赤裸々リゾートライフ⑧休日
今回は、リゾートライフのリアルなオフ事情を紹介します。
基本的にリゾート勤務は、週1のお休みです。
休日の規定
Front of houseと呼ばれるゲストオペレーションに関わる部署(フロント、料飲、ハウスキーピングなど)に関しては特に固定休はなく、レギュラーオフと呼ばれる日をオペレーションに支障がないようにチーム内で決めていきます。
ただ、残念ながらそのレギュラーオフ通りに休みが取れることはほぼ無く、ペンディング・オフが溜まる一方。
一方、Heart of houseと呼ばれるゲストに直接接しない部署(ファイナンス、人事、購買など)に関しては、金曜日が固定休です。
モルディブは100%イスラム教の国なので、ムスリムのお休みに従って動いています。
モルディブの基本情報については、また別途記事にしますね。
休日の過ごし方
では、その週1のその貴重なお休みの日をどう過ごすの?という疑問にお答えします。
実はモルディブ内でも、どこのリゾートで働いているかによって大きく左右されます。
いわゆるマーレと呼ばれる首都に近いリゾートで働いているか、はたまた遠いリゾートで働いているか。
「近い・遠い」の基準がなかなか分かりづらいと思いますが、
「近い」スピードボートで行き来できる範囲か「遠い」水上飛行機もしくは国内線で飛ばなきゃいけないかどうかです。
そして、コロナの前後によっても規定は大きく異なります。
Kurumba Maldives(コロナ前)
コロナ前は、スタッフフェリーが一日4便出ていて、好きなタイミングに人事部で管理しているフェリー予約表に名前を書けばいつでも自由に行き来が可能でした。
実は、ここのリゾートが一番首都の島から近いリゾートということもあり、首都に家族がいて毎晩家族と過ごして朝のフェリーで帰って来るという上級者。
ただ、私はあまり首都の島が得意ではないので、リゾート内で過ごすことが多かったです。
首都の島マーレが得意でない理由は、とにかく人・バイク・車でごった返しており、正直心地のいい空間ではありません。また、カフェやレストランで友人と会ったりする分にはいいんですが、フェリーの時間が限られているので、友人との時間とフェリーの時間を無駄に持て余したりすることも。そのため、銀行や郵便局など必要に駆られて出向くことはありましたが、用もなくただただ行くことはまずありませんでした。
そのため、私の休日は…
Kurumba Maldives(コロナ後)
他のリゾート・島との接触を一切絶つため、残念ながらフェリーの運航はゼロになり、バケーションと呼ばれる長い休みでない限り、リゾートから自由に出ることができなくなりました。
2021年12月時点で、いくつかのリゾートはマーレへの入島が自由にできるようですが、私たちのリゾートは厳しい監視下の元、フェリー再開の見込みはありません。
私みたいに、海を存分に楽しむスタッフなら問題ないんでしょうが、かなり多くのスタッフは「マーレに行きたい」と嘆いています。自由に行き来が出来ないことがストレスで辞めていく人もいる程です。
Six Senses Laamu(コロナ前)
ここのリゾートには、コロナ前しかいなかったため、晴れの日バージョンと同じです。
首都マーレに行くのなんて、海外旅行に行く感覚くらい遠かったので、基本的にリゾート付近のローカル・アイランド(現地人が住んでいる島)にお買い物に行ったりするのが唯一の贅沢でした。
お買い物と言っても、シャンプーとかちょっとしたお菓子とか程度ですが。
リゾートを出る=リフレッシュになるので、たまに他のスタッフに誘われて行ったりしていました。
One & Only Reethi Rah(コロナ前)
ここのリゾートにも、コロナ前しかいなかったため、現在の状況は分かりませんが、1日2便マーレまでのスタッフ・フェリーが出ていました。サインアップをすれば、自由に行き来ができていました。
ただ、ここのリゾートはとにかく豪勢でスタッフエリアも充実していたため、スタッフ・カフェやスタッフ・バーで過ごしたりすることも多くありました。
今考えれば、群を抜いてここのリゾートの施設は充実していましたね。
スタッフビーチもきちんと別途用意されていて、全くゲストの目を気にすることなくサンベッドでお昼寝も日常的に。
コロナ前・コロナ後での大きな違いは、首都マーレや他のリゾート・島への行き来の制限があるかないかどうかということです。
そして、一番初めにも記した通り、リゾートがどこに位置しているかによって休日の過ごし方も大きく異なって来ます。
旅行でモルディブに来る方には何も関係ないですが、働きに来たい方は参考にしてください。