不思議な果実で実験
皆さんごきげんよう。
皆さんはスーパーで購入した果物の化学臭で、思いっきり頬張ったそれを速攻でナプキンに出したことはありますか?
私は、残念ながらそういう経験があります。
購入先を選ばないと、野菜の味や果物の味が微妙だと言いたいのではありません。
たしかに、有機野菜や家庭菜園で育て農作物は美味しいです。でも、そのポジティブさの真逆の結構怖い実験を紹介します。
ある日、ふらっとスーパーで食べ物を購入し、パクっと食べました。(スーパーも良いスーパーはとても良いです。)
口の中に真っ先に広まったのは、化学物質のような、不自然な味や臭いでした。
反射的に、噛みかけたそれをナプキンに出したのですが…… 気の所為や当たりどころが悪かっただけかと思い、別の部分を食べてみました。
同じ化学臭にたじろぎながら、安全だから食物として売られているのだろうと、今度は思考を停止し、薬を飲み込む感覚でそれ以上噛まずに、ゴックンと飲み込んでみました。
もう一口食べようと頬張りかけて、プンと受けた化学臭に躊躇し、やっぱりそれ以上食べるのを止めてしまいました。(沢山の美味しい食材もあり、それらを育ててくれる日本の農家さんに感謝の気持ちでいっぱいです。)
「こんなに無理に、しかも本能に全身で抗わなければ食べれないなんて、ちょっと変だよね…… 今回は、外れのパックでも購入してしまったのかもしれない。」
そう自分に言い聞かせて、このパックにいくつも入っている果物を袋ごと破棄することを考えました。
この時、いつぞやにチラッと聞いた内容を思い出しました。以前は日本で違法だったポストハーベスト。それが法改正により、その違法だった防カビ剤や防腐剤とその量の規制量を引き上げて輸入作物に使用するのが合法になったということを。
捨てるには「もったいない」
そして、好奇心も溢れ出さんばかりに湧いてきました。
たしかに、他の果物や野菜でも、外から丸齧りして、美味しく食べていたら、芯付近に巨大なカビボールがあることは珍しくないですよね。
外はとってもキレイなのに、中だけが腐っている野菜も見かけませんか?
つい10年ほど前でしたか? こんな異様な光景は見たことがないんです!
この現象と私が感じた化学臭は関連でもあるのでしょうか?
私の味覚がおかしいのでしょうか?
それとも、尋常じゃない量の防腐剤や防カビ剤が皮を通り越して、果肉にまで染み込んでいるのでしょうか?
ちょっと、実験をしてみることにしました。
実験は非常に簡単です。
真夏の30度を超える湿度70%以上の室内に、開封したビニール袋に入れて、ただ放置するだけです。
ちゃんとどこの空気中にも漂うカビの胞子も、環境の細菌も果実について、腐敗しやすく、カビも発生しやすいようにしました。そのため、ビニール袋の上は大きく開けています。
ただ、実験終了時に周囲へと腐った汁が広まってしまわないように、上だけ開放し、下はビニール袋で液漏れしないようにしました。
この環境は、湿度が籠りやすく、ただ風通しのよい外に置いておくよりも、なお腐敗を促しやすい環境だろうと仮定します。
さぁ、実際はどうなったのでしょうか?
自然界ならば、数日で腐ったり、カビが生えたりするのが当たり前のはずです。
しかし、一週間経っても、ピチピチでキレイな外見は全く不変です。さっき採取しました、と言われても信じたことでしょう。
二週間経っても、三週間、四週間と経過しても、果実の状況に変化は訪れませんでした。買ってきた日のまま、キレイな外見です。
購入後、約六週間のなんと一ヶ月半後、ようやく袋の下の方の果物の一つが部分的にジュクジュクと柔らかくなり、見た目で腐り始めてていることが確認されます。不思議なことに、色は鮮やかなままなのですがね。
しかし、カビは一切生えていません。しかも、一番下の一個が部分的にジュクジュクしていますが、まだ周囲に液が漏出する感じまでは至っていません。さらには、それと接触している周囲の果実は傷んでないのです。
もはや、尋常じゃないこの持ちの長さと、通常腐敗し始めたら時期を近しく多少なりとも発生するはずのカビが一切見受けられないことに、恐怖を覚えました。
なので、あとどれくらいしたら、果実全体が腐敗するのかを観察することにしました。また、どれくらいでカビが生えてくるのか観察するのかも興味が湧きます。こうして、この後も観察を続けます。
通常でしたら、数日以内に周辺の果実へと腐敗が広がり、カビも生えることでしょう。
しかし、数日経過しても、腐敗が広がる気配はありません。腐り始めた一つも、腐敗があんまり進行しているように見えないのですよね……
さらに、二週間観察を続けました。
もう、購入してから八週間も経つのに、袋の最下部のニ個以外はまだ購入時と同じ色ツヤです。
腐敗して液が染み出している最下部の果実は、さらにニ週間経過しても、カビが一切目視できない状態でした。
自然界では、起こりえないですね。
有機野菜と言わず、普通にその辺で買う果物でも、ここまで異様な現象は起きない印象です。
どう考えても、腐敗もカビも化学物質で抑え込んでいるように見えます。正直、恐怖心すら覚えます。
私達は日頃、どのくらいこういう化学物質漬けの食材を口にしているのか考えたら、寒気がしました。
「二人に一人が癌になる時代」……
このフレーズが頭の中で電光掲示板を激しく点滅させたように警報を鳴らします。
私達は、ここ十年で別に長寿が1.5倍も増加していませんよね……
でも、10年前は「三人に一人が癌」という時代から、かなりのスピードで「二人に一人が癌になる時代」へと急増したことになります。
ちゃんと、違和感を覚えていますか?
今の時代は当たり前?
でも、何故?
皆が同じ?
赤信号、皆で渡れば怖くないですか?
発癌リスクは自身ではコントロールできないかもしれません。自分のせいでも、政府のせいでも、何のせいでもなく、天災のようにふりかかったできごととして捉えた方が楽でしょう。
その気持ちは痛いほど分かります。
実際、そういうこともあるでしょう。
でも、「50%の確率で癌に罹患する」というのは、本当に誰にどうすることもできず、一切考察も、指摘も、行動変容もできないことなのでしょうか?
今一度、自分や家族の口にしている食べ物、日々接触する様々な事象を立ち止まって考えてみませんか?
今を大切に生きよう!
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