじゃないメロディ入ってるし…). 打ち込んだのがだいたい楽譜を作った1年と2カ月後で、今ファミマアレンジ作るとどうなるんだろうと思ってやってみたところ、このメヌエットみたいなクラシック寄りのは全く作れずジャズっぽいのに逃げたらめちゃくちゃ手が動いたので、1年で人の音楽性って変わるんだな〜と思いました.

まよなかのメヌエット

タイトルは完全にダジャレです. menuet de minuitでムニュイドゥミニュイ(たぶん). その名の通り真夜中に約3時間で作りました. 多分自己最短記録です. 旋法を強く意識しましたが, まあ深夜テンションの負うところが大きいと思われます. リファレンスかどうかはわからないですが, 伊福部昭のシンフォニアタプカーラの影響はかなりありそうです. それにしてもメヌエット好きなのかなと疑われそうなメヌエット2連チャンですが, メヌエット好きです(確固たる意志). まあこの曲がメヌエットかどうかはかなり怪しいですが. なんか謎のバスドラ鳴ってるしな.

[追記. 久しぶりに聴いてみたらなんやこれってなったので非公開にしています. 普通に削除して旧ツイッターとかにあげるかもしれないしリメイクしてつべにあげなおすかもしれないし良さを見直して再公開するかもしれないシュレディンガーの動画になっています.]


インスト曲は今までの貯蓄もあってかそれなりに素材はあるんですけど, コンセプトをまとめるのが難しくてなかなかやる気にならず停滞しているという状況です. まあ気が向いたら作るくらいでいいと思っています. 気が向いたら作ります.


おとすきーにあげた曲

旧ツイッターのあまりのあんまりっぷりに思うところがあり, 安息の地を探してたどり着いたmisskeyサーバの一つであるおとすきー(https://otoskey.tarbin.net)にすっかり定住したので, おとすきーにあげた曲もいくつかここにまとめていこうかなと思います.

飲み物のラベルのDECAFという文字列で曲が作れそうという旨のノートをきっかけとして, DECAF進行で曲を作るというムーブメントが発生した時のフレーズです.

ドレミファソラシの文字で語句が作れるよね見たいな話題になった時にある方が作ったラード ミソ ドシドシ ミシミシ ソファーという傑作フレーズに対して作った曲になります.

お正月っぽい曲を作ろう! という鯖缶さんの発言により生じたテーマに乗っかった曲です. この最近飲み込んだ音楽というのはthe band apartとネクライトーキーとポルカドットスティングレイです. 2023年12月に音楽サブスクサービスに手を出した結果, 数年ぶりのロックブームが到来して眠っていたRock魂を解放したくなり, ジャンルがかけ離れている制作中の曲に影響が及ぶことを恐れて早急にこのような形で解放することにしました.

戯れに黒鍵をテキトーに触ってたらなんかドビュッシーっぽいじゃん!となり(五音音階なのでそれはそう), そこからそれをそれっぽく仕上げたものになります.

今後もおとすきーにて音楽オタクのノートをポストしていく所存でございます. というか, この記事を読んでいる方は音楽好きなんじゃないかなと思うのでおとすきーに来ませんか? 楽しいよ.

歌ものについて

まず書いておいた方がいいかなと思うのが, 俺は典型的なオタクではあるもののボカロオタクではないということです. 好きなボカロPは?って訊かれてもいよわしか答えられない. いよわを知ったのも大学の友達からだしな. 生粋のボカロオタクではないわけです. ボカロ使うし好きだけどTHEボカロ曲! みたいなのは作らないよという感じなのです. ボカロ大好きボカロしか勝たん! というような人よりかは音楽全般好きな人に聴いてもらいたいかもしれない. 俺のことをボカロ曲作る人だとは思わないで欲しいというか, ただの変な曲作ってる人だと思って欲しいです.
いよわは, あまり軽々しく天才天才言いたくないのですが天才だと思っています. 真似しようと思ってもできない類なので後追いはするまいと思ってはいるのですが曲作ってるとバッチバチに影響されてしまいます. 弱いオタクなので. xxxx兄貴の4曲も好きです. 動画の音楽とのシンクロ具合なども含めて. しかし両者ともに根本的な影響を及ぼしているというわけではなさそうです.
それよりも, 俺が音楽に目覚めてから聴いてた歌ものは圧倒的に普通のJ-POPで, 特にMr.Childrenと椎名林檎/東京事変からの影響は計り知れないクソデカなものがあると思っています. もちろんそのほかにも好きなアーティスツはたくさんいるのですがあまりにも文字数が文字数なので泣く泣く割愛します. とにかく, 出力されるのはボーカロイドの歌唱による曲だけど元になっているのは普通の?ポップスである確率が高いよというのは前提として述べておきたいのです. まあ多くの人がそうだと思うけどね.


歌ものに関してもジャンルやテーマを設けていくつもりです.

ゲーム音楽の方は成長を目的としていましたが, 歌ものの方はたくさんあるやりたいことに対して, それらを全部やろうとして中途半端になってしまうことを防ぐためにという意図になっています.

現時点でアルバム作れるか作れないかくらいの曲数の構想があるので, やってて楽しかったらアルバム作ってみたいと思います. 楽しくなかったら… 架空の映画のためのbgmでも作ろうかな.

やさしいせかい

ジャンルはJPOP. テーマは幸福感のあるサウンドを頑張る! リファレンス曲はたっくさんあるのですが, 制作中特に何度も聴いていたのはyouthful days, エソラ, シアワセ, ストロー, 水死体にもどらないで, きゅうくらりんになります. youthful daysとエソラはMr.Children, シアワセとストローはaiko, 水死体にもどらないでときゅうくらりんはいよわの曲で, エソラ, シアワセ, ストロー, 水死体は幸福感溢れるサウンドの模範になっており, メロディはエソラと水死体, アレンジはyouthful daysとシアワセ, 曲の展開はきゅうくらりんを参考にしています.
他にも細々と様々な要素を真似しています. 自覚している分はつべにあげた動画で解説しています. [追記: 久しぶりにみたらあまりのアレさにうわぁ…ってなったので限定公開にしています. いやそろそろこのnote自体もうわぁ…って感じになりつつあるんですが. つべ版のリンクを貼ってあるのが現状ここだけなので大した影響はないと思われます.]

パクりまくった結果, 今までの集大成のような曲になったのが面白いな〜と思いました. 反省していません.
Aメロとサビとでコード進行が共通している曲が好きで, すぐ浮かぶのはMr.Childrenのしるしと椎名林檎の青春の輝きなんですけど, こうした曲に肖って1番はAメロとサビの進行を無理やり同じにしています.
複数のメロディを小出しにしておいて後でいっぺんにまとめるというクラシック音楽でよくある演出?がすこすこのすこで, いよわのIMAWANOKIWAとか水死体とかの2サビ,ラスサビがイントロのリフと合体していたりしてやはりすこすこすこですね. クーネルエンゲイザーのアウトロのシンセソロとかも. これをやってみようと思い立ってやってみたら, なんか, うまくいきました. 草. 後述しますがサビのメロディとシンセリフはもともとは独立していたんですけど, なんか, うまくいきました. 綺麗にハマったとき人生で一番デカい声出たし俺の心の中のパワーちゃんが「実はワシの前世はボロディンだったかもしれん」って言ってました. は? もちろん全て計算の上なんじゃが?
最初大人しかったエレキがラスサビ前の間奏で主張しだしてラスサビとその後で目立つ姿に感動を覚えましょう. ラスサビはEverything (It’s you)を参考にしている気がしてきました.

裏テーマとして「転調を頑張る!」「お前らって本当に転調好きだよな」「さて何回転調したでしょう」「正解してみろや」「リハモを頑張る!」「見つけてみろや」といったものがあります. 転調の定義にもよりますがこの曲では俺の定義では14回くらいの転調に成功しています. ラスサビ前の2-5連結をどうカウントするか迷いましたが面倒なので全部Ebと捉えることにしました. 世の中の曲ラスサビで転調しがち問題(それについてどうこう言うつもりは全くないが)への一つの答えとしてラスサビ転調してるのに転調してない曲ができました. ちなみに俺の敬愛するバンドMr.Childrenの曲の中で最も転調する曲であろう終わりなき旅の回数は9なので, 俺はついに桜井和寿を超えたことになります. うおお!
(とはいえいっぱい転調する曲が偉いと思っているわけではありません. もしそうならJohn Coltraneが天下を取ってるはず, まあ取ってなくはないけど…)
リハモが美味い曲がすこすこすこのすこで、たとえばラスサビだけ他と進行が違っていたりしたらもうエモエモエモエモのエモなわけですよ. 例としてパッと思い浮かぶのがゆずのLOVE&PEACHで作ってるときは全然意識してなかったけど今考えるとめちゃくちゃ影響受けてますね. あとはinnocent worldの最後もそうかな. 椎名林檎のNIPPONも好き. なんならエソラのイントロもリハモしてる. オタクなので挙げ出したらキリがないです. 他にもリハモがテクい曲ありましたら是非オタクになって教えてください. で, この曲もそういうふうにできたらいいな〜と思ってかなり進行をいじっています. これもワシ天才じゃないか!? って叫びながら作ってましたけど, 後から聴き返すとそんな大したもんでもないような気もしてきて悲しい…

歌詞については, やさしいせかいで行こうと決まってから(5月くらい), 日頃思っていることをだらだら言葉にしていっていったような感じになります. この曲に限らず歌詞の意味について解説するつもりは特にないですが, まあわかるじゃろ. 察しろ. Mr.Childrenのエソラと本質は同じだと思っています. 曲だけでなく歌詞もまるまんまパクっ…オマージュしてる部分あるし. innocent worldの歌詞もパクってますがこれでもギリギリ自重した方なんだよな… 元々は「満たす」は「伝う」にしようと思っていた.
歌い出しの歌詞をインパクトのあるものにしてえな〜と思ってああいう歌詞にしたんですが, Moe ShopのGHOST FOODと丸かぶりしているということを随分後になって知ってヘコんでいます…

mvについては, 曲も歌詞も散々パクってきたので開き直ってmvもパクリまくろうと思っていたのですが, 制作時間の都合でかなり紆余曲折しました. innocent worldの雨とエソラの背景とPOP STARのダンスとクーネル・エンゲイザーの琴葉姉妹の謎ダンスとおくすり飲んで寝ようの謎ダンスは入れたかったんだけどな…
ボカロmvを自作している人をほとんど知らないのでいよわのmvを参考にしていたらめちゃくちゃ影響されてしまいました. さよならジャックポット, きゅうくらりん, パジャミィ, 熱異常のなんらかの要素は間違いなく入ってる.

キャラクターデザインは, 水死体にもどらないでをずっと聴いてたらあの人魚の娘のことが好きになってしまったので似ました. 許してください. あとはぼっち・ざ・ろっく!も大いに影響している気がします. ぼっちちゃんすこすこ. パクろうと思ってパクったというよりは案を出した時点で似てることに気づいてはいたけどまあいっかで流したという感じです. まあいっか.

歌もの作りてえな〜歌詞のテーマ何にしようかな〜と考えていたときにやさしいせかいというフレーズが浮かんで, それを歌ってみたらサビの最後のメロディが決まりまして, そこからAメロの出だしのリズムを揃えることにしてしっくり来たところであとはAメロからサビまでを繋ぎ合わせたという感じで制作が進んでいきました. これが5月頭くらい. 同時に元々ストックにあった全く関係ないフレーズをインスト部分として合体することになり, 5月終わりにA,B完成, 6月頭にサビが確定, 8月半ばにイントロの進行が決定, 9月頭にインストのメロディで間奏を2-5連鎖で進めることを思いつく, 9月半ばにはコードが若干違うくらいのプロト版が完成, ミックスマスタリングまで含めて完成したのが12月31日と結構な時間を捧げています. まあ難産でした. 曲に時間かけすぎてお絵描きや動画制作を手抜きするのがお家芸になりつつあるかもしれない.

追記: コード進行を用意しました.
あくまで一つの解釈であって公式の見解ではありません.
また鳴っている音を全て反映しているわけでもありません.
I: インスト A,B,C: A,B,Cメロ S:サビ

2-5すこすこ


次の曲については2曲分くらいのアイデアが固まってきた次第であります. いつ完成するのかは神すらもあずかり知らぬところにはなりますが, まあ4月までには投稿してえな.
ジャズとクラシックと椎名林檎/東京事変の影響をバッチバチに受けた曲になりそうです. [追記: なりました]

drftgy

ジャンルはジャズ・ミュゼット. テーマは明るい狂気の演出を頑張る! リファレンス曲として根幹を成すのがErik SatieのJe Te VeuxとMaurice RavelのLa ValseとBill Evans TrioのWaltz for Debbyと椎名林檎の人生は夢だらけといよわのあだぽしゃとnoriの×しましょう. ×しましょう以外の5曲については説明不要だと思うのですが, ×しましょうはその圧倒的クオリティの割に再生数が異常に少ないと思っているので宣伝も兼ねて紹介します. 無色透名祭参加作品の, ヤンデレつくよみちゃんが可愛いジャズワルツで, サウンドから知性と教養がめちゃくちゃ滲み出ている素晴らしい楽曲なんですが, 2023/1/7に作者自身によりmv付きで投稿された動画はこの追記文を書いている時点で3000に満たないというあり得ない事態になっています. 作曲者のnoriさんはアレンジを主にやっている方のようで, ブレワイ沼に浸かっている時に偶然つべで発見したブレワイの魔獣ガノン戦のピアノアレンジを観てすごい人だな〜とうっすら記憶していたんですが, 時は流れ無色透名祭が終わり作者リストが公開されたときに, 何かの縁で聴いて気に入っていた×しましょうの作者を見て世界狭いな〜と驚いたことを覚えています. ここまで長々と書き連ねましたが, 一言で表すと, 聴け! (と書いておいてなんですが, 自作曲解説の記事で自作曲以外のリンクを貼るのはどうかとも思ったのでニコニコ等で探して聴いてください… お願いします…)

テーマの明るい狂気の"明るい"というのは, なんかワルツって短調の曲多くね? というふとした疑問からオタク特有の逆張り精神がはたらいたもので, 何が何でもマイナーキーにはしないぞ! というお気持ちで作り始めました. なお中間部のアコーディオンとバイオリンのソリはゴリゴリのD#マイナーじゃないかという意見につきましては答弁を控えさせていただきます. ここのコード進行は人生は夢だらけとVirtual InsanityとTake Fiveあたりを参考にしました. つまりそういうことです.

わかる人にはすぐにわかると思うのですが絵の元ネタはオフィーリアです. かつて一目惚れして兼ねてからこの絵をテーマにした曲を作りたいなと思っていたのですが, 別の時期に言葉では表せない感情を表現しよう! という歌詞なしの曲(ヴォカリーズ)を思いつき, さらに別の時期に酔っ払いについて表現する曲を思いつき, 最終的にこれら3つのアイデアを悪魔合体させたものがdrftgyになります.
アイデアだけでメロディやコードなどはほとんど決まっていなかったのでストックからまた別の曲たちを引っ張り出して合成しています. キメラです.

そう, これ酒キメて酔っ払ってベロベロ歌ってる歌なので, シェイクスピアのハムレットに則ってオフィーリアを描いたというわけではないんですよね. あくまで構図と設定をオマージュしたというかインスピレーションの元になったというか. 動画中の女の子は眠っただけで死んではいないと思いたい. まあご想像にお任せします(逃げ).

曲を作るときはアートとポップのまんなからへんを意識しているのですが, 今回はかなりアートに振り切ったと思っています. 雨の都, おみせ, 駅の系譜だと思っている.

歌詞がないのは, まあ本音を言えば楽だからというのが大きいのですが, 建前を言わせてもらうと言葉に頼らずに音楽で何かを表現するという行為にひさしぶりに挑戦したかったというのがあります. サウンドとしてはほとんどジャズだしアウトプット形態はギリギリでポップスなんだけれど, 精神性はクラシックそのものだと思ってやっています. 表現したい内容に合致するようにかつ歌詞がなくても退屈しないように, ボーカルに手を替え品を替え調整&調声を施してみたり, パンを振ってみたりディレイやらリバーブやらモジュレーションやらかけてみたり, 意味のわかんねえ音列を鳴らしてみたりと工夫したのですが, 果たしてどのくらい表現できていることやら. ここで書いちゃうと意味がないのかもしれないけどな.

構成は歌ものには珍しい複合三部形式で, Je Te Veuxがそうだからというのもあるんですけど, 始めの方と終わりの方とでの対比を表現するのにふさわしいかなと思って採用しました. 各部で転調してるのもJe Te Veuxに倣っています. 構造を記号化するところのABACDCA'B'A'のBとB'はメロディこそ同じですが実は一部の伴奏が完全4度ずれているという結構な無茶をやっています. 気づかなかっただろ! すごいって言え! リハモ大好きマンなので同じ記号のパートでも進行は全然違ったり違わなかったりします. すごいって言え!! すごい! どうやって作ったか一切覚えてないです…

冒頭がピアノと歌のみなのは人生は夢だらけのオマージュです. ピアノ上手くないのであんな豪華な連弾の楽譜は作れませんでしたが, ピアノ二手にしては結構頑張っている方だと思いたいです. 途中で楽器が増える様子やスキャットの部分や半音の入れ方など他にも多くの影響をくらっています.

×しましょうでアコーディオンいいなって思ったので何の躊躇もなく入れることいにしました. 流石に×しましょう1曲ではイメージに限界があったのでシャンソンでググって色々聴きあさったんですけど, アコーディオンが出てくる軽快なワルツ曲を聴きたいときはミュゼットという言葉で調べるのが良いですよ. 私はミュゼットというジャンルを知らなかったのでn時間をインターネットの荒波にさらわれました.

徐々に狂っていく感じはLa Valseをひたすら聴いて参考にしました. 正直ラヴェルの技術の1割も盗めていないと思うけど, まあ小さめの編成の限られた音数の中でやれるだけやったので満足はしています. 狂ったサウンドといえばいよわの独壇場みたいなところがあるのでいよわもあだぽしゃを中心に普段以上に聴きまくりましたが, やっぱり軽々しく真似することはできなかった. 本当はよれよれシンセサイザーとか入れたかったんですけど, どうやってあんな音作るのか皆目見当がつかなかったのでノイズ入れるくらいで我慢しました.

和声はWaltz for Debbyの影響が大きいですかね. Waltz for Debbyの最初のテーマに戻る部分のBb→A→Dm→G→Ab→Db→Gm→Cみたいな進行が大好きで, このAb→Db→Gm→Cを拡張したものを最後の方で取り入れています. これはSound Questで勉強した成果も出ていると思います. 改めて感謝.

前作に8ヶ月もかけてしまったのに, 歌詞を手抜きしたとはいえ今回は1ヶ月半で完成して, その割にクオリティは大差ない気がして嬉しいような悲しいようなという感じです. でも毎度のことなんですが, 無限回聴いてこれ以上改良するとこないぜ! って状態にしてから投稿しているはずなのに,  いざ投稿完了して確認してる時になぜか反省点が有限個出てくるのなんなんですかね. 今回はヴォーカルでけえなと聴いてて思いました. 悲しいです.

あ, タイトルの由来がわかんない人はニコニコの方のタグを見てください. それでもわかんなかったらパソンココのキーボードでも眺めてください. それでもわかんなかったらggrks.

たまたまではあるんですがジャンルがちょうど初投稿の港と同じジャズワルツだったので, drftgyの投稿日を港に揃えました. 一年でちょっとは成長できてるといいなぁ… これからも頑張ります.

この曲作ったやつ天才だろ


次の曲については東京事変の影響をバッチバチに受けた曲になりそうです.いつ完成するのかは神すらもあずかり知らぬところにはなりますが, まあ4月には投稿してえな.2 [追記: ギリセーフでした]

チラ裏ファンタジア

ジャンルはAOR. テーマは浮遊感の演出を頑張る! リファレンス曲として特に繰り返し聴いたのがMr.Childrenの渇いたkissとHeavenly kissと東京事変のかつては男と女と恐るべき大人達とLAGHEADSのだきしめたいよ (feat. HIMI). 他にもそこそこおしゃれんてぃな曲を聴いて参考にしようとしたのですが, 影響がでかいのはまあこの5曲です. 直接の参考にはしていませんがこの時期に聴いてたアンニュイ・ホリデイの午後5時のサマーデイがめちゃくちゃ良かったので一応挙げておきます.

大体の和音にテンションというテンションを乗せており, 浮遊感というか, 地に足がついていない感覚を演出したかったです. できてんのかな.
途中まで冷たく淡々と, ラスサビからアツくというのをやりたかったんですが, グルーブ感の演出にま〜あ難儀しまして. MIXも死ぬほど迷走しています.
シティポップっぽくならないようには気をつけました. デモの段階ではこの曲はもっと跳ねてる感じだった. Mr.Childrenにクラスメイトとかいうクソほどおしゃれな曲があるのですが, これはAORではなくシティポップなので参考にしつつ参考にしないようにしました. あとこの段階でGReeeeNの人のサビにクッソ似ていることが発覚して一生懸命コネコネしてなんとか似て聴こえないように頑張りました.
ギターパートどうするか悩んでいた時にエレキギター博士のシティポップ風演奏動画を観たら一発で解決しました. 感謝. でもシティポップ風なので参考にしつつ参考にしないようにしました. Bメロの部分のLのギターがそんな感じになってます.

それにしても本当にわかりやすい曲になってしまってどうしようかと制作中は割と不安だったのですが, 自分の特徴にしたいな〜と思っているリハモと旋律の使い回しができているのでまあよしとしたいなと今は思っています. これから作る曲は聴きやすさを保ちつつ今回よりも複雑にしたいですね.

くっそどうでもいい話なんですが, 歌詞に「便所の壁にでも書いてろ」って入れるかものすごく迷いました. 知声ちゃんにこんな歌詞歌わせるのがしのびなかったのでやめましたが. 知声ちゃんマ〜ジで良いのでこれからボカロ曲制作始めたいけどお金がない…みたいな人にはマジでおすすめです.

動画は一応初めての手描きアニメーションなのですが, いかにしてサボるかということを強く意識しながら制作しました. それでもなお結構しんどかったので本職の方々への感謝と労わりの念を一層強く抱きましたとさ. キャラデザは最近好きになった女たちを参考にしています. キガちゃんとかネネトとか知声とか. もっと可愛い絵が描けるようにこれから毎日チラシの裏にでもかいてようと思います.

タイトルのチラ裏ファンタジアという語感を気に入って, サビのフレーズができて(2022/8), そこからなし崩しに色々決まっていった感じです. 英題はtrashy fantasyで当然後付けなんですけど, めちゃくちゃいい訳じゃないですか?

テンションマシマシ


いつも自分で投稿の締め切りを定めてきっかり守ってきたのですが, 今回は作曲作詞動画の全工程においてありえん難航して8日遅れてしまった結果, 重音テトSVの発売日とかち合って全然再生されないという悲しいことが起きました. 原因はそれだけじゃないとか言うな. あ〜俺も早くテトちゃんとイチャイチャしてえ〜〜〜!!!

というわけで次の次の曲あたりでテトちゃんに歌ってもらおうと思います. 次の曲はごりっごりの変拍子にするつもりなんですが, 投稿はしないと思われます. アルバムを作りたいな〜と思っているのでアルバム曲にしたいですね. 次の次の曲はxxxx氏の影響を受けたようなEDMっぽい曲になりそうです. 頑張ります. 8月後半投稿を目標に掲げてやっていきます〜.

[追記. 目標達成できませんでしたぁ〜〜〜]

ぽるたぁ

ジャンルはEDM. テーマは爆発! サビで爆発的な勢いを出すことを目指しました. リファレンスとして大いに役立ったのがPSYQUIのDon't you want me, Hype, ヒステリックナイトガール, PerfumeのMagic of Love, ポリリズム, レイザービーム, FLASH, アタリの妖あたりです. EDMに馴染みがなかったので, これらがなければ間違いなくこの曲は作れていませんでした. 感謝. 他にも長く短い祭, 脳漿炸裂ガール, フラジール, おくすり飲んで寝よう, インドア系ならトラックメイカー, わたしは禁忌, ポプリさん, 熱異常, バベルなども参考にしています. 多いな.

冒頭のフレーズの感じはDon't you want me, サビのメロディのキャッチーさはヒステリックナイトガールを明確に参考にしています. 曲中ほとんど4のコードを起点に進行しているのもヒステリックナイトガールの影響かも. ラスサビ前のシンセの音色変化とかもHypeからアイデアをいただいているので今回はリファレンスは多いながらも全体的な影響はPSYQUIから受けている部分が大きいですね. しかしあのサウンドは真似できなかったorz.
曲が大方出来上がったところでサビのメロディが多分それまでに一回も聴いたことのないはずのBABY METALのギミチョコという曲に酷似していることが発覚して非常にヘビーな気持ちになったりましたが, コードが全然違うのでヨシとしました.

EDMニワカなのでそもそもこの曲が本当にEDMなのか定かではないですが, まあシンセサイザーで音作りしたしEDMということにしましょう. EDMなんもわからんという叫びが時々シンセサイザーなんもわからんという喚きになったりしながら制作を進めていきましたがぶっちゃけ今もわかってませんがなんか完成しました. 人生ってそういうもんだと思います. EDMあるあるのだんだん刻んでいくリズムのアレ(伝われ)ができたので満足です. 今まで使ったことのなかったループ音源とやらに触れて楽しかったです.
EDMというジャンルは音色の濁りに対する許容度が低いようで, 和音のナーフを度々行わなければならなかったのが辛かったです. それでもaugテンションマシマシみたいな和音をいくつか置けたのでまあヨシとしています.

E→B→G→E→C→A→B→C→C#と結構転調してる中でシ4回のリフがずーーーっと鳴り続けているというのが今回の面白ポイントかなと思います. 各キーにおいてシの音の持つ意味合いが変わって聴こえたら今回やりたかったことはそれだけで達成できたんじゃないかと思われます.

ボーカルはテトさんです. ボカロ曲作り始める前から好きでしたがついにお迎えできました. SVですが歌がうめえのなんの. 今までで一番調声が楽でした. 時代の進歩を感じます. ありがたきこと… それはそれとして制作中に勢いで歌愛ユキちゃんを雇ってしまったので次の曲あたりで起用されそうです. ボーカルとしてはテトユキ知声星界が好きです森栖檸檬ですよろしくお願いします.

動画制作は慣れもあってか今までで一番スムーズに行ったんですがそれでもしんどかったので再三にはなりますがこの世の全てのアニメーション制作に携わる方々への感謝をこの場をお借りして述べたいと思います. 動画の女の子は適当に検索したら出てきたアルティメット美人を見ながら描いてたらいつの間にかできてました. ありがとう名前も知らないウルトラ美人. 本当はパワーちゃんみたいなパワーのある顔を描きたかったんですけどね… どうしても"癖"が出てしまう. タレ目信者です.

ところどころキショいな


2曲同時投稿をやってみたくて, 本来はぽるたぁと同時にげんがぁという当初の目標通りxxxx氏の影響を受けたEDMっぽい曲を投稿する予定だったのですが, 2曲ともかなり難航してしまったためこのザマですよ. というかごりっごりの変拍子曲も結局途中で詰んでしまったのでア!って感じ. 現(2023/9/4)時点では楽曲構造と動画のアイデアだけまとまっているというような状態なんですが, 次は無色透名祭に2曲投稿する予定なので日の目をみるのはだいぶん先かなぁ. 無色明け直後くらいに出せたらいいなぁって感じですね.

[追記. 全っ然計画通りに行かなくておファックですわ〜〜〜!!!!!]

colorless green ideas(無色透名祭II参加曲)

ジャンルはフォーク, ポップス. テーマは集大成! リファレンス曲はゆずの代官山リフレインとスピッツの僕のギターと東京事変の生きるとスキマスイッチのHello Especiallyといよわのヘブンズバグ. 調が同じaikoのもっとと恋をしたのはとGilbert O'Sullivan のAlone Again (Naturally)のコード進行にもかなり影響を受けている気はする. あとはわかる人にだけわかってもらえればいいんですが歌詞の面でMr.ChildrenのGIFTといよわのアイリスアウトへのオマージュというかリスペクトというかアンサーみたいなことになっています.
原形は中学生の時に作ったものの中で一番気に入っていたやつで, 1番のメロディとコードはほとんど当時のままです. 今聴くとかなり拙さ幼さを感じはするのですが, その中にある若さのようなものが欲しくて起用に至り, そこに成長した今の音楽をぶつけてやる! と頑張りました. 結果として途中から曲調が変わることになったので飽きなくていいんじゃないでしょうか. まあゼロから作ってる時間がなかったというのも大きいんですが…
代官山リフレインは当時から大好きだった曲ですね. 高校生になってから音楽の好みが変わってゆずをあんまり聴かなくなってしまったのですが, リファレンスとして久しぶりに聴きまくって相変わらずめちゃくちゃ良い曲だな〜と感嘆いたしました. 主に雰囲気を参考にしました.
制作期間のちょっと前からスピッツにハマってずっっっと聴いてたのもあって, Lのギターはスピッツっぽさをめちゃくちゃ意識しています. ニワカ並感ではありますが, スピッツのギターパートめちゃくちゃ好きです. 一応僕のギターを挙げましたがさざなみCD全曲がリファレンスと言っても過言ではないくらいには聴きました. 特に砂漠の花は歌詞にも影響を与えてるかも. あとは今のところ空の飛び方, 醒めない, ハチミツ, ハヤブサ, 三日月ロックあたりが好きです. あまりにも脱線したけど好きなのでしょうがない.
2番に入って曲調がガラッと変わる様子は生きるを参考にしました. ハネてる感じとかね. 本当はコード感も盗みたかったんですが, 一曲通して何やってるか全くわからなくて絶望しました. 
Hello Especiallyは代官山リフレインの雰囲気の補強と言うか, フォークや優しいポップのイメージが欲しくて参考にしました. 
ボーカルが初音ミク・歌愛ユキになってるのは間違いなくヘブンズバグの影響です. あの優しさが欲しかった. あとは気持ち程度にグロッケンを入れてみましたが足りない高音域を埋めたかったというのも大きいので何とも. 無色透名祭の参加にあたっていよわになりすますと言う戦略もなくはないのでしょうが, 別の記事でも書いたように俺はいよわになれるとはとても思っていないので採用に至りませんでした. ただ一箇所だけいよわを意識したキモめのピアノを入れている箇所があります. それすら東京事変も参考にしたんですけどもね.

聴きどころとしては2番の怒涛の(というにはかなりさりげないが…)リハモと, 同じく2番のサビの途中でギターとピアノによるBメロがオーバーラップしてくるところがありますかね. あとはしょーもないネタなんですが, 歌詞の"青い"のところがブルーノートになっているというのがあります. それ以外はあまり面白いところないかも. まあこれからもうちょっと面白みのある曲を練り練りしていくので猫洗って待っててください. もう1曲本命としてコリッコリの曲を投稿するつもりだったのにこの曲にクソほど時間を取られてしまった… でも幸せならOKです!

わりかしシンプル


ここからは無色後の感想になります. 良い曲が本当にたっくさんあって学ぶことも多かった期間でした. 正直この曲聴くよりワシの厳選したマイリストの曲たちを聴いてほしい… 期間中はdigに忙しくてエゴサを一切していなくて, どきどきしながら迎えた無色透名祭作者発表時の結果としては再生数低い順から数えてすぐみたいな感じでグエーとなりはしましたが, マイリストの最後に位置している曲(そして奇しくも期間の最初にマイリスした曲でもある)を聴いて, 頂いた感想を読んで, 最後にこの曲を聴いたら元気でました. これからも自分が面白いと思える曲を作れるよう精進します.

げんがぁ

ジャンルはEDM, というか海鮮市場シリーズ. テーマは複調! リファレンスはxxxx氏の4曲で特にクラゲをひたすら聴いていました. いわゆる界隈曲, xxxx氏の4曲をリスペクトして作風を真似たものはほとんど聴いていません. この曲も界隈曲のつもりではないです. オブリのっぽさはマグロ, メロディの組み立てはイワシ, ツインボーカルのあり方はヤツメ, アレンジはクラゲを参考にしたという感じです. 無色透名祭Iの侵襲性ドグマという曲もかなりモチベになりました. 熱異常の, サビの前半で提示した進行をサビの後半で倍のテンポで繰り返すという手法に影響を受けてもいます.
複調には既におみせで挑戦してはいたのですが, もっと攻めたことがやりたいという思いと, ボーカル曲で複調をやっているものを知らないのでやってやろうということで再挑戦する運びになりました. いろいろな組み合わせを考えた結果今回はEbメジャーとAマイナーをがっちゃんこすることになり, これはフラット3つぶんの違いになるんですが, これによって生じる許容し難い濁りを避けるためにメロディの方で五音音階に準ずるものを使うという制約が発生したわけです. そこで元々憧れがあったのもあり, 五音音階と相性が良く, さらにツインボーカルの文脈もあるxxxx氏の曲に寄せた構成になることが決定しました. 動画の様式でやってることをアピールしやすくて都合が良かったというのもあります.

アイデア自体は多分チラ裏より前には存在していたのですが, いかんせん成立させるのに技術が必要になるのでなかなか手を出せないでいたらずるずる行ってしまったような感じですね. でも難航した無色への投稿が終わり, 続け様にエイヤッと取り組んでみたら案外するっとメロディが完成したので何事もやってみるもんだな〜と思いましたね.

曲中やたらとF#φとかF#oとかいうキモめの和音が出てくるんですが, これは別にこの和音が好きなわけではなく, 二重唱のパートでEbにもAmにも偏らないような, それぞれと同じ位の距離感のコードがこれかCくらいしかなかったという理由になります. この辺は中心軸システム辺りを参考にしました. SoundQuestに改めて感謝. 奇しくもこの曲で登場する調がGb(F#), Eb, C, Aという同機能のもので統一されているのもオモシレ〜となりました. 誰が作ったんだこの曲. これワシの曲じゃないか?

これがいつも通りになってしまっているのは本当に良くないんですがいつも通り動画にかけられる時間が非常に少なくなってしまったので色々と妥協しています. 各コードのテンションも省略したくなかったしもっといろいろなパーカッションと対応させたかったしデフォ子とテトちゃんに瞬きをさせてあげたかった. ドライアイになっちまうよ〜〜〜. デフォ子を描いてる時にデフォ子かわいいよデフォ子という言葉の意味を理解しました. デフォ子かわいいよデフォ子. もちろんテトさんも可愛いです. 久しぶりにドットを打ちましたがなかなか楽しかったのでぼちぼち触ろうかなと思いました.

実際はこれよりもうちょっと音数多いかも


これからはアルバムのようなものの制作に本腰を入れていきたいな〜と考えております. 7曲入りのにするか11曲にするかで一生迷っていたんですが, 7曲にする方向で固まっています. 構想途中だった変拍子曲がそぐわない感じがあるので見送りにして新しく曲を書き下ろさないといけなくて, さらに過去曲の直したい部分もかなりあるので年度内になんとか出すことを目標にしています.


ぬるっぽい(アルバム収録曲)

ジャンルは不明. 作っている時はボサノヴァ?ジャズ?ロック?みたいな感じだった. 気持ちとしてはロックかも. テーマは焦燥感! リファレンスはしじま(紫嶌 開世)の人間そっくりとMr.ChildrenのIとI MISS YOU.
メロディとコードとリズムの様子は人間そっくりとIを, サウンドの様子はI MISS YOUを参考にしました.
あとはMr.ChildrenのDANCING SHOESとロード・アイ・ミス・ユーと終末のコンフィデンスソング, スキマスイッチのゲノム, サカナクションのアイデンティティ, いよわの1000年生きてると捕食ひ捕食と赤色が怖いと熱異常, 無色透名祭IIの巡礼者の足跡は繰り返し聴いた時期があったのでどこかしらに何かしらの要素は入っていると思われます.

普段からテキトーに弾いたり歌ったりしたフレーズを録り溜めているんですが, その中に9月半ばに録ったDとCの7sus4を繰り返すものがありました(この時点ではまだ4拍子). アルバムを7曲にすることに決め, 最後の一枠をどうするか考えた時にこのフレーズに目をつけ(この時点で7拍子になりコードも9sus4に進化した), 続きの進行をくっつけたのが11月の終わり. ここでかなりクセつよな進行をつけてしまったのが災いしてメロディがついたのが12月の半ばになりはしましたが, そこから全体の構造の組み立てまではスルスルと進んでいきました. まあいつも通りアレンジで難航して本気で間に合わないと思ったんですけどもね. 推定人生で一番忙しい時期と重なっていたのもあり, 全体をMuseScoreに打ち込み終わるまで1ヶ月かかり, 残りの1ヶ月で歌詞考えて編曲を完成させてmixして他の曲も手直しして...という状況だったので死ぬかと思いました. 自分で決めたアルバム投稿の締め切りの前日にひえ〜となりながらジャケットを描きました. 結局最後まで音楽以外のところをおざなりにしてしまいましたね…

ボーカルにディストーションがかかっているのはロード・アイ・ミス・ユーと赤色が怖いの影響だと思います. いよわが赤色が怖いのボーカルのディストーションについてミックスがうまくいかなくてヤケクソで〜みたいなことをツイートしていましたが, 多分僕も本当に同じ気持ちを味わった気がします. 

リハモひかえめリアレンジマシマシ


アルバム収録曲については歌詞カードの役割も兼ねて改めて記事を作成しました. 既発曲もリメイクを施してあるので聴いてやってください.


ひとまず以上となります. 当初の想定より遥かに長くなってしまったので, 今後作る曲については記事を改めたいと思います. 現時点では11曲入りの2ndアルバムを2年後に出す構想を立てています. 1stアルバムがいよわの影響を受けまくっているのと同じくらい2ndアルバムではバンアパの影響を受けまくることになりそうです.
誰に向けるでもない駄文をここまで読んでいただきありがとうございました. もしもあなたが創作者ではないのなら, 創作, やってみませんか? たのしいよ. もしもあなたが創作者なら… 俺の温めてるアイデア先に世に出したら打つからな! お互い頑張ろうぜ!

更新履歴
2023/1/26 投稿
2023/1/30 参考文献とコードの記法を追記
2023/2/1 まよなかのメヌエット投稿にあたり追記
2023/3/1 drftgy投稿につき追記
2023/4/27 チラ裏ファンタジア投稿につき追記
2023/7/24 misskeyサーバのおとすきーに定住する可能性が高いことを踏まえ修正
2023/9/4 ぽるたぁ投稿につき追記
2023/11/5 無色透名祭II作者発表につき追記
2023/11/11 げんがぁ投稿につき追記
2023/11/29 まよなかのメヌエットとやさしいせかい解説ver.の非公開化について追記
2023/12/29 おとすきーにあげた曲の欄を追加
2024/3/24 アルバム配信開始につきぬるっぽいおよび各曲のコードを追記

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