【日記】花火を眺めて思う、平凡な今日のこと
朝起きて、朝食を食べ、諸々することをして洗濯機を回す。
洗濯が終わったものを干すために、ベランダに向かいガラス扉を開ける。
一気に全身がむわっとした湿度のある、熱風に包まれる。
…こんな夏に誰がした?
何とも言えない気分になり、こんな湿度があっては洗濯物を蒸し焼きにするようなものだなと、部屋干しに切り替えた。
今年の夏は、生き物にとってなかなかハードな夏だなあ。
関西に住む家族と連絡を取っていて、淀川の花火大会のことを知る。
天神祭同様に、関西人の私にとっては馴染みの深いイベントだ。
そういえば、この花火大会に行くんですと、話しの流れで教えてくれた卒業生がいたなと思い出す。
楽しい時間を過ごせていたらいいな。
実際問題、若いときにしかできない花火大会の楽しみ方ってあると思う。
暑さの中、お互いはぐれないように気をつけつつ様子を伺って、花火を見てるのだか相手を見ているのだかわからなくなるような、あのえも言われぬ時間…。
何にも変え難い時間。尊すぎる…!
そんな頃に戻りたいとは、今やもう思わないのだけど、そんなときを過ごしている人たちには幸あれとめいっぱい祈りたくなる。
そんなあれやこれやに思いを馳せながら、ものすごく平和な気持ちで画面越しの花火を眺めた。
こういう、ささやかだけど揺るぎない幸せの時間は、万人に等しく与えられるべきだ…!
毎日毎日、スマホとiPadとを行き来しながら、思い浮かぶ言葉を束ねて形にしていく作業を繰り返している。
ときどき「あ!こんなキャラクターを描いてみたい!」と思いついて、キャラクター先行で話しのタネが芽吹くことがある。
その場合の大変なこと!
キャラのピースを1つ握りしめて、この子が上手く生きられる場所はないものかと、当てはめる先を右往左往して探す羽目になる。
世の中の作家さんは、こういうとき上手に対応してはるんやろなあ…と思いつつ、この翻弄されている間にまた別な話しのタネを掘り当てられることもあって、なかなか際限なく楽しんでいる。
この道の先は、まだまだ続く。楽しめる道なら、先は長い方がいい。
明日も私は、合間合間で見つけたタネにせっせと水をやる。
日々、ささやかな喜びに触れて、蒔いた種を陽に当てるような気持ちに、なる。
今日も大変よく楽しみました!
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