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【第4章前半】36分。万能と容認のレトリック=学歴偏重主義〜取り組むべき根本的な病巣に背を向け、彼らは安易に、変えやすい空気の方を変えた。そして、さらに差別は助長・容認された🧐

ふぃぃぃ。100頁以上と、
なっが笑
😆
50頁くらい読んでちょうど区切りが良いのでー!
まあ、しかし、本当に恐ろしい
体たらくとは

前回、日本でもメリトクラシーの嵐は吹き荒れたと書いたが、

その結果、

  • 学歴や能力、地位、収入がある=善=勝ち組、勝者

  • 学歴や能力、地位、収入がない=悪=負け組、敗者

みたいな風潮が日本でも浸透し、学歴や資格が社会的な成功や名声の前提として、持て囃され、

地位や収入を得ることは、自分の努力の結果であって、そうなれてないのは努力しなかったそいつが悪い。
自分の力だけで学歴やキャリアを築き、その結果、高収入な会社に入ったり、社会的に有意義な仕事に就いて何が悪いの
❓👀💦
今の自分は、そうしなかった人よりも正しく、他の人よりもそれを受けるに値する権利がある。

👉万能のレトリック

がある意味、当たり前になったが。

読んでいて、一番恐ろしいと思ったのが、

現在のアメリカでも、大学の学位自体を有する人は、

社会全体の多くても、3分の1
(これ、何で日本のマスコミも言わないんだ
🧐❓オイラはアメリカ人は今や、名門大学ではなくても、皆、大学を卒業してると思っていたが👀💦
少なくとも3分の2は大学を出ていない
👀💦
👉名門大学出身者はさらに少ない

にも関わらず、

  • 労働に対する正当な対価が払われていない

  • 正当な権力や機会が労働者に与えられていない

てゆー声が高まりつつあった

40年前
(大学卒業者はさらに少ない)

に、本来は、

  • 広がりつつあった格差の是正

  • 労働者への尊厳を高め、維持する

  • 学歴なんぞに依らず、やりたい仕事を選べる

  • どの仕事でも一定の収入を得られる

ようにすべきだったのに、解決や実現しにくい(実現されるとエリート主義者には都合も悪い)、それらの問題には背を向け、

より公正な機会の平等の実現
(完全な平等とはゆーてない)

のみを訴え、国がやることは、今のまま殆ど何も変わらなくても、

自らの努力次第で、個人の人生は好転する
👉人生が好転しないのは、国やエリートのせいではなく、努力しなかった個人のせいだ

と未来に希望を抱かせ、政治課題をいつまで経っても解決出来ない自分たちの無能さを隠すツールとして

学歴が最適だった
(金儲けとしても、政治へのガス抜きとしても、)
👉学歴を最大限利用した

てところ😱
そして、それまでの差別は、その人個人の問題だと容認される社会的な土壌が出来上がった

👉容認のレトリック

そもそも、政策を決め、推進する政府や官僚は、ほぼ全員大学を出ていたため、自分たちの身の回りでは、

大学を出て学位を得てる人が普通
👉アメリカ社会でもそれが普通
と錯覚していた
😱

(40年前当時なら、おそらくアメリカ社会全体のせいぜい5分の1〜4分の1)

他に比べて、自分たちがいかに特別な恩恵を受けた存在であるかの認識が既に欠落していた
👉まさに、特別を普通と思うくらい、
幼稚なメリトクラシーが、
社会全体のメリトクラシー化
を促進させた。

解決しやすい現実問題から少し先の希望へ国民の目線を逸らさせ、自分たちへの責任追求を逃れるために。そんな彼らがその頃から世界秩序として、同時に多用し始めた言葉

リベラリズム

それらを推進し始めるはるか昔、ケネディ政権で既に、

学歴だけは高いテクノクラート(高度な専門的知識を持つ技術官僚)をかき集めた超一流の頭脳政策集団=オールスターチームを作った

ベトナム戦争は泥沼化した

👉学歴が一流であることと最適な決断や選択を下せることには、何ら関係がない

てことは証明されてたにも関わらず。。。

ケネディ政権を何の教訓にもせずに、安易な幻想論=学歴偏重主義に突き進み、

そして、約30年後、世界の金融市場は崩壊した

金融工学のテクノクラート的には、絶対に失敗しない完全な手法

レバレッジを駆使した
デリバリティブ取引

で。

にも関わらず、学歴が高いか一流の大学院と同等かそれ以上の専門知識を有すると目された

金融市場の専門家や銀行家たちは、殆ど無条件に救済され、経営陣には高額な役員報酬まで支払われた
その対応により、労働に対する評価の低さ=まともに働いてる労働者を馬鹿にしてると認識され、学歴や能力を偏重する民主党政権への怒りが増幅され、

トランプ政権が生み出された

そんな時代の流れの中で、社会的には、

デジタル化が急速に進み、デジタル化の波に合わせるかのように、オバマ政権以降、急激に世界中で普及した新たな価値観=対立軸が、

賢い(スマート)VS愚か

そしてその頃から、世界で最も普及し、人々の生活様式や価値観まで変えたモノ

スマートフォン

さてと、続きはまた明日

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