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47都道府県街灯めぐりの旅 島根県1

47都道府県の街灯を見てまわろうという旅行
37ヵ所目の島根県

小泉八雲の街灯と京店商店街グルメ

福岡空港から出雲空港へと移動し、そこからバスで松江駅に向かう。
今回は前半松江市、後半出雲市、とざっくりとだけ決めただけ。
まずはご飯、雑誌で読んで気になった、ラーメンとおだんごが食べられるお店へ。

ラーメンとおだんごが食べられる、月ケ瀬京店 本店

メニュー表はラーメンとおだんご、なかなか見ることのない組み合わせである。

壁のメニュー表はイラストが添えてあり可愛らしい。

この日は暑かったので、冷やしつけ麵を注文、みそだれの塩分が染み渡る。
量はそれほど多くなく、この後に甘味が食べられるちょうどいいサイズ。

おだんごは定番の「みたらし」「きな粉」からかつお節の乗った「かつお」、季節によって内容が変わる季節団子と、とにかく種類が豊富で迷ってしまう。
お腹の空き具合を考え、絞りに絞って3個注文。
左から、季節団子のスイートポテト、玄米、かつお。
玄米の香ばしさとプチプチした食感がとても美味しい、どれも美味しかったが、3本のうちもう一回だけ食べられるとしたら玄米を選ぶだろう。

松江京店商店街の街灯

このラーメンとおだんごが食べられるお店がある松江京店商店街あたりが、松江の飲食店が多く集まる場所。
商店街の街灯には男性の顔が。
この男性はだれかというと、小泉八雲さん。
誰?と思う方も多いかもしれないが「耳なし芳一」や「雪女」の話は聞いたことがあるだろう。
それらの日本の怪談をまとめ本を書いたのが、この小泉八雲という人物だ。

小泉八雲記念館

松江の観光周遊バス、ぐるっと松江レイクラインバスに乗って「小泉八雲記念館」へと行ってみる。

小泉八雲という名前だが、実は日本生まれではなく本名でパトリック・ラフカディオ・ハーンというギリシャ生まれの新聞記者であり、帰化した時に妻の姓の小泉に、出雲国にかかる枕詞の「八雲立つ」に因んでつけた名前らしい。
偶然にしてはとても島根らしい名前だなあと思っていたら逆だった、本人が島根らしい名前を付けていたのだ。
恥ずかしながら、松江に来るまで小泉八雲に関してはうっすらとしか知らなかった。
せっかくなので記念館で販売している本を購入、日本の怪談について知っていこうと思う。

訪れた時期には小泉八雲の妻である小泉セツに焦点を当てた企画展を行っていた。
当時としてはかなり珍しい国際結婚ということもあり、色々苦労もあったようだ。
なんと、小泉セツさん、2025年の秋の朝ドラの主人公のモデルに選ばれていた!これは楽しみだ。

松江名物ぼてぼて茶

小泉八雲記念館を楽しんだ後は、道を挟んで目の前にある「塩見茶屋」で一風変わった名物を飲んで?食べてみる。

それがこの「ぼてぼて茶」、700円。
左には茶せんで白く泡立てたお茶、右側には「十穀米、高菜、沢庵、黒豆、野焼(松江名物、ちくわに似たもの)、椎茸、高野豆腐」が入ったお皿の状態で提供される。
右側のお皿のものを全て左のお茶に入れ、混ぜて飲む、というか食べる?という不思議なお茶である。
お茶を勢いよく飲まなければ具材を食べらないため、お上品には飲むことはできない。

アイルランド料理店「巨人のシチューハウス」

夜ご飯は松江京店商店街に戻り、アイルランド料理店の「巨人のシチューハウス」へ。
私は旅行先でその地のものや名物を食べ損なうことが多々あるのだが、今回は小泉八雲の父がアイルランド人ということで、繋がりは一応ある。
まあ、アイルランド料理食べてみたかっただけなんだけど。

人気のお店らしく、この日は2階が貸切で、予約なしでふらりと入ることはできなかった。
「テイクアウトもできますよ」と店員さんに提案してもらい、今回はテイクアウトでアイルランド料理を楽しむことに。
左上:ビーフ&ギネスシチュー
右上:マッシュポテト
左下:アイリッシュポテトブレッド
右下:キャロットケーキ

ビーフ&ギネスシチュー
お肉がゴロゴロ入っており、味は日本のホワイトシチューとは違った味、ほろ苦さも感じられる。
カップ1杯で足りるか心配だったが、具材がたっぷり入っているのと、再度のポテトでお腹いっぱいになるのでちょうど良かった。
キャロットケーキは大好きなので、ショーケースで見つけてしまい追加注文、スパイスの効いた生地に、爽やかな酸味のクリームがマッチしており、クルミの食感も合わさって最高のデザートだった。


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