見出し画像

【5分で読む】勝つ組織・文化を生み出す強いリーダーとは?

皆さん、こんにちは。神村です。

前回は新卒や中堅社員に向けたメッセージを述べてきました。
今週のテーマは、会社や大学部活などあらゆる組織において「勝つ」ための文化をどのように形成するのか、そして現代社会に求められる強いリーダー像について述べていきます。

(本稿は「Off the pitch talk 」第77~79回の放送内容のまとめです。今回はインタビュー小出さん&文責:神田さんでお届けします)

↓↓音声で聞けるstand.fmはこちらから↓↓

#77 : https://stand.fm/episodes/607425b98271d6d787569fa7
#78 : https://stand.fm/episodes/6076b1d499bb37542eec0caf
#79 : https://stand.fm/episodes/607967308700cb7ddab36f74

勝てる文化や組織をつくるために

まずは、本を2冊紹介したいと思います。1つ目は『ウィニングカルチャー 勝ち癖のある人と組織の作り方』、2つ目は『「不連続な変化の時代」を生き抜くリーダーの「挫折力」』です。どちらの著者もとても有名なので、どこかで目にした方も多いと思います。前者は組織の中で「ボトムアップ型」という印象ですが、後者はいわゆる「トップダウン型」のリーダー論を展開しています。しかし、両者は組織を勝たせるという共通目的があります。これら2つの異なる経営手法にまつわる本を読むことで、より幅広い視点でリーダー像のイメージが具現化されてきます。

まず、ウィニングカルチャーの本では、文字通り組織の文化について語っています。勝てる文化や組織は一体誰が創るのでしょうか?トップでしょうか、あるいは社員でしょうか。結論、文化を作るのはトップと社員が一体となって創り上げるものです。ですが、社員の中には実際には自分も無関係ではない筈なのに、少し距離を置いて評論するケースがあります。(「うちの会社は・・・」とどこか他人事の言葉その代表的な例です。)自分事として捉えるともう少し日々の業務の向き合い方が変わってくるかもしれません。会社に限らず、たとえば部活でも、文化というのは少なからずあると思いますし、また体操や水泳などの個人競技においてもチームワークが重視される場面もあります。(オリンピックの陸上・水泳チームなどがその例ともいえます。)
ビジネスを見渡しても、基本的には同じです。その組織を形成するのは紛れもなくトップ(経営者)と社員なのです。それを創るためにどのような努力をしなければならないか?ということに意識を向けてみましょう。

画像1

画像2

トップの役割は決めること

私自身は、トップダウン型の経営に近いと自覚しています。チームの輪を重視する中竹さん型の経営手法は、読書する中でも「自分には中々できないなぁ」と毎回のように思います。逆に、冨山さんの経営手法は自分に近い部分が多いと感じます。日本では、トップダウンと聞くと、"強引"、"剛腕"、"ワンマン"というネガティブなイメージがありますが、誤解を恐れず言えば、トップダウンは命令ではありません。
冨山さんの本には、「組織の問題児は、覚悟を決めて力で排除する」「リーダーの仕事は捨てることである」という言葉が並びます。かなり強烈な表現ですが、ある意味で的を射ていると思います。組織において、大半の社員が不利益を被るような場面(給与の一律カットなど)では、トップにしか決断できません。(よく取締役会で決めたという報道などが出ますが、矢面に立ってトップが決める方が納得感が出ますし、経営者本人の責任感も増すと思います)
また、トップダウンかボトムアップかをリーダーの性格・キャラクターで論じる傾向がありますが、これは意味のない議論です。本来は最終的に組織をどう活かし・成長させていくかが焦点であり、トップとしての役割なので、
この「タイプ論」を超えていかねばならないと思っています。

『トップダウン』も『ボトムアップ』も実は同じ

極端な言い方をすれば、トップダウンとボトムアップの両右方の手法を使えてこそのリーダーだとも言えます。。もちろん、人によって得手不得手はありますが、経営者の器を大きくしなければなりません。(私も前述通り「ボトムアップ型」は苦手です。)私が中竹氏の著書などをあえて読むのも、何とか苦手を克服をしたいと思うからです。
最近では、方針はトップダウンで決めるけど、方法はボトムアップに任せることを特に意識しています。「このゴールに向かおう」と決めたら、あとはそこへのたどり着き方、山の上り方はメンバーに完全に任せるようにしています。

まとめ:リーダー論を学んで自身の成長に役立てよう

今回このテーマを取り上げた理由は、必ずしもトップ(リーダー)ではない人にとっても、リーダー論を学び、自分にとっての理想のリーダー像を追求することで自分自身の成長や組織の成長につながるからです。
ただ、知識ばかりインプットしても頭でっかちになってしまいます。「知行合一」との言葉通り、知識は行動に移してこそ、価値が生まれます。皆さんが、今回ご紹介した2つの本を読みながら、自分が属する組織を勝たせられる素晴らしいリーダーになることを期待しています。

(文責:神田)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?