自律神経を整えるためにしていること


<不調と治療の経緯>

経緯と対策について、こちらの記事で書いている。

以下の記事では、私の対策の内、自律神経を整えるための対策について、まとめている。

不調が始まった’22年の冬、自律神経の本を色々読んで、良い生活習慣を取り入れても、何も変わらなかった。私は元々生活が規則正しく、食生活もバランスが取れていて、あまり改善する所がなかったからだと思う。
後で思えば、私に必要なのは体に直接働きかける対策だった。

自律神経と言うと、心の持ちようの事ばかりが言われがちだ。自律神経失調症を対象にしている病院はメンタルクリニックがほとんどだ。でも、整体師や神経内科の医師の本を読むと、背中のこわばりなど、体の不具合からも自律神経失調症が起きると書かれていた。

<暖かくする>

’22年の秋から、異様に寒さに弱くなってしまった。身体を自力で温める機能があまり働かなくなっている感じで、それまでの自分からは考えられないぐらい厚着しないと、寒さに耐えられず、すぐに風邪を引いた。
我慢するとダウンするので、無理はしない。上着を持ちすぎてもいいので、暖かくする。

<湯船につかる>

『なぜあなたの疲れはとれないのか』(梶本修身著)に、湯船は良くないと書いてあった。(*この本の要点はだいたいこの記事に書いてあると思う。)そこでシャワーだけにしていたら、たまたまかもしれないけれど、3週間で体調が悪化した。
11月に急な寒さが始まってからは、寝ていても体のあちこちが痛む状態で、ヨガもつらくなった。身体がカチカチに固まっている感じがした。初めての感覚だった。
そこで湯船を再開したら、だんだん楽になってきた。やはり湯舟は必要なのではないか。
(ではなぜ欧米や中国の人は湯船につからなくても大丈夫なのか、謎なのだけれど…。)

<★朝の散歩>

朝起きて1時間以内に散歩すると良いという、樺澤紫苑さんの説を読んでしてみたら、その日から急に体調がよくなった。びっくり。

ただし 私の場合は、後述するように、朝食の前の散歩では頭重 やふわふわめまいがが治らず、散歩の時間を朝食後に変えたら良くなった。(そもそも1時間以内にしないと体内時計が狂うというのは、科学的な根拠はないかもしれない。)

また、ちょうど散歩を始める 少し前に背中をほぐす体操を始めてから、寝つきが良くなっている。背中のこわばりをほぐすことも自律神経失調症に良いので、これらの相乗効果で良くなったのかもしれない。

まず、極度の冷えに悩まされてきたのに、別人のようにポカポカしている時間が多くなった。2週目には、それまでからは考えられないぐらい薄着で過ごせるようになってきた。(過渡期だからか、急に寒くなったりもした。)

そして、1年間続いてきた ひどい 胃の不調も、かなり良くなっていった。

ただ頭重とふわふわめまいは続いていて辛かった。どちらも散歩を始める前からあったものだ。
動いた後、椅子に座ったとたんに頭重とふわふわめまいが起きる事が多かった。仕事の日は気が張っているせいか、朝だけは元気だったが、休日は朝から頭が重い日が多かった。
それが、朝の散歩を朝食後に変えたり、通勤で腕を大きく振って歩くだけに変えたら、頭重が激減して、ふわふわめまいも治った。

どうして症状によって、違いが出るのだろう。
分かっているのは、
 ・胃の働きは、副交感神経が優位な時の方が良くなる
 ・寒さも、副交感神経が優位な時の方が血流が良くなって暖かくなる
 ・頭重とふわふわめまいは自律神経失調から起きることが多い
そして、これは私の推測だが、朝の散歩で副交感神経が優位になる時間が増えたものの、朝食前の散歩では体にストレスがかかって、日中、自律神経の切り替えがうまく行かず、頭重などが続いたのではないか。

<★自律神経を整えるためのセルフ整体・ストレッチ等>

私は筋肉を大きく動かす体操が合うようだ。首から背中をほぐす運動をしていた。
ツボおしや筋肉をさすってゆるめるのは、私は効き目がよくわからなかった。(プロの整体師の方にしてもらうと違うのかもしれないが。)

以下の本から色々な体操をしてみて、自分の体に効きそうだと思ったものを、すきま時間にしている。エレベーターに一人で乗っている間や待ち時間、お手洗いに行った時、そして朝の散歩をしながらする事もある。

寝つきを良くするヨガ(背中をひねる)

★『背骨から自律神経を整える-ねじるだけで体と心が変わっていく!-』

★『気象病ハンドブック-低気圧不調が和らぐヒントとセルフケア-』自律神経失調症外来の医師の本(医師のブログに体操の動画あり)。外来で首のストレッチを勧めているそうなので、首の運動中心にしてみた。体操はトレーナーの加来大樹さん監修(加来さんのYouTube)。とても良い。ただし字が小さいので、私はA3に拡大コピーして使っている。

★『大丈夫なふりして生きてる人の体に効くこわばり筋ほぐし』

・『1分でできる! 自律神経を整えるセルフケア事典』
自律神経専門整体師の 前田祐樹さんの著書。私が背中をほぐすことが自分には必要だと気付いたのは、この方のこの動画がきっかけだった。動画は落ち着いた語り口で、聴いているだけで癒される。著書は字が小さすぎて読みづらいのだけれど、動画が見られるQRコードが各ページにあるので良い。
(ただ、私によく効いたのは上記の動画の運動ぐらいで、他は動きが小さめの体操で、私には効果が少なかった。他の体操と同様、合う人と合わない人がいると思う。)

・首をほぐす・・・とも先生のこの動画をお風呂で見ながら、入浴中にしてみた。首の後ろの頭との境目あたりは、自律神経に大きな影響があるので、その辺りを(あまり力を入れずに)つまんでほぐすのが良さそうだった。

・手や腕をほぐす・・・ブス美さんのこの動画

・『ひとりほぐし』

・『フワフワするめまいは食事でよくなる-2200万人が悩む「浮動性めまい」の治し方-』
運動も載っている。
また、朝食では体を温めるものを、夕食では体を冷やすものを食べましょうとのこと。ただ夕食で体を冷やしても、入浴で体温は上がるはず。
私は、”夕食は体を冷やすものでも温めるものでも良い” ”冷やすものを食べるなら夕食で” と解釈した。(が、実際にはあまり気にせず、その時食べたいものを食べている。)

<筋トレ>

冷えと疲れやすさの対策で始めた(詳しくは別記事

特に、膝から下の冷え性が治った人の体験談を読んで、待ち時間につま先立ちをし始めた。
私の場合、脚と背中の筋トレが必要そうだ。(ただ、風邪を立て続けに引いて、しんどすぎて、スクワットとつま先立ちぐらいしかできない時期も多かった。元気な時はする。)

<できない事が増えてもいい>

体調がひどい時は、体が辛くて簡単な片付けもできなくて、部屋の中に置きっぱなしにせざるを得ないのがもどかしかった。
でもある程度治った後は、普通にパッと 片付けられる。 体調が悪い時は、焦らなくていい。 無理な時は無理だ。片付かなくていい。体調が戻れば自然にできるようになる。悔しくても、焦らずのんびり構えていよう。



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