【日記】秋ってこんな感じだっけ
こんなに暖かくて「秋」と言えるのか。
最近の日記記事の書き出しが、気候のことになりがちなのは、人と話すときのコミュニケーションの取り方と似ているなあ。
「今日はいい天気ですね」
「午後から雨になるようですよ」
「え、そうなんですか──」
それでいうと、直接話すことも、こういうところで言葉を綴ることも、私にとってはコミュニケーションの一環に間違いはないのだろうな。
取り留めのない連想ゲームは、いつだって突然始まる。
私の脳内は、まあそんなふうに回っている。
いや、それにしても本当に暖かいな。
何なら来週はもっと暖かくなるらしい…。「秋」の様子がおかしい。やあね。
四季が綺麗に巡るのが、日本のいいところの一つだと思っているものだから、カレンダーと、自分の中にある気候の不一致に混乱する。
漠然とした不安に捕まる前に、これ以上、連想ゲームを続けるのはやめることとする。
今日は、足が三回も攣った。
起きてベッドを出るときに一回。
出先で、少し高い椅子から降りようと脚を伸ばしたときに一回。
自転車をこぐために、サドルに腰掛けて片足をペダルにかけ、こぎ出そうともう片方の足を伸ばしたときに一回。
寝起きはまだ許せるんですけどね、問題は出先で足が攣ったときなんですよね。
自転車を投げ出して、足を押さえてのたうち回る妄想をしながら、静かに痛みの嵐が去るのを待つという時間を、そこそこ人通りのある道の端で過ごすことになりまして。
ああ、このまま足が治らなければ、私の死因は「足攣り死」になるのだろうか…何やその死因…いやいや足が攣ったくらいでは死なんやろ…と、自分の中で世界一無駄な自問自答を繰り返して痛みに耐えたのでした。
いやあ真夏が過ぎたとはいえ、水分の摂取不足は本当に良くない!
ちゃんと飲まないとダメですね。自戒。
トイレ時間の確保を惜しんで、水分摂取を控える生活をしていた弊害が、今なお尾を引いているようで、反省しながら帰路に着いたのでございました。
それにしても、脱水回避のために己の体が発している警戒アラートだと思うと、興味深い。人体の不思議。
喉元過ぎれば熱さを忘れるとは、まさに。
いや、もうあんな痛いのは嫌だから気をつけます。
踏切を渡るとき、ベビーカーを押しているママや、杖をついているお年寄りがいると、何となくその後ろを歩きたくなる。
今日、出先(上記、足攣り事件の後のこと)から帰るとき、そういう癖のようなものがあることを不意に自覚した。
過去にも書いたっけな?つまらぬことはすぐに忘れて、何度も新発見の感動を味わえるのが私のおちゃめなところなんですけどね。
そうそう、踏切の渡り方の話。
いざというとき、一度渡りきってからわざわざ振り返ってフォローするのって、何となくわざとらしいじゃないですか。
気づけないこともあるだろうし、振り返って動き出すまでタイムラグも生まれるし。
その点、後ろからなら、もし渡っている途中でカンカン鳴り出したとして「あ、渡るついでにお手伝いしますよ」ぶりやすい気がするんだよね。
ただそれだけの理由で、あまり意識せずしれっとそういう選択を取れている自分が、結構好き。
…神様やっほー見てるー?ホラ、ここに善人がいますよー!こういうところが惜しいところ。
ああ今日の私の「無自覚な善意」が、いつか私の周りにいる「誰かを助ける善意」に繋がりますように。
それすなわち「情けは人のためならず」、ってこと!
そんな今日も、よく考えてよく言葉をこねました。
今夜は寝る前に、しっかり水分を摂ってから寝ることにしようね。
おしまい!