先行き不透明
就職活動の終わりが見えない。
理由は新型コロナウイルスの影響で大幅な選考スケジュールの変更・遅延が生じているから。
「別に遅れるだけでしょ?私立文系は暇なんだし問題ないじゃん!」
と思う方も多いと思うが。
大問題なのである。
なぜなら
5月末から3週間の教育実習を控えているからだ。
このまま感染が拡大するか否かはわからないが、5月中に非常事態宣言が解除されるようなことがあれば、対面での選考を再開する企業が多いのは明らか。
その時期に教育実習とバッティングする可能性が極めて高い。
私は教育学部の学生ではないため教職課程の履修は任意だから、就職活動を考慮せずに教員免許の所得を目指した私にも責任があるのは重々承知している。
実際、学務課やキャリアセンターからは、教職課程を履修する際に教育実習は多くの場合、5~7月に行われるため就職活動とバッティングすることを想定するよう強く言われる。
それを承知で履修をしても、1年次に教職課程を履修していた仲間の半分以上は、4年になる前(教育実習の前)に履修を辞めていった。
それでも私は将来の職業の選択肢の一つに教師を残しておきたかった。だから、3年の夏には就職活動を開始し、早期選考に臨むなどの工夫をして5月には就職活動を終わらせるつもりだった。
しかし、その予定は大きく崩れた。
各社、選考に大きな遅れが出ている。最終面接が教育実習までには終了するはずだった企業が、選考開始が5月末に遅れるといったケースは数え切れない。
教育実習中は週5日の勤務はもちろん、私の実習先は土曜日も授業を行うので、就職活動を行うことはまずできない。
そうなると、あとは企業サイドとの交渉になるわけだが、私よりも優秀な(≒企業が採用したいと思う)学生が先に選考に臨めば、私が採用される可能性は低くなる。
ファーストキャリアの遅れを取り戻しにくいことや新卒カードが重宝されることで有名なこの国では、新卒就活が極めて重要。そのチャンスを自分の判断ミスとコロナウイルスにより失おうとしている。
先行きは全く見えない。そもそも、明日私が感染しているかもしれない。
先のことなど誰にもわからないからこそ、やれることをやるしかないのだ。
進むべき道が見えないのであれば、立ち止まっていま自分は何をするべきなのかを考えてもいいのかもしれないな。
※2020.4.17 追記
緊急事態宣言を受けて教育実習の延期が決まりました。