主婦 家を出る
口を聞かなかった夫の態度が軟化してきた
どうせもう間に合わへんよな、とか、寂しい、とかいう言葉が聞こえてきたし、出発前日に、封筒に入れたお金も支給された
あんな態度を取ったのは、ただびっくりしただけやったんやな、ということはわかった、けどヘソクリの決意は変わらへんからな笑
さて、いよいよ出発の日…朝からソワソワしてしまう。出かける時間は昼前なのに
仕事中の夫に、行ってくるね、と言ったら、鍵預かってるけど、いつでも帰ってきていいから、という返事
アレ?取り上げられたんじゃなくて、預かられてたのか??笑 思いがけず優しい言葉をかけられて、不覚にも泣きそうになった
待ち時間も含め、4時間半ほどの旅。ホテルに到着して、徒歩10分ほどのところにあるスーパーに買い出しに行ったり、コインランドリーが1回400円(高っ!)ということに驚いたり、書店で小説を買ったり
この日の夕飯は、スーパーで買ったアジのお寿司。水やアイスなんかも購入した。あれほど願っていた、自分のことだけを考えていられる時間。家にいたら、スーパーでアイスを買う時は、夫や子どもの分、何がいいかな…なんて頭を悩ませてしまう。ほとんど自動的にやってしまうのだ。そのことが、とても面倒に思えていたから、家を出たいと思った。アイスはほんの一例で、何をするときも、まず家族を優先してしまう思考回路がほとほと嫌になった。家にいると、どうしてもその思考回路から抜け出せないのが辛かった
自分を第一に。自分を優先。よく見聞きする言葉。私も実践してるつもりだった…けど、あくまでも、つもり、だったことに気づいた、気づけた。コロナのおかけで
なのに1日目の夜、なんだかもう帰りたくなってしまった 帰らへんけど
次回に続く