うつ病持ち設備設計者が建築設備事務所を作ってみた-④起業家向け講習会にいってみた
どうもこんにちは、沖やんです。
この記事は下記記事の続きです。まだ読んでない方はそちらをご覧ください。
今回は設備設計事務所を立ち上げる、つまり起業(創業)するための心構えを学ぶために、地元商工会主催の講習会「創業塾」に参加してみて、そこでの記録や感想を書きます。
創業塾とそのカリキュラム
今回は地元商工会主催の講習会で、決して怪しい自己啓発セミナーではございません。ちなみに、この講習会の参加費用は無料でした。(前置き)
商工会も起業(創業)を支援していて、その支援事業の一環として創業したい人向けに商工会が講習会を開催したものです。
講習会は全部で5回行いました。回ごとに取り組んだことや感想などをまとめたいと思います。ちなみにこの講習会の参加者は10人以上いました。
●第1回
この回は起業家に求められる心構えという内容で講義が進んでいきました。まずは起業家と勤め人(サラリーマン)の違いを参加者みんなで考えて、発表しました。
そのあと自分の資源の棚卸と、起業のアイデアを見つけることに取り組んで、この回は終わりました。
なお、この回では強みと弱み、機会と脅威の分析(SWOT分析)は取り組みませんでしたが、自分のSWOT分析は前回の記事にまとめてあります。
●第2回・第3回
この2回は、実際に起業して繁盛できるための仕組みをつくるということで、お客様(顧客)目線で物事を考えるような講義やワークがありました。具体的には、カスタマージャーニーというお客様(顧客)の行動・考え方を整理したり、お客様(顧客)をイメージしてその人に対してどのように役に立てるかを考えたりしました。
この講義の最後に、UPS(ユニーク・セリング・プロポジション)という他にはない、自分だけの強み・売りについても説明がありました。これがあると実際の業務でも強みを発揮することが期待できるので、これも実践したいなと思います。
●第4回
この回は創業計画書の概要と財務計画の説明でした。実際に起業して運営していく中で、資金計画をうまく立てられるかどうかで仕事の運命が決まるのだなと思いました。
事業計画書内の資金計画の記入欄で、実際にどれくらいの仕事量と報酬があれば運営できるのかを考えることができたので、今後はより精度をあげた資金計画を考えたいと思います。
●第5回
この回は日本政策金融公庫の支店の方が来て、創業計画書作成のポイントと金融機関の活用方法を中心に説明しました。
創業計画書内の創業動機の部分はこの講義ではあまり上手く書けなかったので、ここをもう少し(他の人と相談しながら)上手くまとめたいと思いました。
講習会の感想など
この講習会を通しての感想は、1つ目には起業するにあたっての心構えが勤め人(サラリーマン)とは異なるなと思ったことです。起業すると、事務所(会社、個人事業)の責任が自分に降りかかってくること、経営方針を自分で考えなければいけないことが、勤め人とは大きな違いだと思います。
2つ目は、繁盛するためには人脈をつくるだけでなく、お客様(顧客)が困っていることを読み取って、役に立てることが大事ということです。いくら自分を売り込んでも、お客様からの視点が抜けていると相手にしてくれないということは忘れないようにしようと思います。
3つ目は、起業するにあたってお金の動きは常日頃気にしようと思ったことです。勤め人は会社からお金をもらって生活するという簡単な収支の仕組みですが、起業家は会社運営の資金の動きは(勤め人の生活資金より)複雑なので、収入(売上)と支出(経費)の動きをしっかり見極めようと思いました。
今回の講習会では、起業するとはこういうことであることを学べたと思います。実際の事務所開設(起業)は来年の話ですが、今後の準備をしっかり着実に進めようと思います。
※創業計画書は https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html より閲覧・ダウンロード可能です