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【闘病記】コロナに感染したらこうなります

コロナ第5波の波にしっかり乗っかり(?)感染しました。正直そこまで知識を入れていたわけではないので、発熱してからどうすればよいかわからず朦朧としながらスマホで調べて対応しました。
あー、もっと事前に調べとけばよかったなと強く思い「備えあれば憂いなし」なんてベタなことわざ通りの経験をしました。
これを読んでくれるみなさんに少しでも参考になれば、ワクチン接種をはじめとする予防策について少しでも考えるきっかけになればと思い、noteに初投稿してみました。
それでは、発熱した当日からの闘病記をどうぞ。

闘病記

7/27 (発症初日)

早朝 ジムでジョギング。相当追い込む

昼頃 明らかに違和感。熱が出る気がしたが気のせいと言い聞かせ、仕事を続ける

夜 仕事終了後、体温計測。38度台。早朝のハードなトレーニングのせいだと自分に言い聞かせるも、翌日病院に行くことに


7/28(発症2日目)

早朝 熱は下がっておらず38度台。24時間受付している「東京都発熱相談センター(03-5320-4592)」に電話。近所で発熱外来をやっている病院を3箇所紹介される。かなり丁寧でわかりやすく対応いただく

9時 病院へ。診察をうけ、PCR検査実施

この日は最高39度台にも達しており体がかなりきつくなる。またこの日以降夜は最大でも2,3時間くらいしか寝れず


7/29(発症3日目)

朝 前日と同じく38度台。いつも普通の風邪なら1日で熱は下がる方なのでこの時点で下がっていないことで覚悟を決める

昼 PCR検査結果、電話が来る。陽性。今後の指示があるので保健所からの連絡を待てと言われる。

この日は保健所から連絡はなし。感染者増加に伴い保健所対応も逼迫してるもよう。

熱は38度台デフォルトの高い時間帯では40度台に。これはこの後7日間同じ調子。熱が上がると本当に、本当につらい。ワクチン一回接種は済んでいたので重症化リスクは限りなく低いと医者の友人に言われたのは安心したが、「軽症」がこんなにつらいとは思わなかった…処方される解熱剤もカロナールで、自分には全く効かなかったのでひたすら氷枕と氷嚢で冷やす作戦に。


7/30 (発症4日目)

朝 38.6度でのスタート。前日同様夜中寝れてないので2時くらいから起きっぱなし状態。

昼 保健所から連絡あり。前日夜と当日朝の体温を聞かれる。この日はたまたま37度台を叩き出していたのでホテルへの隔離ができるかエントリーをお願いすることに。ホテルは38度以上あると入れないらしい。
また、昼食のパスタからいきなり味覚が完全になくなる。突然のことに驚く。

夕方〜夜 この時間帯が熱が上がる魔の時間帯。この日も例に漏れず40.3度まで体温上昇。真夏にエアコンつけず毛布に羽毛布団かぶってもまだ寒いという最悪な状態に。


7/31 (発症5日目)

朝 この日も38度台で1日がスタート。このあたりから一向に良くならないことに一抹の不安を覚える。また、寝ているだけなので体の特に背中に激痛が走るように。ストレッチポールなしでは生活できないレベルに。
保健所から連絡あり。どうやら毎朝電話がくる模様。前日夜と当日朝の体温をヒアリング。ホテル入るには38度を下回らないとダメだから頑張ってくださいと言われる。頑張るって何を…

昼 発症以来初の36度台を叩き出す。快方に向かってるのでは?とこの瞬間はウキウキ。そう、この瞬間だけは。このへんから空咳がかなり酷くなってくる。会話が困難なレベルに。

夕方〜夜 やはり魔の時間帯。熱が39度台にぶり返す。一度平熱を叩き出してるだけにショックが大きい。それに加えてかなりつらい。無理矢理寝ようとするも、やはり寝れず。もうまともに寝るのを諦める。


8/1 (発症6日目)

朝 38.7度。一向に熱が下がらない。マジメにカロナール飲んでるのに…

昼 保健所から電話。熱を報告。熱が下がらないので入院を勧められる。マジか…人生で一度も入院したことない…でも妻子と同居してる身、一刻も早く隔離して欲しかったので病院を探してもらう方向で依頼
この日は魔の時間帯に入る前に熱が39度台に急上昇。昨日より状態が悪い…
さすがにもう耐えきれず保健所に教えていただいた体調が悪い時に電話をすると医師の診察が受けることができる「ファストドクター」に電話
受付の人に病状を説明。するとその情報を連携して看護師から折り返しがくるとのこと。待つこと約2時間、看護師から連絡あり。今の薬が合ってない可能性があるので、医師の診察を受けてくださいといわれる。なんと医師から電話がきて電話診察を受けられるだけでなく、薬を郵送してくれるもよう。
さらに2時間後、医師から電話あり。病状を伝えると咳止めを出すとのこと。また解熱剤はまさかのカロナールアゲイン。カロナール以外は推奨してないと言われてしまう。看護師の話はなんだったんだ…

夕方 毎日恒例、魔の時間帯。39.5度まで上昇。連日の高熱に加え、まともなものを食べられていないのでスタミナもなく、日に日につらくなってく。氷枕と氷嚢を頭に当てまくって大人しくして耐えるしかない…
保健所から連絡あり。病院の空きがなく、入れるところがなかったとのこと。また明日探しますとのこと。ホントに流行しているんだな…大変なんだなと身をもって実感

夜 突如熱が37度台まで下がる。37度台も熱はある状態だけど、ホントに、ホントに体が楽。もう上がらないで…と願いながら就寝(寝れてないけど)


8/2 (発症7日目)

0時 目覚める。熱測ると40.5度。もう最悪。この熱だと寝れる気がしない。無理矢理目を閉じ意識が飛ぶのを待つ。20分〜30分意識が飛び、また目覚めることを何回も繰り返し、なんとか5時前。その辺で寝るのを諦める。

朝 38.8度。全く快方に向かわない…この日は終始ツライ。氷嚢が手放せない。動画などを観てベッドで過ごしているがそれさえも辛い…ろくなもの食べてないし、体力の限界を感じる。

昼 この日に濃厚接触者である妻子用にPCR検査キットが届くと保健所から聞いていたが届かない。妻が問い合わせたところ、なんと申込が入っていないことが発覚…間違いなく電話でお願いしましたが…尋常じゃない忙しさだろうから仕方ないのだろうけど…結局近所のPCR検査を受けられる病院に翌日行ったほうがもはや早いので病院に電話して予約。

13時 保健所から連絡あり。入院決定。専用のタクシー?で迎えにきてくれるとのこと。正直弱りすぎて動ける気がしなかった…

14時 専用車到着。家の階段を降りるだけて相当しんどく、危機感を覚える

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専用車内の様子。運転手さん本当にありがとう


14時半 病院着。タクシー降りたら5秒で病室、みたいなところが隔離病棟。みんなの咳がすごい…同じく私も咳止まらないんだけど。
病院着いて早々に採血、CT、レントゲンと検査のオンパレード。そういえばこの時の検査結果、何も教えてもらってないな 笑。まあひどい状況じゃなかったから報告する必要がなかったと思うようにしよう 笑。
その後点滴注入。まともに栄養とれてないはずだからこりゃ助かる

夜 いつものごとく、夕方以降から熱が爆上がり。何もする事ができずただ目を閉じているだけ状態で朝を待つことに。


8/3 (発症8日目)

朝 いつもより少し体調が良い気がした。しかし熱を測ってみたら39度台。全然落ち着かない 笑

1日通して38度後半〜40度とかなり高い値で推移していたが、不思議と体はそこまで辛くなかった。もしかしたら発熱期間が長すぎて慣れたのかもしれない。

夜中 熱を下げるための対策はこれまでカロナール一辺倒だったが現状を鑑みて抗ウイルス?の点滴を15分打ってもらうことに。これがめちゃくちゃ効いた!
うち終わった途端楽になり発症後最長の5時間睡眠に成功!


8/4(発症9日目)
朝 38度台。オッケー平常運転。慣れてきちゃってるのが本当に嫌だけどもう38度台だともうキツいとか感じない。

昼 かなり調子の良い出だしだったがやはりきました。強烈な寒気。間違いなく熱が上がるので寝て耐えることに

夜 案の定40度オーバー。しかも今回は息苦しい。呼吸がうまくできなくなってる…看護師さんに症状を訴えると、血中酸素濃度が低くなってたのもあり、酸素吸入器をつけることに。ついにそのレベルになってしまったのか…とショック。しかし、酸素吸入器をつけるとあれよあれよと体調が良くなり、熱も37度台に。いつも寝るのに苦しんでいたがこの日はかなり楽に入眠に成功。

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鼻からイン!


8/5(発症10日目)
発症してから最も楽な朝。こんな気持ちで朝を迎えるのはいつぶりだ!熱も37.4度。昨夜の酸素吸入器つけるところまでいったのはどこへやら。
食欲も徐々に戻ってきてる。

いつも夜に波が来るから怖がりつつ、この日はもう来ないんじゃないかと感じる。

夜 いつもの高熱の波が、来ない!やったぜ!こりゃ治ってきたのでは?テンションは上がる。そして体調が快方に向かうにつれてそれまで気にならなかったシャワーを満足に浴びられてない気持ち悪さなどが気になりあまり寝れず…

8/6(発症11日目)
ついに平熱!解熱剤は飲んでるものの、ホントに久しぶりの平熱で相当身体が楽。まだ発作的に激しい咳が出たり、息切れとめまいがあるけど、高熱がある頃に比べたらダントツ快適。ずっとしていた点滴も取れて、晴れて管に繋がっていない自由の身に!
バッチリシャワーも浴びて、この日は久しぶりにぐっすり睡眠!

8/7(発症12日目) 
この日から解熱剤ナシに。解熱剤飲まずに72時間平熱なら晴れて自由の身、退院とのこと。カラダはメチャクチャ楽なのでこのまま熱が出ないことを祈るのみ。
2つ隣のベッドで入院しているおじさんが不意に夜熱が出ちゃって退院延期になってたから同じことにならぬよう祈りながらヒマをつぶす。

8/8(発症13日目)
解熱剤ナシ2日目。この日も特に体調に変化ナシ。朝、オリンピック男子マラソンがあって大迫選手の走りに大感動。しかしそれ以外何もやることがなくホントにヒマ。カラダが元気になってきたからこその贅沢な悩み。

8/9(発症14日目)
解熱剤ナシ3日目。ついに最終日!この日を乗り切れば明日には退院!この日はとにかくヒマ。普段滅多にないがスマホの見過ぎで通信制限一歩手前。テレビも普段見ないしつまらんので、ひたすらKindleで読書。元気になってきた途端ヒマに感じるなんて、ホントに人間て勝手だなと思いながら1日を過ごす。
夜 ついに明日の10時に退院できることを看護師さんから伝えられる!やっとだ!今日は早く寝るんだ!と思いながら昼間暇すぎて長い昼寝をとっていたのでなかなか寝付けない病院最後の夜を過ごす。

8/10(発症15日目)
ついに退院!退院時間10時と言われていたが7時には退院準備完了。看護師さんからは準備早いねと笑われる。
予定より早く9時半に退院!久しぶりの日光にクラクラ目めまいがひどかったが、タクシーで帰宅。息切れとめまいがひどいのでこの日は1日休暇にし、翌日から仕事復帰することに

まとめ

大きな病気もしたことなく、入院したこともなかった自分にとってはオーバーでなく、人生の中で一番辛い病気だった。インフルエンザは3回くらいかかっているがその比ではない。もちろん普通の風邪の比でもない。21年8月現在、感染者が1日2万人とからしいのでもはや誰がいつかかってもおかしくない状況。ワクチンはやく出回るといいな…
自分も一回はワクチン打っており、友人の医者から重症化リスクは限りなく低いと思うと励まされていたので、感染してつらくても生命の危機までは感じなかった。この安心感だけでもワクチン打つ価値はあるのではと思った。
とにかく早く普通に遊びに行けて、楽しく暮らせる毎日が戻ってくることを祈るのみ。根絶はできないだろうから共存していくしかないんだろうけど…

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退院直後に1枚。完全に修行帰り


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