【第1章】一緒に学ぼうドット絵勉強会
唐突ですが、ドット絵と聞いて何を連想しますか?
私が真っ先に思い浮かぶのはレトロゲームです。
主に昔のゲーム作品。ゲームソフト1本に詰め込める容量が極端に小さく、限られたデータサイズで如何にして表現するのかが求められた時代。
私が追い求めるものは、そういう過去の大いなる遺産であるドット絵と同じく、小さい容量や大きさにどれだけの表現をもたせることできるのかということです。
ここ近年(2020〜2023年)で流行っている、デジタル絵のピクセルを荒くして表現したような絵を私はドット絵とは呼んでいません。
ピクセルアート、デジタルアート、とでも言うのでしょうか。
最近ではピクセルアートのツールで、写真や画像を読み込んでドット化する方法とかがありますが、ドット絵でリアル描写を求めるならそれもう写真でいいじゃん、普通にデジタル描画ツールで絵を描けばいいじゃん、って思ってます。
例えばですよ
この梅干し御飯の写真
これを
こうやってドット化したところでただのピクセル数の少ない荒いモザイク写真ってことです。
ツールと時間をかければ誰でも出来ちゃう時点でそれは創作というより加工です。
これに近い手法で、デジタル絵のピクセルを荒くして取り込んで、色数を調整することでドット絵を描くような手法がありますが、私が目指すのはそこじゃないです。むしろそれならツール使いこなせれば誰だって出来ます。
誰かの描いた絵やいろんな写真を切り抜いてそのまま貼った物を作った人を"アーティスト"と呼ぶのはちょっと違う気が私はするので。
加工職人。そう呼ぶことにします。
さて、長い前置きはこの辺にして
早速ドット絵の描き方を紹介していきたいと思います。
まずは簡単な丸の描き方。その表現方法についてから。
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