【まったり経営学30】『世界標準の経営理論』26 〜ストラクチュアル・ホール〜今の時代にわざわざ、物理的に越境する必要性ってあるの?
さてと、2年前の感想から
見出しとしては、
ソーシャルネットワークの3つのレベル
ブローカレッジ
ストラクチャル・ホール
ソーシャルネットワーク上のストラクチャル・ホール
SWTとSHの対比
SWTとSHの違い
ストラクチャル・ホールは商売の基本である
ストラクチャル・ホールはイノベーションの突破口でもある
IDEOのデザイン/技術の組み合わせ
ストラクチャル・ホールを活かし切る条件
1.<どのようにプレーヤーとつながるか>
2.<SHを維持するか・埋めるか>
バウンダリー・スパナー(boundary spanner) *MITデボラ・アンコナ
H型になり、境界を超えよ
って感じかな🤔
関連リンク
今回の感想
まあ、ここは個人的な経験とか知識も絡めて言うと、あくまでも、
インターネットやSNS、開発プラットフォームなんかのデジタル面の進化を肌感覚で身につけてない人=一般人の感覚
での話かなと。
例えば、
「世界的に大ヒットするスマホアプリを開発して、App Storeで公開して、世界的に有名なアプリクリエイターになって、食べるのに困らない生活をしたい。」
って目的があるとして、今や、
Macとスマホ、Wifiさえあれば、誰でも開発ができる時代で、
無料の開発環境も揃っていて、
英語版の最新のSwiftUI関係の書籍までiBooksで手に入る時代
だから、スマホアプリを作るのに、わざわざ国境を超えて、アメリカのApple本社に就職しないといけないわけでもないし、就職しやすくするために、アメリカの大学に留学しないといけないわけでもない。
インターネットと電気さえ通じて、AppleのDeveloperライセンスさえ購入できる場所であれば、福岡の片田舎だろうが、フィリピンの漁場だろうが、シベリアの極寒地帯であろうが、どこでも開発が出来て売り出せる時代
にもかかわらず、なぜ留学するしたり越境する必要まであるのか?
経営者の目線で言えば、目的を達成するために最低限必要な費用とか時間以外は、
全て余計なコスト
だし、そのコストを掛けて、たとえAppleに就職して、現地で働けたとしても、
<それが目的に見合う手段として果たして有効か>
Appleで働いていたって実績を作って国内に帰った時に、他の企業で就職しやすくするためには、有効かもしれないが、目的が、最初に挙げた目的であるなら、
目的と手段が一致してないよね👀
正直、Appleに勤めた人が全員、スマホアプリを作って大金持ちになるならば、
Appleの社員さんはみんな大金持ちになってるはずだよね?
とまあ、極論過ぎることを書いてるけど、実は、それくらい
越境ってゆーと荒唐無稽なところまで絡めて、飛躍して語られることが多い
んだけど、はっきり言って、
一昔前のヤクザ屋さんのドラマとかで(実際にあったか知らないが)、
チンピラが箔を付けるために、刑務所に入る
のと同じ感覚で、猫も杓子も、特に日本のことがあまり好きじゃなく、やりたいこともない人ほど
なぜか海外に行きたがるし、
境界を超えたがる
んだけど。別に、今の時代、それやるのにわざわざ国境越えなくてもできるし、
国境超えない方が、資金面でも治安面でもできること多いんじゃね?
って側から見てると思うことが多いんだよね🤔
別にスマホアプリを作って売り出すだけなら、海外に行く必要はないぞ。
他の業種でも同じなんじゃね?
インターネットが普及する前はなぜ海外に行った人は重宝されていたか
なんだけど、それこそ、
海外留学とか海外赴任なんかで現地で出来た人脈やパイプが、誰かと誰かを繋ぐ結節点=ストラクチュアル・ホールになっていたから
ところがどっこい、すでに、
インターネットが普及して、
ZOOMやSkype、SlackみたいなICTも発達したから、もはやTV電話で、海外に行かなくても、海外の人といつでもリアルタイムで繋がれるようになった上に、
大抵の情報もわざわざ越境しなくても調べれば手に入るし、購入も出来るようになった。
それ以外でも、越境すると、
「現地でしか出来ない人脈や経験ができる」
みたいなことで、こーゆー意見を否定してくる人はいるんだけど、
3年前の1月から流行ったアイツらのせいで、その越境自体を出来なくなってしまっても、むしろ支障がないことがわかってしまったし、
技術にしろ、ビジネス環境にしろ移り変わりが速いので、数年前に海外に赴任して学んだ最新技術や人脈がすでに陳腐化してしまい、
数年前には数百万円とかしていたパッケージがオープンソース化され、今ではむしろ、数年前に現地で学んだ環境よりも高度な技術が無料で誰でも手に入る
なんてことは日常茶飯事なんだけどね👀
(ChatGPTの数年前を見てみ?わざわざ数年前に留学して、ChatGPTに触れたとして、現在の日本でその恩恵に与れてるか?)
まあ、人材としては、
T型:(日本でゆー)ゼネラリストタイプ
I型:(日本でゆー)職人タイプ
H型:今までになかった複数の仕事の軸を持つタイプ
に分かれる内の、
特にH型がこれからの時代に重要
ってことを言いたいのは分かるんだけど、
人材を作り出すのに、今の時代、別にわざわざ国境までは超えなくてよくね?
同業他社の経験者も会社って垣根を超えている=他の会社のやり方を知っているって意味でブローカレッジだし。
同じ会社の中でも、入社当初と全然関係ない専門性を発揮して、経理と開発とか営業とデザインなんて感じで、イントラパーソナルダイバシティを発揮して、H型になりうるわけだし。
(ま、後の章で述べるけど、前者はイントラパーソナルダイバシティの効果が大きいけど、後者は小さいってことはあるけどね。)
休日にボランティアで今までやったことがなかった福祉施設でじいちゃんばあちゃんのお世話をするのだってイントラパーソナルダイバーシティだしね。
※仏教でゆーところの、観光=新しい世界に触れるに近いかな🧐
と実は、ここまで意地悪な書き方をしたんだけど、
著者も実は、この章で、
「だから必ず海外に行きましょう」
みたいな書き方をしてるわけじゃない。
クロスボーダー=越境
て書いちゃうと、日本のマスコミ始め、政治家も教師も大学も何故か
越境=海外赴任や海外留学
って即断で曲解しすぎ。
おそらく政策を決める政治家や官僚、報道を垂れ流すマスコミといったお歴々のおつむが既にネット普及以前のバカバブルで止まっていて、認知バイアス(第20章)にかかってるよね🧐。
さっきも述べた通り、海外に行くメリットはあくまでも
インターネットとか情報通信が発達してない時代に有効な情報収集手段であり、ブリッジたり得る目的に合致してたからもてはやされただけで、もはや、
情報収集とか結節だけが目的であれば、
わざわざ海外に行くメリットはそこまで大きくない。
国境だろうが、組織だろうが、部署だろうが、社会や世間には、様々な
境界が存在していて、その境界で仕事をする人が、
双方の情報をコントロールできる結節点の役割になりがち
って言いたいだけ。
ただし、
その情報の優位性を逆手に、自分の利益を中心に暗躍しようとする(エゴ・セントリック・ネットワーク)と、必ず、最後は
「あいつを介さずに、自分たちで繋がった方がスムーズだし混乱しないじゃん」
って感じで、ブローカーを排除して、自分たちで次回の契約更新から繋がろうってする動きが出てくるんだけどね。まあ、経営管理面で有能な人なら当たり前。双方を繋ぐためだけにいる人に払う金なんて最終的には、
余計な経費でしかないからね。
(第7章 TCEの最終目的は内製化だったでしょ?👀)
まとめ
ま、居酒屋とかでも、バカバブル以前の年輩のお歴々な方々ほど、
顔の広さ=人脈=コネとかパイプ
を自慢して、ブローカーになりたがるんだけど、本当にブローカーとして有能な人ほど、
普段はそんなアピールもしないし、やりたがらない。
(例)「昔ながらの旧家で、地域にすっごいネットワークがあって、依頼されて繋げる気もないのにいつの間にか誰かと誰かを繋いでいて、直接的な報酬も求めないからタダ働きなんだけど、他の本業での利益に結果的に繋がってさらに規模が大きくなる」
みたいなね。
なりたがる人と違って、繋がったのは自分のおかげみたいなことも一切言わないしね。
で書いたような、根拠も実績もなく、色々なことを学ぼうともしないのに、
「自分は、人の上に立つタイプ」
とかって勝手に思い込んでる人に限って、
組織内では管理職
社会ではブローカー
になりたがるんだけど、端的に
「人を支配できる位置にいて、楽して自分の懐に多くのお金が入るようにしたい」
って行っちゃった方がまだ、素直でいいのにね👀
表情なり、普段の言動なりで言わなくてもそれがバレバレなのに、
「組織や社会のことを考えている」
「地球環境を良くしたい」
とか言ってるから余計、滑稽に見えるんだよね〜〜〜〜。
いや、本当に口に出てる使命感とか問題意識が本物なら、
もうちょっといろんなことを学んでるはずだし、
もっと汗かいてるはずだろ👀
ってね🤔
ま、自分の中身もなく、能力の限界も把握していないような人が、楽して金を稼ごうと、誰かと誰かの間に入って、口八丁手八丁で双方に嘘をついて、引っ掻き回すから、
で書いたみたいな残念なエージェントとか人材営業なんかが世の中をかき乱して、産業全体を傾けてるんだけどね。
ま、そーゆー輩は、遅かれ早かれ、
いずれ社会から淘汰される
から、巻き込まれても、
世の中にはそんな人もいる
で過ごしておけば、数ヶ月から1年くらいで
「そういえば、あんな人もいたなあ。あの人今どこで何してるんだろう🤔」
でいずれ市場から退場するんだよね〜〜〜〜
(第6章 「悪貨は良貨を駆逐するが、悪貨は社会から淘汰される」ってヤツ)
目先でイライラせずに、
最終的には直接、双方で繋がればいいんだ
で、結節点の側から、双方を繋ぐようにする機会を待っておけばいい。
ブローカーになれる力量がないヤツほど、楽して稼げると勘違いしてブローカーになりたがるが、双方を繋いでしまうとブローカーの存在意義がなくなるってことすら分かっていない。
メンツとか顔でしか仕事してないから、無能と思われるのが嫌で、自分のキャパシティを越えるとすぐに、その場しのぎで双方を繋ぎ、やり過ごそうとしてしまう。
その結果、次からは、繋いだ自分がお役御免で、お払い箱になる。
過去に何回か複数の職場で、そういうふうに立ち回る人を見てきたけど、天然で嘘をつく人って、嘘の辻褄合わせすら出来なくなって四面楚歌で退場していくからね。
大体、三者の話し合いが、5回も持てばいい方。早ければ2回目からすでに居なくなる。だって、
双方が繋がっちゃえば、本来は、いなくていい人だから👀
ブローカーの役割とか存在意義とかでそこまで分析できてる人ほど、
ブローカーになんてなろうとしない
人と人の間に入るなんて、
双方に責任が発生するから面倒臭いの極みでしかないもん🤔
さてと、次回は、
人と人とのつながり=ソーシャルネットワークが情報を繋ぐ上で重要ってのは理解できたと思うんだけど、その繋がりが出来た結果で
果たして何が形成されるのか
を解説した
に触れてく〜〜〜🕺
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