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ChatGPT+Googleスプレッドシート|API連携では「会話」ができない。その影響とは?

ChatGPT(GPT-4)にGoogleスプレッドシートのアドイン「GPT for Sheets and Docs」のことを聞いたら、期待する答えが返ってきた。 もう少し早く聞けば良かった〜!聞かない限りは答えてくれないけど、気を利かせてAIの方から教えてくれるようになったらちょっと怖いと思う私です。

さて本題。
ChatGPTを使っていると、チャットルーム内のやりとりを加味して「会話」が成り立ちます。

例えば、

① 私:「私はWebデザインにAIを活用したいと思っています。」
     この文章を英訳してください。
② GPT-4:
"I am thinking of utilizing AI in web design."
私:日本語に直訳するとなんと書いてありますか?
GPT-4:日本語に直訳すると、「私はウェブデザインでAIを活用したいと考えています。」と書いてあります。

という感じで、前に話した内容を踏まえた上での回答になり、会話になっています。(③の時点で、①や②の内容を分かっていないと通じません。)

実際のChatGPT画面

ところが、スプレッドシートでこの会話をしようとすると、③だけでは質問が成立しなくなってしまいます。(次の図はGoogleスプレッドシートのAPIでやってみた結果ですが、GTP-3.5だからか②の回答が若干違います)

Googleスプレッドシートの結果

そのため、セルごとにすべての条件を指示しないといけないわけです。

そこで気にしちゃうのがトークン量!(GPTに送受信する文字の”量”。厳密には文字”数”ではありません)
ChatGPTは無料で使えますが(ChatGPT Plusは有料です)、API連携はトークン量に応じて料金がかかります。APIでGPTに命令を投げかけるたびにトークンが発生し、課金されていくということです。

ということは、指示の仕方を節約したい。でも、セルごとに条件を指定しなきゃいけない。検証中にもどんどん課金されていく。。。という葛藤が始まります。トークン節約の記録については別のnoteに書くことにします。

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