荻原充彦@株式会社pring代表CEO

板前からエンジニアに転身し、2017年に株式会社pringを創業。送金アプリ「prin…

荻原充彦@株式会社pring代表CEO

板前からエンジニアに転身し、2017年に株式会社pringを創業。送金アプリ「pring」を運営し、2021年にGoogleに売却。

最近の記事

保険に入りすぎている人は、お金に振り回される

プログラマーという「ホワイトカラー」に転身してからの僕は、会社で違和感を覚えることがたくさん出てきました。 その1つに「保険」があります。 2005年に入社した大和総研には社員食堂がありました。4月になると大手生命保険会社のいわゆる生保レディたちが、昼時になると出口付近に必ず来ていました。新卒の若者を捕まえて、保険の説明をして生命保険に加入させるためです。 僕はこの時「大手企業が情弱から搾り取る」仕組みを目の当たりにしました。 22~3才なんて、“カモ”もいいところです。

    • 自分へのインプットを意識しない人は、お金に振り回される

      僕は、板前や配送ドライバーといった「ブルーカラー」から、エンジニアという「ホワイトカラー」に転身しました。 そこで、以前にも書いた通り自分の時間を失うことの怖さを意識しなければならないということに気づかされます。 しかし、それは単に“時間の量”をコントロールすればいいというものではありません。僕たちは“時間の質”という部分にも注目しなければいけないのです。 今叫ばれている働き方改革では「とにかく休め」「働く時間を減らせ」などといわれますが、そもそも大前提として 、仕事に

      • “時間の怖さ”を意識しない人は、お金に振り回される

        大学を卒業した後、僕が進んだ道は「ニート」でした。 僕の父は時代に飲み込まれて倒産してしまいましたが、時代に飲みこまれたのは父だけではありませんでした。 僕が大学4年の時に山一證券が倒産。都市銀行は次々と消滅し「就職氷河期」という時代になりました。 大学時代にこれといった活動をしてこなかった僕は、この時期、一斉にスタートが切られる就職活動で他の学生に勝てるわけもなく、3社ほどまわった時点で「この勝負は勝てない」「正面突破じゃ無理だ」と早々に悟ってしまったのです。 何をす

        • 友達を大切にする人は、お金に振り回される

          まるで大震災にでも遭ってしまったかのような気分でした。 1986年に父の会社がなくなり、周囲の環境すべてがガラリと変わってしまったのです。 ※【参考】時代の流れを読めない人は、お金に振り回される 大きかった家も売り払い、狭苦しい借家住まいを余儀なくされました。夫婦喧嘩も絶えなくなり、毎週の外食もなくなりました。当然ながら、身の回りの世話をしてくれたお手伝いさんも雇えなくなってしまいました。 父宛てに届いていた500枚くらいの年賀状も、数えられる程度しか来なくなりました

        保険に入りすぎている人は、お金に振り回される

          時代の流れを読めない人は、お金に振り回される

          僕の実家は、金持ちでした。 「ある時代」までは――。 1980年、小学校時代に住んでいた東京都杉並区にあった家は推定2億円くらいで、屋上には太陽光発電のパネルを2基も完備していました。1980年前後に太陽光発電がある家は、そんなに多くなかったと思います。 1階にはサウナがあって、お手伝いさんもいました。 わが荻原家は、もともと祖父が『京橋堂』というレコード屋さんを、まさに東京の京橋で営んでいました。「日本で初めて、複数店舗展開をしたレコード屋」だと聞かされたことがありま

          時代の流れを読めない人は、お金に振り回される