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ついに黒電話の時代が終わった?!

北海道新聞が今月1日の夕刊から紙面上での「黒電話マーク」を廃止したとのツイートが話題になっています。

他の新聞社や通信社では既に使用していないところは少なくありませんが、あえて発表があると、あのダイヤル式の電話を見ていた世代にとっては寂しく感じてしまいます。が、携帯電話が主流で黒電話マークとは似ても似つかぬ形になってきているわけですから、納得の流れですね。

黒電話の元祖は昭和8年に登場した「3号自動式卓上電話機」というものだったそうで、プッシュホンタイプの電話機が広まるまでは、黒電話の形が継承された電話機が一般家庭にも普及していました。正確ではありませんが、昭和50年代までは一般家庭に普及していたと思われます。(四十路目前の私の家にもありました)

70代の方に聞くと、ダイヤル式の黒電話ですら新しかった、と言います。かつては通話するには交換手が仲介して取り次いでもらう仕組みでした。
たしかにその頃の映画などを見ると、「○○をお願い」と電話越しに交換手に取り次ぎを依頼するシーンがありますし、昭和30年代前半を舞台にしている「となりのトトロ」でも見ることができますね。

電話と共に重宝されていた電話帳の歴史は明治の頃(1890年)から始まったそうですが、2020年、NTT東日本、西日本は、個人と企業の電話帳「ハローページ」の発行を順次終了すると発表しました。そして、職業別電話帳「タウンページ」は発行を続けるものの需要は減っており、どんどん薄くなってきています。
広告掲載数も減少傾向で、最近届いたタウンページを開くと、広告スペースの空欄が目立ちます。空欄を埋めるためか、オリジナルキャラクターの「タウンページ君」がたくさん並んでいました。

*参考:電話帳発行状況/NTTタウンページ 
https://www.ntt-tp.co.jp/company/pr_num.html


黒電話マークを見てもピンとこない世代が増えた一方、平成の時代に大きな進化を遂げた携帯電話(スマートフォン)は、令和に入り更なる進化が期待されています。
いつかの未来に、スマホって何?と言われる気がしてなりません。。。

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