見出し画像

【闘病記】コロナ退院後のおすすめ体力回復法

コロナ感染

改めまして、私2021年7月下旬から8月中旬にかけて新型コロナウイルスに感染しておりました。闘病期間中の様子は下記の投稿をご覧ください。

こちらでは、退院後どのようにして体力を元に戻したかを書いていきたいと思います。

コロナ感染前のコンディション

まずは感染直前の私の状態。それはもう例年にない絶好調のコンディションでした。
まず緊急事態宣言中のため外で飲む機会がほぼなく、酒量が極端に減っている。
それに加えて週3回以上のトレーニング(主にジョギングで最低月間100キロ走行)を欠かさず、睡眠もOuraRingで計測と、どこぞの健康オタクだと我ながら思うほど。
それも10/31に予定していた横浜マラソン(残念ながら中止)での自己ベストを出すことを目標にしてたから。
人生史上3本の指には入る好コンディションでした。

退院直後の状態

標準体重だった体重が約2週間で4キロ減量。少し歩くと眩暈と息切れがしてしまい、とても外には出歩けない状態。
よって退院後約1週間は運動はおろかウォーキングさえも絶対に無理。
食欲は戻っていたので最初の1週間は規則正しい食生活を送り、体重を戻すことに集中しました。

トレーニング初日

退院から1週間経ち、眩暈と息切れがかなり治まってきたのでそろそろいけるだろうとトレーニング再開。
初日、感染前と同じように早起きしてからのジョギング。最初の1キロはかなり軽快に走れた。いつも5キロから10キロくらいは楽々走破できるくらいのペース。
しかし、地獄はここからだった。2キロ目から心拍数が急激に上がり、同じペースを保てない。まさか…ここまで落ちているとは…と強いショックを受けながらも、なんとか5キロは走り抜こうと懸命にこらえるも、3キロにも達しない地点でまさかの頭痛。これまでジョギングで頭痛なんて一回も起きたことない。
その頭痛の出方が酸欠の時のそれだったのですぐに走るのを中止。ただただショックを感じながら、これはコンディション戻すまで長くなるぞと絶望しとぼとぼ帰宅。

取り入れたトレーニング

とにかく一番ショックだったのが酸欠で頭痛になったこと。おそらく肺に少なかれダメージを抱えているため、最大酸素摂取量が極端に減ったことが影響していると思われる。
よって、最大酸素摂取量の回復が急務と考えた。
これには一定のペースで走り、心拍を極端に上げないジョギングは不向き。しかしラン系のトレーニングで心拍を最大限上げるインターバル走などのポイント練は、今の状態でおこなうには危険すぎるように感じた。ましてや時期は8月下旬の真夏。コロナが治った直後に今度は熱中症でダウンなんて笑えない。
そこで室内ででき、自分で負荷をある程度コントロールできるであろうサーキットトレーニングを取り入れることにした。
使用したアプリはNike Training Club。(通称NTC)
今までこのアプリは言い方が悪いけど「自称意識高い系トレーニー」が使ってそう、といううがった見方をしてたので敬遠してきた。
しかし実際使ってみるとこれ、さまざまなワークアウトが入っており、しかもそれを組み合わせて1ヶ月のプランまで組んでくれる。
私のようなランが中心で他のトレーニングのリテラシーがそこまで高くない人間にはもってこいのアプリ。
いやー、本当に偏見はだめ。自分の人生の可能性をめちゃくちゃ狭めてる。サントリー創業者鳥井氏の「やってみなはれ」の言葉が思い出される。
人との関わり方でも同じく偏見なく付き合っていく重要性を日々感じているのでここは強く意識したいところ。
少し話がそれたが、早速NTCで週3、4回のサーキットトレーニングプランを1ヶ月たててみて、実践へ。
1回1回のトレーニングが本当にキツい…最初の方はあまりにキツかったので全部やり切れることができず、レベルをもっと下げて再チャレンジをするなどして調整。今のコンディションでちょうどいい具合の負荷を体と対話しながら検討。
毎回最大心拍は最低180以上になるようにして、今日より明日強くなることを強烈にイメージ。
終盤にほぼ必ずメニューとして入るバーピー40秒(バーピーとはこれです)に毎回死にそうになりながらなんとか1ヶ月完遂。
もちろんサーキットトレーニングだけでなく、ジョギングも遂行。ジョギングは強くなりたい、というより心地良いペースで走ることを念頭に、血の巡りをよくしてリラックスすることを目的にやった。
そんなこんなで週4〜5回の運動を必死にやった結果がこちら。

最大酸素摂取量 / VO2maxの遷移

少し見にくいグラフかつ、医療機関ではなくGarminの時計で計測しているものなのでどこまで正確かは不明だが、無事に右肩上がりで最大酸素摂取量を上げ、感染前の状態に戻すことに成功!
自分の体と対話して見事意図通りの成果を出すことができ、達成感いっぱいで終わることが出来ました。

回復期に大事だと思ったこと

それは、「無理をしない」ということ。
ここまでの内容、表現と少しイメージが違うと思われる人もいるかもしれないが、激しいトレーニングをこなそうとして短期的にコンディションを戻そうとするよりも、自分が続けられると思うペース、負荷で最低でも2ヶ月以上の長い目で見て戻そうと思った方が良いと思う。私の場合も結局完全に体力を戻すまでに約2ヶ月はかかった。
長い目で見ておかないと完治直後の自分の体力の落ち具合に耐えられないと思うし、なかなか戻らないもどかしさにも耐えきれず、もういいやと思ってしまうかもしれない。そう思いトレーニングを途中で断念してしまうくらいなら、無理のないペースで続け、習慣化していくことを念頭に置いて少し物足りないくらいの運動を続けた方がよいと思う。
その上で私のように気分が乗るタイミングがどこかできたら追い込めるトレーニングを取り入れてみたり、常に自分のメンタルと体と会話しながら無理をせず続けることが重要かと思った。
てなわけで、今回は以上!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?