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昇降設備(エレベーター・エスカレーターなど)の解説

どうもこんにちは、沖やんです。
前回のあの記事から、建築設備に関する解説記事をつくることになりました。
つくるきっかけの記事↓

この記事ではエレベーター・エスカレーターなどの昇降設備について解説します。
駅や公共施設、商業施設や高層ビルなどで活躍する昇降設備は、普段あまり気にすることなく利用していますが、実は様々な種類分けがされています。

エレベーター

エレベーターは、一般的には「かご」を用いて、それが上下移動するものをいいます。

建築基準法による分類

建築基準法によるエレベーターの定義は、かごの面積が1㎡を超えるもの、またはかごの天井高さが1.2mを超えるものをいいます。
かごの面積が1㎡以下、かつ天井高さが1.2m以下のものは小荷物専用昇降機といいます。

エレベーターは輸送対象物によって、下の表の通りに5つの分類分けがされます。

エレベーターの分類と特徴(建築基準法上の分類) ※1

これら5つの分類により、それぞれ安全性と快適性を確保するための規制と基準が設けられています。

構造による分類

エレベーターの構造は大きく2つに分けられます。
滑車を利用したトラクション式エレベーターと、油圧シリンダーを利用した油圧式エレベーターです。

トラクション式エレベーター
トラクション式エレベーターは、一般的に高層ビルや商業施設などで使用されるエレベータータイプです。このタイプのエレベーターは、電動機と鋼製のケーブルまたはベルト(トラクションロープ)を使用して動作します。エレベーターカーは、トラクションロープを引っ張るためのトラクションシースタム(駆動装置)によって上下に移動します。通常、エレベーターシャフトの上部に設置されたカウンターウェイトがエレベーターカーの重量を相殺し、電力消費を最適化します。

油圧式エレベーター
油圧式エレベーターは、比較的低層の建物や住宅などでよく使用されるエレベータータイプです。このタイプのエレベーターは、油圧シリンダー(プリンシパルシリンダー)と呼ばれるシリンダーに油圧を加えることで動作します。油圧ポンプが油をシリンダーに送り込むことで、エレベーターカーが上昇または下降します。油圧シリンダーは通常、エレベーターシャフトの下部に配置されており、エレベーターカーを支える役割を果たします。上部にはカウンターウェイトがあり、エネルギー効率を向上させます。
(※2)

2つの方式の特徴をまとめると下の表の通りになります。

エレベーターの構造による違いまとめ

建物にエレベーターを導入する際には、上記の2つの方式を比較検討して、適している方式を採用します。

エスカレーター

エスカレーターは、一般的にはチェーンによって連結された階段状のステップが動くことで上下方向に移動できるものをいいます。
上下方向ではなく水平方向に移動できるものは「動く歩道」といいます。

エスカレーターと動く歩道の違いは下の表のとおりです。

エスカレーターと動く歩道の違い ※3

エスカレーターの構造図は下の画像の通りです。

エスカレーターの構造図 ※4

エレベーターとエスカレーターは共に様々な安全対策が施されていますが、一般に上下移動するものであるので、火災時に発生する煙がエレベーター・エスカレーターを通って他の階に流出しないような対策もされています。

以上、エレベーター・エスカレーターなどの昇降設備の解説でした。

※1 目的、使用される場所、特徴はChatGPTにより作成
※2 構造別の説明はChatGPTにより文章作成
※3 三菱電機ビルソリューションズ(株)
https://www.mitsubishielectric.co.jp/elevator/faq/index.html より作成
※4 一般社団法人 日本エレベーター協会
https://www.n-elekyo.or.jp/encyclopedia/mechanism/escalator.html より引用

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