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散歩日記:「描く人、安彦良和」展を観た話

前回はこちら。

この旅のメインイベント。
兵庫県立美術館「描く人、安彦良和」展に行ってきた。


前回の冒頭で書いた…よね?
三宮から大阪方面の鉄道ダイヤ乱れがあったことに加えて、降りる駅間違えて1時間くらい到着予定時間がズレた…。

なんとか最寄り?に到着

下調べとは何だったのか。
自信満々に「たしかこの路線〜」とか思ってた自分を殴りたい。

灘駅まで到着したところで、盛大に腹の虫がなった。
このあたり…なんかあるかなぁ…。

まずは腹ごしらえ

店頭看板にある「神戸 黒ラーメン」の文字に引き寄せられ、灘駅前の「希望軒」へ。

※帰投後スケッチ
塩分水分補給の黒ラーメン

色のイメージから大分しょっぱいのかと思ったら、甘めのあっさり風味…だったかな。
※書いてる時点で味の記憶がちょい薄まってる。

塩分持っていかれてたせいか、スープもほぼ完飲。スープは残しがちなので、飲み切るのは珍しい方。
こんなお店近所にあればいいのに。

本旅のメインイベント

ちょっとした歴史をを感じる

灘駅から海の方へ。
ミュージアムロードと呼ばれる大きめの道路をまっすぐ歩いていくと、遠くになにか…緑の物体が…みえる?

何このモニュメント。

植物?でいいのかな

なんかデジャブ…。
あ、あれだ。ゴジラのビオランテ。

さらに海へと向かうと、巨大なカエルのオブジェに侵略されたコンクリートキューブが見えた。

カエルで合ってる?
特別展のメインビジュアルとカラフルなカエルが眩しい

暑さに負けそうになっていた足取りが小走りに。早く見た〜い!

山側エントランス
エッフェル塔の鋼材をつかったモニュメントだったっけかな

チケット売り場前のエントランスにはフォトスポットとバナーがあって、ガンダムキャラと記念撮影ができるようになっていた。

立つならアムロの隣かな…?

館内にリュックなどの持ち込みはできないので、コインロッカーに預ける必要あり。
料金は100円ぽっきり、返却ありなのはちょっと嬉しい。

荷物をしまっていると、背後でスーツ姿の男性が。
どうやら、自分のリュックの紐端が他のロッカーに噛んでしまっているようだった。
覗き込むと、ロッカーの扉と本体の隙間にきれいに挟まっている。引き抜こうにも折り返しが引っかかって抜けなさそう…。
スタッフの方も解錠できないのか、戻りを待つしかないとか。

戻ったときもまだいらっしゃったのよね…。
その後無事取り出せたのかな。

そんな不安を胸にチケット売り場へ。
あ〜〜〜〜〜…夢の国だ……現実…。

チケットを手にしてさらに足取りは軽やかに。展示フロアまで早足で向かった。

展示入口前にある階段が祭壇のようで、伝説を観に来た感満載。

神殿

なお、本展覧会は全て撮影禁止
※途中にあるメッセージボードのみ撮影可能。
スマホ掲げて観覧してる人を見ると「原画(本物)が目の前にあるのに画面越しでいいのかい?」って思うんだが…どうなんだろね。
覚えておきたくて撮影したい気持ちも、わからなくはないんだけれど。

展示入口の横で音声ガイドのレンタル受付をしていた。
今回のガイド音声は池田秀一さん。
シャア少佐に案内していただけるんですかまじでありがとうございますお願いいたします!!(この間1秒足らず)と、悩むことなく速攻でレンタル。

装着してチケットを見せたらいざ会場へ!

見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを

機動戦士ガンダム シャア・アズナブル

足を踏み入れると、安彦少年の使っていた机が展示。本当の意味で始まりからきたなぁ…。

続いて、少年時代の理科や社会の勉強内容をまとめたノート、すでに片鱗が出ているあたりなんかもう違う感じ。
まとめノートが学習まんがなんよ。

大学時代にノートに描いていたという漫画、絵柄というかコマの流れとかが手塚漫画を彷彿としていた。全ページ読んでみたいんだが…、どうしたら読めますかね。

アニメーションエリアはヤマトにガンダムなどのメガコンテンツ以外に、今まで僕が知らなかった子供向けアニメや漫画作品の原画が盛りだくさん。

漫画エリアで原画を堪能。
漫勉で安彦氏の制作過程を見たから、どのように描いていたか知っているけれど…。
ちょっとわからない
なんでこういうのができあがるの?って始終首をひねりっぱなし。そのうち、首がブチッてもげるんじゃなかろうか。

当初、1時間半くらいで見終わるかな…とか思ってたんだけど時間見積もりが甘かった。
全部鑑賞するまでに、見積もりの倍くらいは時間がかかったと思う。多分。

原画以外にそのシーンを集めた映像を流していて、原画と往復しながら見ていたりしたからかな。
帰ってからも余韻はやまず、もう一度みたいな〜…なんて。なんなら美術館に泊まらせてほしかったくらい。

また、「ファイブスター物語」で有名な永野護氏の設計した車輌デザインの原画も展示されていた。

これまでの作品群の大トリに、この展示会の為に描き下ろされた大型サイズのイラストと着彩過程の映像が配置されていた。
安彦良和氏の集大成…と言いきってしまっていいのかわからないけれど、確かにこの展示会のラストにふさわしいものだと感じた。

ちなみに僕が展示物で一番心を奪われたのは、「ジャンヌ」の落雷〜幻視のシーン。青白い緑がかった稲妻と焔の表現がとても美しかった…。あ、あとクラッシャージョウ観てみたい。

一通り見回って棒になりかけた足を引きずり、最後のお楽しみ物販エリアへ。
角を凶器にできそうなごんぶとの特別展カタログと、最後に展示されていた描き下ろしの絵を使ったクリアファイルを購入。

バックパックの肩紐が軽く食い込んだけれど、これは幸せの重み。

会場から出たら再入場は不可なので、屋外に設置されている常設展示を鑑賞して離脱した。

海側から見た美術館
でかいリンゴ。
エレベーターの階数ボタンにも「BIG APPLE」って表記が。

初代ガンダムやヤマト、安彦良和氏を知らなかったとしても、漫画やアニメが好きな人なら一度は足を運んでみてほしいなって言う展示だった。
ミュージアムショップという課金システムをフルに使ってお布施していくといいよ…。

「入館料本当にあってます?」
ってくらいにお得な体験だったから。
是非。

公式リンク

おまけ

関東開催お待ちしてます。

東京開催してくれないかなぁ…してほしいなぁ…。東京無かったらワンモア西方?島根?島根行っちゃう?

続く。

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