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米株式は歴史的に9月は下落シーズン?(ホリコ・キャピタル・マネジメント 堀古英司氏/モーサテ20230908)

S&P500指数は、歴史的に9月はパフォーマンスが最も悪いと言われている。過去10年、20年、50年の平均から見ても、全て同じ推移となる。
特に、過去10年では、金融危機の2008年が入っていないにも関わらず、9月だけがマイナスになっている。

では、なぜ、9月が最もパフォーマンスが悪いのか?
有力な説としては、アメリカの投資信託の決算が10月末に集中しており、その前に含み損+含み益銘柄を同時売却し、節税する動きが多く見られることが要因と言われている。

2023年は、米株式相場の上昇から、含み損は少ないように感じられるが、上昇は一部の銘柄に偏っているため、ある程度の節税対策での売りは見られるだろう。

一方、上昇しやすい月はあるのか?
4月、7月、10月はパフォーマンスが良いと言われている。これらは、いずれも決算発表月であり、相場上書のきっかけとなっている。
現在は、景気が良いシーズンであり、金利が上がりやすい局面で、当初はネガティヴに受け取られやすい。しかし、決算発表シーズンになると景好景気が決算に発表され、上昇材料となる。今はその典型と考えられる。

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