よけいなひと言を好かれるセリフに変える「言いかえ図鑑」
あなたは、「悪気はなかったのに、ちょっとした一言で相手を不機嫌にさせてしまった」
こんな経験ありませんか?
また、「ご機嫌をうかがっただけなのに、逆にイラっとさせた」「良かれと思って言ったのに、傷つけてしまった」
そんな経験ありませんか?
そんな「よけいなひと言」を「好かれるセリフ」に言いかえることができればコミュニケーションがうまくいくと思いませんか?
ということで、この本を今回紹介したいと思います。
この本では、「よけいなひと言」をこういう言いかえをすれば、コミュニケーションがうまくいって好かれるようになるよ、という内容の本になります。
言いかえの例が141個あり、その中でも「これ良いぞ!」「個人的に、この一言いいがちだから、意識しておこう」と思った例を 個紹介したいと思います。
①「疲れてる?」
久しぶりにあった人に「あれ?なんか疲れてない?」と言われるとなんだか、「実は疲れてるのかな?」と思ったりし、気持ちがマイナス方向へ引っ張られてしまいますよね。
そんな時のいいかえは「元気だった?」
これだけでいいんです!
多少元気なくても、明るく「元気だった?」と聞かれると、なんとなく気持ちも明るくなりませんか?
「疲れてる?」→「元気だった?」
②「仕事はうまくいってるの?」
「はい」か「いいえ」の答えを促すクローズドクエスチョン(閉ざされた質問)は、相手を問い詰め、気まずい雰囲気になるといいます。
もし、仕事がうまくいってると自慢するのは気が引けるし、うまくいってない場合は答えたくないことが多いので、どちらにしても返答に困ってしまいます。
そんなときの言いかえは「最近どう?」です。
これだとニュアンスもやわらかく、オープンクエスチョン(開かれた質問)なので、相手は自分が話したいことを選択して話すことができます。
「仕事はうまくいってるの?」→「最近どう?」
③「私のこと、覚えていますか?」
これと似たようなことが最近あって、誰かわからない番号から電話で、「久しぶり!誰かわかる?」と言われたんですよ。
声だけで誰か判断しないといけなくて、頭フル回転で、もうめちゃくちゃ恐怖でしたよ(笑)
結局その電話、前職の先輩からの電話で、冗談で言っていたのでよかったのですが、久しぶりに会ったあまり関係性が無い人を「覚えていますか?」と試すような言い方は避けましょう。
そんな時のいいかえは「あのときお会いした○○です」
自分から名乗るようにしましょう。
いつ会ったかも付け加えると相手が困ることはないでしょう。
「私のこと、覚えていますか?」→「あのときお会いした○○です」
④「連絡がなかったから心配していた」
久しぶりに会った人に、「ずいぶん連絡ないから、心配していたよ」と言われると、受け取り側は「こちらから連絡しなくて申し訳ない」という気持ちになってしまいます。
そんな時のいいかえは「久しぶりに連絡もらえて嬉しい」です。
全然受け取り方が変わりますよね。よけいな気遣いは抜きにして、「連絡くれて嬉しかった!ありがとう!」と喜びや感謝の気持ちをストレートに伝えるようにしましょう。
「連絡がなかったから心配していた」→「久しぶりに連絡もらえて嬉しい」
⑤「今日はかわいいですね」
「今日は」と言ってしまうと、「いつもは違うけど、今日だけはかわいいんだ」と思われてしまいます。
さらに「かわいい」は相手との関係性によっては、上から目線だと思われてしまうこともあります。上下関係がはっきりしていたり、親しい間柄でなければこう言いかえましょう。
「今日も素敵ですね」
これなら相手にネガティブな感情を与えることなく、喜ばせることができるでしょう。
⑥「やればできるじゃないか」
追い込まれたときや、意外なところで力を発揮する部下に対して、ほめるつもりで「やればできるじゃないか」など言う人がいると思います。
これだと「普段はそうでもないのに、切羽詰まるとやることはやるんだ。だったら、いつも本気出してよ。」などネガティブにとらえ、過小評価されていると落ち込む原因になったりします。
そんなときは「土壇場に強いね。おかげで助かったよ」と言いかえましょう。
褒めたいことだけをシンプルに伝える。そして、自分の感謝の気持ちもストレートに言う。そうすれば、「そんなつもりじゃなかった」となど思うことは防げるでしょう。
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