立川志の輔さんと、落語DEデート!
1月22日(日)朝7時〜、文化放送 志の輔ラジオ「落語DEデート」に出演を させて頂きました。
今回のテーマは「捨てられない」。
志の輔さんは、談志師匠からの「とにかく、とっておけ」という教えを守り、舞台衣装や頂き物など、ご縁があった物は何でも大切にとっている。
ふと思い出した時に、物を手に取ることで、落語の作品づくりに活かせたこともあるとのこと。結婚式の引き出物、古い本、海外からの贈り物、なんでも溜めてしまうから、部屋がなかなか片付かないのだよと、微笑んでいらっしゃいました。
捨てない収納アドバイザーを名乗る身としては、談志師匠から続く
「とにかく、とっておけ」の思想は、なんとかして継承していきたいものであります。物と人が出会い、関係性が昇華されて、クリエイションが生まれる。「今、自分に必要」と明確に答えられるような範囲内の材料では、人智を越える何かは、作れないと思うのです。
私が捨てない片づけを始めたきっかけは、脚本家であった祖父への憧れにあります。祖父は私が小学三年生の時に亡くなりましたが、遺品の原稿やシナリオ雑誌に触れて育った私は、物を書く祖父への憧れと愛着を感じて育つことができたのです。「今、使うモノ」だけでは人生は味気なく、「私が、愛するモノ」に囲まれてこそ、個性が生まれるのではと思います。
とはいえ。日本の住宅は狭く、全てのモノを「とにかく、とっておく」精神では、家がパンクしてしまいます。愛を守りながらも、生活の利便性を両立するのは、とても難しい。あの手この手、モノの出口を模索しながら、捨てない片づけの方法を探っていきたいと思う所存です。
radikoでも1月29日頃まで聞けますので、配信エリア内の方は是非。志の輔さんのお話を聴いていると、部屋のご様子がアリアリと、残像のように浮かんできます。
ちなみに収録の合間、清水義範さんの「ゴミの定理」という小説について、志の輔さんから教えてもらいました。この本についてはまたの機会に。
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