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アンソロジーシリーズを主宰したはなし
2019年から2023年にかけて、5冊のアンソロジーを主宰しました。
内容の紹介は前の記事で。
※今回の記事では、初回から今回までの流れをさらっと書くだけで終わってしまいました
細かい思い出話や装丁・表紙の話なんかはまた別記事で書きます!
○ことの起こり
そもそもの切っ掛けは、こんな思い付きのツイートでした。
アンソロジーやってみたい
— 神無月 愛*5/21文学フリマ東京《K-30》 (@m_kamnatsuki) October 8, 2018
テーマ、時代背景、登場人物、場面、背景、世界観、すべて自由で、
『あるひとつの本がある』
『その本をめぐる人の話』
といつ二点だけ決定してアンソロジーやってみたい。その本とどこで出会うか、を読むか読まないか、 その本をどう扱うか、すべて自由なアンソロジー。
発想のポイントは、神無月がとにかく「本が大好き!」であること。
同じく本好きはフォロワーさんにも多く、なにより紙の同人誌を作ってイベントに持っていく人の多いこの界隈。
「本をテーマにした本があったっていいんじゃない?」
そう思ったのがきっかけでした。
ついでに、このころいくつかアンソロジーに参加させていただいて
「いろんな人の話が一冊にまとまってるのって面白いな」
と思ったのもありました。
このツイートに反響があったのを良いことに、即行で調子に乗るわたくし。
2018年10月中には募集要項をまとめ、
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2018年12月、アンソロジー用アカウント作成
小説アンソロジー企画 #本と出会いアンソロジー 宣伝&情報発信用ツイッターです。
— 本と思い出アンソロ☀第5弾作成中 (@anthology_oct) December 13, 2018
幅広いジャンル、文体、世界観を「本」が繋ぐ……そんなアンソロジーを目指しています。
参加ご希望の方はこちらか @m_kamnatsuki までお気軽にどうぞ! pic.twitter.com/WxzbcKavIp
その数日後には参加人数上限により募集を締め切りました。
行動力とテンポ感がすごい。
なんやかんやあり、2019年5月、無事刊行!
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14編の素敵な「書架」ができました!
○完成!完結!と思いきや
ここで更に調子に乗るのが神無月の悪い癖です。
もちろん、最初は単発の、一回こっきりの企画のつもりだったんですよね。
参加者さんにも好評で、
フォロワーさんにも評判がよく、
作っちゃったアカウントも、なんとなく勿体なくて……
小説アンソロジー企画 #本と出会いアンソロジー 第二弾『邂逅書架Ⅱ』の参加者様を募集します!
— 本と思い出アンソロ☀第5弾作成中 (@anthology_oct) July 31, 2019
幅広いジャンル、文体、世界観を「本」が繋ぐアンソロジーです。
参加ご希望の方、ご質問等はここか主宰 @m_kamnatsuki までお気軽にどうぞ! pic.twitter.com/sRPm6MhwYY
数ヶ月後には第二弾を企画してました。
さあ、もうこうなれば続けたくなるのが人情というものです。
「いち」「に」とくれば「さん!」がなくては据わりが悪いのです。
新学期の自己紹介だって、1人がふざけて次の人が続ければ3人目はなんとなく同じノリにせざるを得ない空気とかあるものです。ま、神無月はそういうのには乗れないタイプでしたが。
さらに翌年。
2020年8月 第三弾募集開始
小説アンソロジー企画 #本と出会いアンソロジー 改め #本と願いアンソロジー 『希求書架』の参加者様を募集します!
— 本と思い出アンソロ☀第5弾作成中 (@anthology_oct) August 1, 2020
幅広いジャンル、文体、世界観を「本」が繋ぐアンソロジーです。
参加ご希望の方、ご質問等はここか主宰 @m_kamnatsuki までお気軽にどうぞ! pic.twitter.com/gGqk5x9Ev3
弾三弾はテーマを変更しました!同じテーマが続くとネタが尽きるんでね
2021年8月 第四弾「本と笑いアンソロジー」募集開始
小説アンソロジー企画 #本と笑いアンソロジー 『破顔書架』の参加者様を募集します!
— 本と思い出アンソロ☀第5弾作成中 (@anthology_oct) August 9, 2021
幅広いジャンル、文体、世界観を「本」が繋ぐアンソロジーです。
参加ご希望の方は、添付画像3枚によく目を通した上で、このアカウントか主宰 @m_kamnatsuki のDMまでご連絡ください。ご質問もお気軽に! pic.twitter.com/tUCSe0sE9q
2022年10月 第五弾「本と思い出アンソロジー」募集開始
【募集】
— 本と思い出アンソロ☀第5弾作成中 (@anthology_oct) October 1, 2022
小説アンソロジー企画 #本と思い出アンソロジー 『回想書架』の参加者様を募集します!
幅広いジャンル、文体、世界観を「本」が繋ぐアンソロジーです。
詳細画像をよくお読みの上、フォームhttps://t.co/Y9AG2U7saa
よりご応募ください!
※今回はリプライ・DMでの募集ではありません pic.twitter.com/hadBzFzXtN
○第五弾に際して、ふと。(※終わってないけど)
第五弾、というキリのいい数字を迎えて
ふっと思ったことがあったのです。
「そろそろ、ここらでいいんじゃない?」
正直。すごく正直に言いますとね。
神無月、締め切りというのがものすごく苦手なんです。
これは「原稿の締め切り」という話じゃなくて。
参加者の締め切りをいつにするか、
参加者人数をどのくらいにするか、といった
募集をするためのもろもろを決めて
それをいついつまでに公開するぞ、という「締め切り」です。
あと、そもそも
それまでにテーマを決めなきゃいけないという「締め切り」が
一番最初に来て、ついでに一番重大です。
最初のうちは良かったんですけど、
だんだん、その「締め切り」に追い立てられて
「このテーマをやりたい!」ではなく
「このテーマでいっか」で決めそうになっている気配すらしてきました。
これは、マズい。
私は「私がやりたいことをやる」のを一番大事にしています。
だって、創作は趣味ですから。
趣味というのは、楽しんでやることが一番なんです。
「やらなきゃ」はダメなんです。
「やらなきゃ」に、「義務」になりつつある。
ここで一回、真剣に考えました。
アンソロジーの主宰をすること自体が苦なのではありません。
テーマに沿った原稿を書くのも、言わずもがな。
「本をテーマに」だって、まだ出てきそうではあります……間を空ければ。
そう、間を空ければ。
一番の問題は、
今の「年1ペース」が「締め切り」としてストレスになり、
他のテーマのアンソロジーなどをやりたくてもやる余裕がなく、
ついでに個人作品の執筆をも圧迫しているということ。
よし、年1定期刊行、やめよう!
○「区切り」宣言
https://twitter.com/anthology_oct/status/1651590098377674752?s=20
現在、第5弾 #本と思い出アンソロジー の編集真っ最中ではありますが、今のうちにひとつお知らせです。
— 本と思い出アンソロ☀第5弾作成中 (@anthology_oct) April 27, 2023
神無月愛主宰「本と○○アンソロジーシリーズ」は今回をもちまして一旦おしまいにさせていただきたいと思います。
ここらで一区切り、です。
→続
まあ、そんなこんなで一区切りとしたわけです。
これは、あくまでもこの「年1定期刊行」は区切り、というだけです。
アンソロジー刊行はまだやりますし、
「本と○○」テーマも、いつか思い出したころにまた帰って来るかもしれません。
ひとまずは息抜きも兼ねて、やりたいなーと思いつつ溜まっていたネタをのんびりやっていきたいですね。
これからもよろしくお願いします!