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ビジネスに活きる趣味・習い事を紹介します!

皆さん、こんにちは。神村です。

前回はトレーナーとして活躍する小出さんに、ビジネスマンにとっての健康法について、簡単なエクササイズや食事面などの観点で話を伺いました。
今回は、ビジネスの場(仕事)にも活きる趣味・習い事というテーマで、私と神田さんがそれぞれ継続していることを紹介します。既に皆さんにも継続して取り組んでいる趣味はあるかもしれませんが、何か新しい趣味を見つけようとしてる方、実際に何をしたらよいのか迷っている方にとって参考になると思います。それでは早速、本題に移りましょう。
(本稿は「Off the pitch talk 」第123~125回の放送内容のまとめです。今回はインタビュー&文責:神田さんでお届けします)

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#123 : https://stand.fm/episodes/60fe95552c4b2c00066dbb36
#124 : https://stand.fm/episodes/610123972c4b2c00066de322
#125 : https://stand.fm/episodes/6103cfa916765400065ff6b6

継続することで見えてくること

(神田):今回は神村さんと僕の趣味・習い事がテーマです。まずは、神村さんが継続してきたことを教えてください。
(神村):何事においても継続することが大切だという話は、過去の放送でもしてきましたが、敢えて挙げるとすれば講談・落語です。自分で始めたのは2006年頃だから、もうかれこれ15年ぐらい経つかな。
(神田):以前「スピーチ力」についての回でもお話いただきましたが、 そもそも落語との出会いや始められたきっかけは何だったのでしょうか?
(神村):落語との出会いは本当に偶然でした。ある時、ふと浅草の寄席に立ち寄ってみたんです。噺家さん達が次々に出てきて話すんだけど、これが結構面白くて、一瞬で心を奪われたんだ。特に感心した点が2つあって、1つ目は一人あたりの持ち時間を皆がきちんと守って話すこと、2つ目は誰もがストーリーを知っている筈なのに、それでも聴衆をクスッと笑わせる技術です。古典落語を聞きながら、「ここに出ている噺家さんは、相当練習しているんだろうなぁ」とつくづく思いました。
(神田):講談との出会いが偶然だったのは、結構意外でした。噺家さんのプロ意識は、僕も見習わないといけないなぁ。
(神村):当時、僕は社長をしていたので、社員総会をはじめとして様々な場面で大勢の人たちの前で話す機会がありました。でも、自分が一方的に話すあまり、話が間延びしたり、酷い時には社員が居眠りしてしまうこともしばしばでした。それまでは、聞き手に対して「もっと話を真面目に聞けよ」って思ってたんだけど、講談や落語を通じて、実は話し手側に問題があることに気付かされました。それが、講談を習ってみようと思った一番のきっかけです。
(神田):講談を通じて、偶然にも「話す力」における自らの課題に気付けたことが根底にあったんですね。実際に講談を始める前後で、イメージとのギャップはありましたか?
(神村):やはり、聴衆が聞いてくれるようは話し方を意識して舞台に立つと、例えば「えーっと」とか「うーん」といった言葉が挟まると聞き辛いってことにも気付けますし、台詞が頭の中に入っていれば繰り返し言葉も減ってきます。そして、講談の練習を積み重ねるうちに、職場や社外の方から「話すのが上手ですね」と褒められる機会が明らかに増えました。また、噺家さんの様に、自分の持ち時間を厳守すべく、制限時間内に絶対に終わらせると強く意識できるようになりました。
(神田):趣味で始められたことが仕事にも活かされるのは、まさに一石二鳥ですし、より一層充実感が得られそうですね!
(神村):うん、結果が出るのは嬉しいからね。スピーチもカラオケなんかと同じで、練習を重ねれば誰でもある程度は上手くなります。間の取り方や声の強弱・トーンなどが少しずつ良くなるのを実感できます。その自分が少しずつ前進してるという感覚を得るプロセスも大切です。
(神田):なるほど。僕は古典落語に触れる機会がそもそもないので、まずは実際に噺家がどんな風に話しているのか学んでみたいと思います!

何をするにも、“何のため”を忘れずに

(神村):神田君も最近色々と学んでるって聞いたんだけど、詳しく聞かせてもらえるかな?
(神田):僕が直近で取り組んでいることは筋トレとワインの勉強です。
(神村):そうなんだ。筋トレをはじめとする運動は僕もウォーキングをしているし、ビジネスマンにとっては王道中の王道だよね。
(神田):はい。僕は元々運動部出身なのでコロナ以前も時々ジムに行ってました。ただ、コロナが流行し出してからは中々ジムにも行けなくなり、毎日リモートワークが続いた影響も重なって、運動の時間が格段に減ってしまいました。かれこれ1年余りが経過した今年4月に「このままではマズい」と一念発起したのが筋トレを再開したきっかけです。
(神村):そうだったんだ。そのジムではどんなトレーニングをするの?
(神田):ジムではクロスフィットと呼ばれるメニューを消化しています。通常のジムとは異なり、5~10人程度の少人数クラスで行われます。実際のワークアウトでは通常のジムにあるようなマシンは基本使わず、バーベルを持ち上げたり、高くジャンプしたり、自重で懸垂したりするシンプルな動きが中心です。ただ実際は結構ハードで、アメリカでは軍隊や消防隊が行うトレーニング法としても知られているので、最初は筋肉痛が激しくきました。
(神村):単純に聞きたいんだけど、神田君がジムに行く目的って何かな?
(神田):一番の目的は体力の向上と健康維持です。外も出ない状況だと朝から晩まで机に向かう状態なので、自然と集中力や体力が落ちてしまいます。それよりも、週に2回だけでも一回1時間のトレーニングをした方が、結果的に仕事に集中して取り組めるようになるし、睡眠の質が向上する等、他にも多くのメリットがあることに気づきました
(神村):なるほどね。運動自体が良いことだっていうのは自明だけど、継続できない人が少ないのは、そもそも「何のために」という目的が定まってないからだ思う。例えばダイエットだって、目的を深れば見栄えを良くするとか、健康のためとか様々あるけど、何となく世間で良いと言われてるからという理由で飛び込むと結果的に続かないんだよね。
(神田):たしかに、読書でも同じことが言えますね。
(神村):全くその通りだね。ところで、最近ワインの勉強にも精を出してるんだってね?神田君はワインに限らず色んな知識がありそうだけど、ワインの何を学んでいるの?
(神田):ワインについては、日本ソムリエ協会が主催する検定試験が9月に控えているので、その準備でテキストを用いながら勉強しています。内容は、ワインの定義から世界各国で有名なブドウの品種、ワインの製作工程に至るまで幅広いですが、どれもワインにまつわる基礎レベルが中心です。
(神村):先程の質問の繰り返しになるけど、学ぶ目的は何なの?
(神田):ワインは僕自身の知的好奇心を満たすためです。純粋に、”食”へのこだわりが強い方なんだと思います。今でも白ワインより赤ワインが好きとか、フルボディーのガツンと来るワインが好みという何となくの好みはあるのですが、逆を言えばそこで止まっているんです。このチーズにはxx産のワインが合う等の知識は勿論、レストランでもソムリエと会話しながら自分の意思でワインを選べるようになりたいです。
(神村):なるほどね。ただ美味しくワインが飲みたいって訳じゃないんだ。俺もよくワインを飲むし、ワインの知識がある方がカッコイイとは思うけど、自分で勉強しようって気には全然ならないんだよね。ただワインを美味しく飲みたいっていう気持ちの方が強いから、何事においても動機づけって大事だよね。
(神田):そうですね。あとは仮にワインの資格を取ったとしても、知識を他人にひけらかすような行為は避けたいです。聞かれたら答える位が丁度良いと思います。
(神村):”能ある鷹は爪を隠す”って言うもんな。今度一緒にワインを飲む機会があれば、ぜひ美味しいワイン紹介してよ!
(神田):はい、それまでに勉強しっかり頑張ります!笑

もし今、私が20代だったら、、、

(神田):次は趣味・習い事のテーマに因んで、「もしもシリーズ」を神村さんにお聞きしたいと思います。もし、神村さんが今この時代に20代だとしたら、何を学んでみたいですか?
(神村):面白い質問だね。仕事に関係することだと色々あるな。まず思い浮かぶのは、IT・ネット社会をベースにしたマーケティングやテクノロジーのスキルかな。
(神田):僕もマーケティングは今の職場で実践的に学んでいますが、”マーケティング”や”IT”って言葉自体、とても抽象度が高い言葉ですよね。
(神村):そうだね。マーケティングについて言えば、まずはMBAで紹介される様な基本セオリーを学んで、より専門的な分野を深めていきたいと思います。今の時代、特に IT の基礎知識があることが前提になりつつあるからね。もし IT の知識がなかったら、社会の変化についていけなくなる。正直、もし自分が今20代だったら、ある種の恐怖感を覚えるだろうな。
(神田):そうですね。例えば、プログラミングスキルは専門分野としてニーズがありますし、僕の友人でも勉強している人が結構います。他にはありますか?
(神村):会計や財務といったお金のことについて、もっと若いうちから勉強しておきたかったと思う。仮に僕が今20代だったら、会社の中で出世することよりも個の力で稼ぐスキルを重視すると思います。いくら会社の中で評価されていても、社会の中で生きるスキルが習得できているかは常に問い続けなければなりません。20代で培った経験やスキルが30代になって外に出た時に活きるは分かりませんが、会計であれば公認会計士や税理士といった資格を取るために勉強すると思います。
(神田):どちらかといえば仕事に関連する専門スキルを、自己研鑽の時間に充てて磨くということですね。仕事以外では何かありますか?
(神村):仕事以外でいうなら、書道を習いたいな。最近、手書きで字を書く機会は明らかに減ってるじゃない。でも、冠婚葬祭の場とかで記帳したりする機会がある度に「もっと綺麗に字が上手く書けたらなぁ」と思います。きっと、字が汚いって物凄く恥ずかしいという感情があるんですね。手書きの機会が少なくなるほど、さらっと綺麗な字を書けることが自分の個性・強みになると思います。
(神田):たしかに仕事で手紙を出す機会や、年賀状等を出す機会も減ってきています。ただ、やっぱりパソコンで打つ文字よりも、やはり手書きの方が書き手の心情が伝わるので、完全に淘汰されることはないでしょうね。
(神村):冒頭の質問では20代だったら~という条件だったけど、書道に関しては正直今からでも始めたいくらいだよ。

まとめ:継続は力なり、まずは気軽に始めてみよう

(神田): 今回はお互いの趣味・習い事について語り合ってきました。僕もまだ始めたばかりの取り組みも多く、これから継続できるかが正念場ですが、引き続き頑張ります!
(神村):もちろん何事においても継続するに越したことはないけど、そもそもの目的さえ忘れなければ自然と続くと思うし、始める前段階でハードルを上げると自らの成長や学びの機会を狭めることになるから、まずは気軽に始めてみることも大切なんじゃないかな。
(神田):そうですね!まさに東京オリンピックのアスリート達も継続して技を磨いてきたと思うので、彼らのパフォーマンスにも触発されながら、挑戦の夏にしていきます。神村さん、今回もありがとうございました!

(文責:神田)

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