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天皇皇后両陛下インドネシア訪問〜私のジャカルタ散策〜

ここ2ヶ月ほど、日本とインドネシアの外交、親善がクローズアップされているなと感じます。

1つ目が、G7広島サミットにパートナー国としてインドネシアのジョコ大統領夫妻が来日されたこと。

2つ目が、天皇皇后両陛下が即位後初の国際親善としてインドネシアを訪問されていること。

インドネシアには合わせて1年くらいいますが、普段はカリマンタン住み、ジャカルタは2、3日しかいたことがなく、「人の数、交通量が半端じゃない、ビルが異様に高く感じる」という印象が強いです。超おのぼりさんです。

今回ちょうどジャカルタに滞在する機会があり、両陛下がどんなところへ訪問されたのかチェック、また、自分の足で歩いたジャカルタや周辺地域の様子をお伝えします。

日程表

日程表 [日本経済新聞]

ご滞在ホテル

「ホテル・インドネシア・ケンピンスキー・ジャカルタ」

ジャカルタ市内で恐らく1番大きいラウンドアバウトのところにあるホテルです。すぐ後ろにGrand Indonesiaという大きいモールがあり、車もバイクも人も行き交っています。

ご訪問先〜地図で見てみる〜

ジャワ島 [Google map]
ジャカルタとボゴール [Google map]
ジョグジャカルタ [Google map]

ジャカルタ Jakarta
①都市高速鉄道車両基地「Depo MRT Lebak Bulus」
②プルイット排水機場「Rumah Pompa Waduk Pluit」
③カリバタ英雄基地「Taman Makam Pahlawan Nasional Utama Kalibata」
④現地の大学ーダルマ・プルサダ大学「Universitas Darma Persada」
※ 職業専門高校が調べきれず

天皇陛下車両基地ご視察 [mrtjkt]

ボゴール Bogor
⑤ボゴール宮殿「Istana Bogor」
⑥ボゴール植物園「Kebun Raya Bogor」

植物園に向かう両陛下とジョコ大統領夫妻 [朝日新聞デジタル]

ジョグジャカルタ Yogyakarta
⑦クラトン宮殿「Kraton Ngayogyakarta Hadiningrat」
⑧ボロブドゥール「Candi Borobudur」

ジョグジャカルタはまだ行ったことのない都市で、ボロブドゥールを見に、古都を感じにいつかいきたいと思っています。
ジャカルタからは空路だと1時間ちょっと、電車だと8時間ほどかかります。

両陛下の日程を見てますと、ジャカルタ市内とその近郊では南北あちこちご移動、天皇陛下はジョグジャまで空路の移動、そこに暑さや雨のことを踏まえると、かなり体力にくるのではと思います。

日本に帰ったらゆっくりしていただきたいですね。

ボゴール植物園行ってみました

概要

名前|Kebun Raya Bogor
アクセス|ジャカルタ市内から電車で最寄りボゴール駅まで約1時間+タクシーで10分弱 / 徒歩20分
歴史|元々はオランダ領東インド総督の住まいであったボゴール宮殿の庭園だった。1817年、アムステルダム在住ドイツ人のラインヴァルトが、農業と園芸のプロモーションを目的に植物園として開園。日本がジャワ島を占領下とした際には、日本人の中井猛之進が園長(1943-1945年)として携わっている。東南アジアで最も古く、最大規模、約15,000種の植栽が管理されている。
敷地|約87ha(東京ドーム約17個分)

様子

ボゴール植物園地図

入口から少し歩いて、広すぎて歩けないとすぐギブアップ。
10人乗りくらいのオープンシャトルカートに乗って20分ほど回遊しました。
他の移動手段として、電動スクーターや電動バイク、自転車が貸りられるようです。

案内がインドネシア語でところどころしかわかりませんでしたが、メキシコエリア、水辺のエリア、アフリカエリアなど区分けがされているようです。園の管理・運営を行う国立研究革新庁(BRIN)の蘭の管理施設があったり、川が流れていたり、林冠がカートから見えないほど巨大な木なども所々に生えていました。

メキシコエリア サボテンやテキーラの原料となるアガベのようなリュウゼツラン類がたくさん
左:メランティの木「Shorea leprosula Miq.」右隣:アララトゥの木「Ficus albipila」
1866年に並んで植えられた 'Couple Tree'と呼ばれている
蘭のコレクション [Kebun Raya Bogor BRIN]
見たかったな〜

自分がもしボゴールに住んでいたら、毎週末と言ってもいいくらい、のんびりしに来たい!と思いました。ランニングやスポーツをしにくるのもいいですね。植物の背が高く影が多いので涼しく、過ごしやすかったです。

私が行ったのは平日でしたが、観光客と思われる小グループに加えて、学生や幼稚園児とお母さんグループなど大人数の団体も多く、ピクニックにきているようで賑わっていました。

池を前に木の麓でおしゃべり
サッカーで遊んでいたこどもたち 裸足で駆け回っていて楽しそう

一人で来てもいいし、家族や友達と来てもいい、自然の多い良い空間でした。

天候が怪しくなってきて1時間半くらいで切り上げ、その後近くの通りをうろうろ、アンコット(angkot)と呼ばれる乗り合いバンタクシーに乗ってボゴール駅まで戻りました。

アンコット めっちゃガタガタ揺れてました

ジャカルタ市内ローカルエリア散策フォト

ブロックMとその周辺「Blok M」「M Bloc Space」「Taman Literasi」

Blok M「Blok M Square」という市場や飲食店が集まる一角
フードマーケットが行われていました
席が埋まっていて断念 近くの居酒屋にいきました
「M Bloc Space」若者の溜まり場って感じ
「Taman Literasi」Blok MとM Bloc Spaceの間にあった小さな公園
円形2階が歩けるスペース、1階にカフェなどがある
ライトアップされていい雰囲気

サンタ市場「pasar Santa」

現地の人がくるローカルな雰囲気
日用品や食品など、ここで1度で買い物できちゃいそう
物が所狭し並んでましたが、きれいな印象(※カリマンタンの普段の市場と比べると)
フライドチキン+テンペ、揚げナスをお昼に
アヤムペニェット(ayam penyet)という東ジャワ料理だそう

両陛下訪問と散策から感じたこと

タクシーの人やお店の人:どこから来たの?
私:日本だよ
というと、ほぼみんな、いいところだよね!と第一声、言ってくれます。前の世代の人が日本でインドネシアで頑張ってくれたおかげだといつも感じます。

ハード面でもソフト面でも、日本のモノがインドネシアに浸透していると感じます。

Lawsonのおでんまで

一方で日本はインドネシアのことを知っているかというと、学生時代に歴史で触れるか、観光としてバリの存在を知っているか、というような感じでしょうか。はじめは、私はそのような状態でした。

今回天皇皇后両陛下が訪問したことで、注目度が上がったのではと思います。

実際自分の足でローカルなところを歩いたり、移動中の車から街の風景を見ると、まだまだ生活・衛生等、改善しないといけないところもあります。インドネシアの人口は日本の約2倍、平均年齢が30歳ほどと若く、これからもっと経済が伸びる国だろうと思います。これからも、経済・技術面でも文化面でも交流が続くように何か自分もできたらなと考えるジャカルタ滞在でした。

参照

インドネシアご訪問に際し

日程情報『日本経済新聞「天皇陛下、なぜインドネシアに 即位後初の外国親善訪問」

ホテル情報『両陛下、インドネシア到着 国賓招待、19日に歓迎行事

ご訪問先情報
MRT Jakarta Instagram
天皇陛下、水関連施設視察=鉄道車両基地も―ジャカルタ
プルイット排水機場緊急改修計画
【写真まとめ】天皇、皇后両陛下、インドネシア大統領運転のカートに
天皇、皇后両陛下、インドネシアの若者らとご交流

ボゴール植物園
Wikipedia
Ensiklopedia Dunia Kebun Raya Bogor 
Kebun Raya Bogor Tanaman Detail

見出し画像:photo AC「写真素材:インドネシア・ジャカルタ モナス(独立記念塔)展望台からのジャカルタ市街中心部




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