【日記】何でもない日々が光る瞬間
今日も今日とて、ぼちぼちと作業をする。
寒くなると、寝ている間に肩が布団から出てしまうためか、やたらと肩が冷たくて首周りがこる。
おかげで起きる頃には、すっかりカチコチになっている気がするので、近日中に改善策を練りたいところ。
暑い暑いと文句を言っていたのに、いざ急に寒くなると、冬支度のペースが合わなくてわたわたしてしまうのよね。
膝にお気に入りのブランケットをかけて、そろそろホットカーペットを出したいなあなんて、ぼんやり思うこの時間が結構好き。
ベランダから射し込む光に、目を細めては、さて続きを…と深呼吸をする。
作業の背後には、いつものように自分が組んだBGMが薄く流れていて心地よい。今のBGMはAimerの「遥か」。
ああ私の日常の、何と平和なことか。
いつまでどう続くかはわからないけれど、私はこの日常を愛している。
作業の合間、思考の森から離れるためにときどきSNSをさまよう。
その際、Twitter(現X)にて「ほう!」と興味を持った投稿を見かけた。
南極観測船がオーストラリアに寄り、観測隊員を乗せてから南極へ向かうと言うもの。
普通に生きていたら、恐らく自分の人生に簡単に交わることのないだろう情報に、ふと触れられることが、こういうSNSのいいところの一つだと思う。
そうかあ、南極かあ。
…想像もつかないくらい寒いのだろうな、なんてものすごく平凡なことを思う。
今こうして部屋で文章を捏ねる人がいる一方で、南極に向けて移動している人もいる──。
こういう瞬間、私にとって何でもない日であったとしても、誰かにとっては特別な日なのだなと不意に実感する。
「今日」という何でもない日が、光って見える瞬間である。
月並みだけれど、人生の幅って本当に広い。
よくわからないのだけれど、今日は謎に「金曜日」な気がして過ごした日だった。
予定の確認をするためにカレンダーアプリをふと見て、今日が木曜日という事実に気づいて画面を二度見した。
別に何も変わっていないのに、一週間が一日伸びたような感覚。
損をしたのか、得をしたのか …何とも微妙なところ。
七日ある一週間を、何となく長いなと感じ出したのは、いったい幾つの頃だっただろう。社会人になってからかなあ…油断するとすぐに、そういう思考の連想ゲームが始まってしまう。
そのわりに、毎週日曜日が近づくたび「一週間ってなんて早いんだろう!」と、慌ててショートショートを書いている。
体感する時間の過ぎ方の、それぞれの日の差に翻弄されつつ、今日も今日とて私は光る瞬間を書き留めては纏めてを繰り返したのでした。
これもまた、別視点での人生の幅を感じる瞬間だったな。
何はともあれ、今日も私は「私の一日」をしっかり過ごせました。よし!
小さな独り言として。
昨日書いた記事が、思っていた以上に多くの人に届いていて、素直に嬉しく思う。
4000字以上なのに、みんな読んでくれたんだ…!
直接リプライや、引用などで感想をくれる方もいて、その反応に戸惑いつつもありがたく全部目を通している。
自分が発信したものが、他者に大きく響くという感動を目の当たりにできて、胸がいっぱいだ。
私はそれらを真っ直ぐに受け取って、記事に書いた彼ら(あえてこう書きます、検索ノイズになることを回避するため)を見習い、ひねくれることなく地に足をつけて、これからも努力を続けたいなと思えた。
書いてよかったな、書けてよかったな。
巡り巡る多くの縁に、心の底から感謝を。