異動の打診を断らなかった結果、次とその次の部署で苦労した話

時折、唐突に、過去の嫌な事を一気に思い出してしまう時がある。過ぎた事など思い出しても何もいいことはわかっているのに。
思い出す事自体は避けられないけれど、次からは、「広げない」という事に注力しよう。

さて、今回は、「良い環境の部署にいたあの時に、あの異動の打診を断ってさえいれば」(珍しく打診してもらえて、断ることもできたケース)という後悔が突然襲ってきた。
「あの時が運命の分かれ目だった。あの打診を断ってさえいれば、その次の部署と、さらに次の部署で、変なメンバーのせいで辛い数年を過ごさなくて済んだのにな」と久しぶりに思い出した😢

あの頃は突然、何の前触れもなく心臓バクバクして緊張し出すという社会不安障害のようなものを発症していた。だから、人前で講師をする係への課内異動の可能性を避けたい気持ちも強くて、打診を断らなかった。

結果。異動先が二人係で、もう一人のメンバーが普通に会話が通じない人だったり色々あって、苦労する羽目に。人生何でどうなるかわからない。

自分が一番避けたいものを避ける選択肢を選ぶ事が大事、と思っているけれど、行った先で新たな避けるべきものが現れる事までは予測できないのだ。避けたいものを避ける事よりも、今の部署が良い環境だという幸運を大事にした方が良かったと思う。

さらにその次の部署でももっと苦労した。その結果、もとは従順な性格だった自分から少しずつ変わっていって、人や状況に立ち向かえる心構えや気の強さ、振る舞い方の知恵を得て、随分変わったけれど、あれはあれで必要な経験だったとは言いたくない。

<今できること>
■今の部局から出るべく、異動希望をしっかりと伝える。

■異動希望の書類に書くと役立ちそうな検定試験を受けておこう。
…3年前に別の検定試験に受かったけれど、特に異動の役には立っていない。異動希望の書類に書いた希望だって、全然かなわないと言われているし、試験を受けた所で異動の役に立つことがあるのかどうかは不明。
まあその試験を受けること自体が勉強になって自分の得になるから、 それで良しとして取り組んでみる。

■もう1つできるのは、自分の過去の選択を肯定すること
行った先の上司が特性の強い人(おそらくASDの傾向が強かった)であることは、さすがに予測できない。
打診を断っていたところで、別の場所で別の苦労をしていたかもしれない。

たまたま苦労する道になったのは結果論であって、自分が悪いわけではないし、そういう結果になったことは諦めて受け入れる。

異動希望の結果は偶然によるものが大きい。 過去の自分の判断の後悔は全部やめてみる。
後悔してもいいことが起きた試しはない。気持ちが暗くなって落ち込んだことしかない。後悔は、その場で止める。広げない。

■辛かった時期を思い出すより、それはもう流して、乗り越えられたという事実を見る。
ちゃんと乗り越えて来られたのだから、それでいいのだ。

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