【日記】暖房器具と仲良くできない人間
部屋の寒さに耐えかねて、暖房をつけると部屋の乾燥に負ける。
乾燥対策で加湿器をつけて、様子を見ているうちに太陽が出てきて、思ったより暖かくなって暖房を切る。
するとふと気がついた頃には、すっかり部屋が冷えていて…。
毎日そんなことの繰り返し。
昔から、どうにも暖房器具やその類のものと仲良くできないんだよなあ。
個人的には、暑いよりは絶対に寒いほうがまだ耐えられると信じているのだけれど、それにしても日中と、陽が落ちてからの温度差が激しくて困る。
自分という人間の、何と愚かでわがままなことか!
久しぶりに、視覚情報から活字を摂取したくなったので、人生の友人に借りていた本を読んだ。
瀬尾まいこ『夜明けのすべて』
パニック障害やらPMSやら、「普通に生きる」ということに躓く理由を抱えた人たちのお話だった。
ひどく漠然とした感覚ではあるのだけれど、この世はどんどん生きにくくなっているよなあ。そんなことを、読了後にしみじみ思う。
目や耳に勝手に飛び込んでくる、心に鋭い情報が多すぎる。
無理に知らなくていいことを、図らずも知ってしまったり、知る必要のあることが、多すぎる情報で流れていって拾えなかったり。
自分の思い描いていた未来って、こんな感じだったっけな。
そんな、途方もないことにまで思いを馳せる。
年内にもう少し本を読もうと思っていたけれど、ちょっと時間を作れそうにないな。
来年は、今年よりも読みたいし、できることなら読んだ本の記録をどこかしらにきちんと残して、一年で何冊くらい読めたか把握したいな。
読書のお供に、これまた久々にカルピスを飲む。
本を読むと心がざわつくのは、昔から変わらない。
そのざわつきを鎮めるように飲んだカルピスが、とても美味しかった。
学生時代、大学内にある小さな喫茶店で飲んだ「ホットカルピス」のことを思い出す。美味しかったな、あれ。近いうちに、買って作ってみようかな。
久々ついでに。
毎度お馴染み、作業用に流しているプレイリストに、不意に現れる懐かしい曲。
ONE OK ROCKの「The Beginning」
一時期、通勤時に爆音で聴いていた。
おかげでワンオクを聴くと、通勤中の記憶がやたらと思い出される。
最後のほう、折れそうになっていた心を何とか奮い立たせて、騙し騙し自分を運んでいた。そんな頃の少々苦い記憶。
歩いてきた道をみろ、痛みから逃げるな。このままじゃ終われない──。
ああ、本当に必死だったなあ、あの頃は。
今となっては、遠い過去。
もう「何がそんなにしんどかったんだろうね」なんて笑えるくらいに、嫌な記憶は霞んでいる。
冬はどうも、感傷的になるね。
そんな日もあります。
昨日、何だか嫌な夢を見て、真夜中に飛び起きたせいで、すでに少し眠い気がする。
あったかいお風呂に入って、早めに休むことにしようね。
おしまい。