椎名 萌湖 | Moco Shiina

シイナ モコです。本を読んだり映画を見たり、短い小説やエッセイを書くのが好きです。折り…

椎名 萌湖 | Moco Shiina

シイナ モコです。本を読んだり映画を見たり、短い小説やエッセイを書くのが好きです。折り返しから始まる人生を自分らしいものにしたいと願っています。「歌うように生きる」がモットー。よろしければご一緒しましょ♪☆Amazon のアソシエイトとして適格販売により収入を得ています。

マガジン

  • 66日ライティング×ランニング〜シーズン2

    • 6,090本

    書く習慣をつけたい、何かあたらしいことに挑戦したいみなさん、お祭り騒ぎが好きなあなた!66日間、毎日投稿をしましょう。6月27日から8月31日まで。字数のハードルはありません。何文字の記事でもOK。ただし! 1日でも書けなかったらマガジンから追放します

  • *終活Days*

    「終活Days」は、日常の中で小さな意識の変化を楽しみながら、ゆっくりと将来に備えるためのマガジンです。フルタイムで働きつつ、日々の生活に終活を取り入れる方法を探求しているメガネ★Mocoが運営しています。 終活というと、老後の資金作りや断捨離を思い浮かべる方も多いかもしれません。もちろんそれらも重要ですが、日常生活で小さなアクションを意識し、日々の意識を少しずつ変えていくことも同じくらい大切です。 私たちは、生命保険の営業経験やAFP(ファイナンシャルプランナー)、整理収納アドバイザーの知識を活かし、実際に役立つヒントや生活に根付いた取り組みを紹介していきます。いつか訪れる終わりの日までのゆっくりとした歩みを、一緒に楽しんでみませんか。共感していただける方に読んでいただけると嬉しいです。

  • 私と読書と珈琲と

    時々書くエッセイのようなものをまとめたマガジンです。今のところ「私と読書と珈琲について」書いてみようかなと言うくらいで特に方向性などは決まっていません。いずれ見つかればいいなと思います。

  • メガネ★moco★短編小説★

    短編小説を書いています。成長を感じられるようにマガジンにしました。

  • 流れ星を拾ったら※連続小説

    シロクマ文芸部のお題から書いている連続小説です。毎日更新を心掛けたいと思いますが、体調不良のために滞ることもあるかもしれません、その時はお許しください。猫が好きな方へ毎日の小さな楽しみを提供出来たらうれしいです。

記事一覧

秋めいてきたので来年の手帳について考えてみた#68*終活Days*

秋の訪れと来年の手帳 書店に立ち寄ると、来年の手帳とカレンダーが並ぶコーナーが目に飛び込んできた。 月見バーガーのCMを見て秋の訪れを感じ、SNSで流れてくる焼き芋フ…

放り出したまま。描きかけ。書くのも描くのも、いい時間です。

流れ星を拾ったら⑩

僕には何か特別な技術で何かを作り出すようなことはできない。でも、今の僕のように宇宙人ではないのに、ひょんなことで地球人の意識のままでこの監獄に入ってくる人がこの…

流れ星を拾ったら⑨

僕は自分の部屋に戻りルネとの対話を試みたが、駄目だった。ルネは言葉をしゃべらない。どう見てもごく普通の猫にしか見えない。 青い卵から生まれたと思ったあれは酔っぱ…

流れ星を拾ったら⑧

テルさんに促されてベンチに座ったものの、僕はしばし呆然としていた。ここにいるみんなが宇宙人でしかも罪人。それだけでも驚く話だ。さらにここは、猫専用のマンションを…

三連休は終わり。

明日は三連休最終日!

流れ星を拾ったら⑦

僕は驚きのあまり、思わず立ち上がった。何を咎められているのか理解が出来なかったからだ。 「いや、そうともいえないんじゃないかのう」 気が付かないうちにテル爺もや…

よそ行きムードの白井さん。この人が主人公の物語が進行中です。

金曜日という甘美な響き。さらに三連休。眩暈がしそう。1日頑張れば!

今夜こそ!ゆっくり休めますように。いい夢を!

よく眠れますように。

#67*終活Days*月曜日の小さなお掃除

実は3行日記を初めて、3ページ目に突入しました。 見開きの左側に3行日記を、右側には300日を超えた英語のアプリの学習の時の書き取りに使っています。 若い頃はすぐに…

流れ星を拾ったら⑥

そんなわけで、僕の月曜日の朝は憂鬱だった。在宅勤務の届け出を忘れていまして、申し訳ありませんと電話を掛けたところ、まさかの快諾だった。 「いいわよ、猫を飼うため…

流れ星を拾ったら⑤

カズさんのレクチャーを受けながらマンションを見て回った僕が自分の部屋へ戻ったのは午前11時過ぎだった。 やれやれ、とベッドに横になろうとしたら見知らぬ猫がこちらを…

アサギマダラと古墳の森から #未来のためにできること

秋はアサギマダラの季節。この近辺の飛来スポットのひとつに山上の公園がある。ここが私のお気に入りの場所だ。 その公園にはたくさんの埴輪のレプリカが屋外展示されてい…

秋めいてきたので来年の手帳について考えてみた#68*終活Days*

秋の訪れと来年の手帳 書店に立ち寄ると、来年の手帳とカレンダーが並ぶコーナーが目に飛び込んできた。 月見バーガーのCMを見て秋の訪れを感じ、SNSで流れてくる焼き芋フラペチーノやメープルショコラドリンクに心をくすぐられる今日この頃。来年の手帳を眺めて、月日の流れに驚きながらもウキウキして売り場を歩き回った。 さて、毎年のように手帳を買ってはいるけれど、実を言うと、ここ数年は愛用しているとは言えない状況。毎年、あんなに迷って悩んで買う手帳なのに、3月ごろには使わなくなってし

放り出したまま。描きかけ。書くのも描くのも、いい時間です。

流れ星を拾ったら⑩

僕には何か特別な技術で何かを作り出すようなことはできない。でも、今の僕のように宇宙人ではないのに、ひょんなことで地球人の意識のままでこの監獄に入ってくる人がこの後、いないとは言い切れない。 その人のために、僕の体験談を書こう。 僕がどんなことに戸惑い、どうやって罪を認め、どのように誰か役に立つことで償いをしようと考えたのかを記しておこう。 そして、ここの住人の罪と贖罪の日々を書こう。前の302号室の住人はみんなの肖像画を描いた画家だというから、それなら僕は、みんなの生き

流れ星を拾ったら⑨

僕は自分の部屋に戻りルネとの対話を試みたが、駄目だった。ルネは言葉をしゃべらない。どう見てもごく普通の猫にしか見えない。 青い卵から生まれたと思ったあれは酔っぱらった夜の夢だったんじゃないか。そもそも、この状態が夢の続きなのではないか。もしも夢なら。このまま見続けてもいいかな、と僕は思った。 僕のベッドで丸くなっていたルネは尻尾をパタンパタンと布団に打ち付けている。ネットで調べて知ったのだが、これはいらいらしている様子らしい。 眠たそうにしているルネを撫でながら、僕は先

流れ星を拾ったら⑧

テルさんに促されてベンチに座ったものの、僕はしばし呆然としていた。ここにいるみんなが宇宙人でしかも罪人。それだけでも驚く話だ。さらにここは、猫専用のマンションを装った宇宙人の監獄。しかも僕は、身内の誰かの罪を身代わりに背負うだなんて。 これは、信じていい話なのか。 見回してみてもだれも宇宙人っぽくはない。そうだ、人間に寄生して魂と融合するって言っていたな。見た目は人間そのものなのか。そんなSF小説もあったような気がする。 考え込んでいると、風が吹いてふわりと、紅茶のいい

三連休は終わり。

明日は三連休最終日!

流れ星を拾ったら⑦

僕は驚きのあまり、思わず立ち上がった。何を咎められているのか理解が出来なかったからだ。 「いや、そうともいえないんじゃないかのう」 気が付かないうちにテル爺もやってきていて、ベンチに座った。僕もつられて座り、若いテルさんも別のベンチに座った。 「この件については確かに解釈はいくつかあると思えるけれども、少なくとも、ここ地球だ。地球人としての意識しかない白井守くんを、宇宙法で罰することはできまい。」 まるで自分が異星人であるかのような物言いが可笑しかった。テル爺は白くて

よそ行きムードの白井さん。この人が主人公の物語が進行中です。

金曜日という甘美な響き。さらに三連休。眩暈がしそう。1日頑張れば!

今夜こそ!ゆっくり休めますように。いい夢を!

よく眠れますように。

#67*終活Days*月曜日の小さなお掃除

実は3行日記を初めて、3ページ目に突入しました。 見開きの左側に3行日記を、右側には300日を超えた英語のアプリの学習の時の書き取りに使っています。 若い頃はすぐに飽きて次の関心事に夢中になって、しばらくすると、また別の何かに目移りして、ということを繰り返してきました。気が短いのか、単なる飽き性なのか。文章を書くことも好きだけれど、ブログはなかなか続けることが出来ませんでした。 noteは66日ライラン参加のおかげで、毎日のように記事をアップするようになって、今日は74日目

流れ星を拾ったら⑥

そんなわけで、僕の月曜日の朝は憂鬱だった。在宅勤務の届け出を忘れていまして、申し訳ありませんと電話を掛けたところ、まさかの快諾だった。 「いいわよ、猫を飼うために引っ越したんでしょ。聞いたわ。片付けとかもあるでしょうし、しばらく在宅勤務ってことで問題ないから。あ、それから、新人の佐野くんの業務報告書と新商品のプレゼン資料、あれ何とかしてくれないかな。あり得ないくらい悲惨。漢字の間違いが何個もあったわ。気が付くまでやり直させてよ。ひとり立ちできるまで、白井君が指導係ね。」

流れ星を拾ったら⑤

カズさんのレクチャーを受けながらマンションを見て回った僕が自分の部屋へ戻ったのは午前11時過ぎだった。 やれやれ、とベッドに横になろうとしたら見知らぬ猫がこちらを見ているので腰を抜かしそうになった。そうだ、ここは猫がベランダ伝いにやってきて部屋にいることも珍しくないってさっき聞いたところだった。 でも、猫が寄り付かない部屋もあるらしい。カズさんの部屋には猫が来ないのだそうだ。何となく、そんな気もしないでもない。 さて、マンション内のネット掲示板に猫と自分の自己紹介をしな

アサギマダラと古墳の森から #未来のためにできること

秋はアサギマダラの季節。この近辺の飛来スポットのひとつに山上の公園がある。ここが私のお気に入りの場所だ。 その公園にはたくさんの埴輪のレプリカが屋外展示されている。 10年ほど前、フジバカマに舞い飛ぶたくさんのアサギマダラを見て以来、すっかりその虜になった私。毎年、飛来の季節を心待ちにしている。 シーズンはあと1ヶ月くらい先だけれど、思い立ってフジバカマの花芽をチェックしに行った。順調に花芽がついていることにほっとしたので、ついでに埴輪の森を散策することにした。健康維持の