ピンチでこそ光る包容力:穏やかなパートナーの良いところ
先日、ピンチこそ子供を育てるチャンス。
という記事を書いたばかりで、
ピンチ到来の我が家です。
日曜日に県外の遊園地に行きました。帰り際、子供だけでアトラクションに乗る際、水筒を失くしてしまったようなのです。
気づいたときはもう帰宅した後。
水筒、といっても小さい冬用のセカンドボトルで、2000円弱で買ったもの。
遊園地に問い合わせても、取りに戻れる距離ではありませんし、取りに戻るほうがお金がかかります。確認して送ってもらうにしても、対応してもらう手間やこちらが支払う送料と水筒の価値を考えれば、もう諦めるしかありません。
ピンチどころか、もう何も対策のしようもありません。
視線を合わせ、脱力する私達夫婦。
最近も次男がモールでリュックを失くし、インフォメーションまで捜索に行ったばかり。もらったばかりのおもちゃをよくどこかに置いてくることも多々あります。
私はまったく学習しない次男にフツフツと怒りが湧いてきました。
そのとき旦那様が一言。
「まあ、そこまで高価なものじゃなくて良かったよ」
既に落ち込んでいる我が子を前に、旦那様は怒らないのです。
凄い。一瞬で子供の心を包み込みました。ふっと子供の緊張が緩んだのです。本当にこういうところは尊敬の一言です。
だからといってそのままで良いわけがないので、
・とにかく、持ち物をどこかに置かない。
・服を脱ぎたいときは、
荷物を家族にもってもらう。
と、よく言い聞かせて約束をさせることに。
少しは失くしものがなくなると良いな・・・。
良くも悪くも、子育ては人の本性が見えるような気がします。
確かに、あまり「凄い」と言われるような特技もない旦那様ですが、だからこそ子供にも完璧を求めず、寛大な心で赦すことで子供にも自己肯定感向上など良い影響を与えています。
この優しさと包容力に私は何度も救われました。
今回も、子どもの心境を慮るだけではなく、私の怒りも「あまり高価なものじゃない」という事実を淡々と提示して、ふっと消してくれたののです。
喋らないし受け身だし、静かな人。
でも、知り合った当初から、この人といると安心できると感じていました。優しさと包容力がこの安心感を生み出していたのです。
履歴書に書けるものではないですし、他人にわかりやすい長所ではありません。
地図が読めないとか、要領が良くないとか、ダメダメなところもたくさんあります。
ですが、このようにものすごく尊敬できるところもある。
控えめで、優しくて、穏やかで。
陰キャで内向的な旦那様だけど、
寛大さと包容力が凄い。
改めて、旦那様の良いところを実感した子育てピンチ。
あまりピンチはいりませんが、こういうところを見ると、この人と子育てできて本当に良かったと、つくづく思うのです。
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