徒然なるままに綴る 3 「事実と意見」
事実について聞く質問をしているのに、
「〜だと思う」と意見で返してくる人がいる。
「ん〜、あなたの意見や感想を聞いているわけではないんだけどなあ」と思う。
そういえば、小学校の国語の教科書だか問題集か忘れたが、
事実と意見を分けて文章を読解しましょうというページがあった気がする。
それが一つのテーマになるぐらいだから、
事実と意見を分けて、読んだり聞いたりするのは難しいのかもしれない。
いわんや、小学生にとっては、訓練を要することなのだろう。
しかしさすがに、仕事で毎回そんな返答をされるのは困るし、仕事が前に進まず、スピードが落ちてしまう。
何より、相手をイライラさせてしまうだろう。
例えば、「何があったのですか?」と聞かれて、見たり聞いたりした事実を返答した後に意見を少しだけ付け加えるのはいいと思うのだが、
1〜2割が事実で残りの8〜9割が意見の文章を返してくる人がいる。
そういう時の意見は、だいたいが言い訳だったり、自己弁護であることが多い。
「私は悪くない、正しい対応をした」という趣旨のことが、手を替え品を替え表現されている。
ここでのポイントはただ一つ。
聞かれたことだけに答えるということではないでしょうか。
聞かれてもいないことに答えると、返って相手を苛立たせてしまう。