愛のある雑さが欲しい
欲しい愛のかたちは、変容していくものなのだと最近気づいた。
以前は、お互いのことを深く知って、どっちかが何かで傷ついた時にはお互いに傷を舐め合う関係性を欲していた。それが愛のかたちだと思ってた。
でも、今は違う。
今はただ、笑い飛ばして欲しい。私の失敗も惨めなとこも全部ひっくるめて馬鹿にして笑って欲しい。
そんなことないよ、なんて言わないで欲しい。
お前ほんと馬鹿だなって言って笑って欲しい。
馬鹿にして欲しいときに、いつも馬鹿にしてくれるのは私の幼馴染だ。
この前、私が職場で発表中に急に泣きだしてしまったことを彼女に話した。そしたら大笑いしてくれた。ほんと面白いねって。
穴に埋もれたくなって、水曜なのに仕事帰りそのままヒトカラ3時間行って終電ギリギリで帰ったこともついでに話したら、さらに笑ってくれた。彼女は笑いながら、「元気そうでよかった」と言った。
そんなことないよ、なんて安易な言葉を決して口にしない彼女が大好きだ。
ストレートすぎてぐっさぐさ刺さることもよくあるけど、それがいい。
彼女は私に対していつも雑だ。
でもそれが嬉しくて。楽だ。とても。
雑な自分でいさせてくれて、ありがとう。
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