【日記】みかんゼリーを食べながら
今日も今日とて、ちまちま作業をする。
何だか起き上がるのに、いつもより何倍もパワーの要る日だったので、11時ごろまでベッドにいて、スマホのメモ帳で考えていた頃を書き散らかしていた。
そんな日もある。
どこででも思うときに思うように作業できるのは、私が仕事として取り組んでいることの、最大の利点かもしれないなどと、羽毛布団に埋まりながら思う。
あったかい布団の中でしか、書けない文章があるかもしれないし。
んー怠惰。
そんな日も、ある。
根っからの出不精なので、基本的にお家が一番生きやすい。
それでも、飽きっぽくて刺激を欲するワガママが暴れる。本当にややこしい人間だ。
とりあえず、ライブ会場で大きな音楽の渦にのまれてジャンプしたい。
あと海に行って波の音を聴きたいし、山に登って深呼吸したい気もする。星を眺めて泣きたい気もするし、草っぱらに寝転んで昼寝をしたい気もしてきた。
そんなわけで、ぼちぼちと外出の予定も入れている。
気まぐれな私は、それらを一体いくつ実行できるだろう、するのだろう。
今日一番、わくわくした瞬間は、新しいお米を米びつにそそいだ瞬間だった。
何で私はこの作業がこんなに好きなのだろう。
他に好きな似た作業に、「インスタントコーヒーを詰め替える瞬間」が挙げられる。
じわじわと入れ物の空間を、自分が何かそそぐことで埋めていく。それを見るのが楽しいようにも思う。
さらさらと落ちていく音もいい。
無心でそれを眺める。
そういう自分を自覚するとき、我に返るような感覚になる。
我ながら、まだまだ自分の中に言葉にしきれない「未知」があって興味深い。
そんなことを考えながら、みかんゼリーを食べている。
体調を崩したときに食べることが多いから、元気なときに食べるとしっくりこなくて変な気分になる…。
ときどき自分のことなのに、俯瞰で「自分」を観察して、高いところから操縦しているような感覚になることがある。
ああ人間を生きるって、面白い。
…どこまでこういう感覚を、他者と共有できるのだろう。笑
そんな取り留めのないことを考えていたら、ギリギリになってしまった駆け足の今日の日記。
これを閉じたら、何か音楽を聴きながら、ホットミルクだけ飲んで寝ようと思う。